気ままな一日目

  • 拍手レス(今回も長いよ☆)

    現在,月に一回程度の頻度で続けている趣味があるのですが,
    今日がその日でした.
    いやはや,どんなことも長くは続けられない性分の私ですが,
    これだけは未だに続いております.
    不思議なもんですね.
    そういう点からいえば,このサイトも更新頻度はさほど高くないですが,
    細々と続いているものの一つですね.
    基本的に,熱しにくく冷めやすいので,本当,この二つのことは
    不思議なくらい続いています.
    無理のない程度にする,これが大原則.
    それでは拍手レス!

    ■10/20 「しばらく忙しくて~」の方
    ⇒コメントありがとうございます!
     お返事が遅くなりまして,すみません.
     はい,細やかながらページを設けさせてもらいました.
     ちらちらとこれまで書いたものを振り返りながら時系列順に並べていきましたが,
     もう逃げ出したいくらいの誤字脱字の嵐,語彙も少なければ,
     文章も間違いだらけでもう…穴があったら入りたい!
     舐めるように読まれた日には,恥ずかしくて穴から出てこれませんよ,私は!
     しかしまあ,気付けば随分な数を話を書いたものです.
     旧サイトのものと合わせると,100は超えてます.
     雑文のような取るに足らないブツまで加えると,一体何本になるのか….
     それから「真実」へのご感想もありがとうございます!
     どうすればアスランは両親に会いに行けるのか,
     その答えを見つけるまでに結構な時間がかかってしまいました.
     アスランは,確かに両親を愛していました.
     しかしそれと同時に,彼の中には,両親を守れなかったという罪悪感,
     そして自分を置いていった二人に対する怒り,
     見捨てられたのだという悲哀も存在していたのではないでしょうか.
     それらがない交ぜになり(加えて,二人に対する世情の思惑もあり),
     アスランは両親へのなけなしの救済策として,両親に会わない選択をしていたわけです.
     今回エザリア様に登場いただいたのは,アスランが知らない,正しく理解していなかった,
     両親の姿を本人に伝えてもらうためです.
     自分の能力や容姿の如何によってではなく,ただ生まれたというだけで喜んでくれた二人を知り,
     自分が生まれてから今までの家族の有りようを振り返り,
     全てを繋ぎ合わせることで,アスランはやっと,二人の息子として,両親を愛していたことを思い出すのだと思います.
     だから,周囲が期待するような態度をとり続けることで両親を守るのではなく,
     二人の息子として,ごく個人的な感情の元,両親のもとに赴くことを決めたのではないかと思います.
     自分のこれまでの決意の経緯を知っている唯一の人,イザークにも,それを見ていてほしかったのかな.
     それか,アスランのこの行動は,もしかしたらイザーク自身の,
     生まれてからこれまでの時間を繋ぎ合わせるためのものでもあったのかもしれませんね.
     イザークが自分の父親のことを知ろうとしたことと,アスランが両親の元へ行こうとしたことは,
     何だか不思議と符合している気がするのです. 
     (正直,自分でもなぜこの話でイザークの父親に関する描写を入れたのか分からないんですよね)
     並木道を歩くアスランの描写には,心理学的な象徴をいろいろと盛り込んでいたりします.
     自分の意志でこれからの自分の行動を決定した,その清々しくも緊張した心性を表すのと同時に,
     彼の生まれてからこれまでの人生を象徴するものであってほしいと思って書いてみました.
     ですので,美しいというお言葉をいただけて,本当に嬉しいです.
     さて,またまたお返事が長くなってしまってすみません.
     私の中のイザアスは,この話を以て一応は一区切りかな,と思います.
     これより後が,また様々な困難?悲劇?が待ってたりするのですが,
     それはまた別の話で,ということで.
     それでは,拍手ありがとうございました!
  • 拍手レス&お知らせ

    ケイティ・ペリーの「Dark Horse」とエリー・ゴールディングの「Burn」をひたすら聴いてます.
    全然毛色の違う曲ですが,どちらも素敵だ!!
    それでは,拍手レス!

    ■10/13 ぴ様
    ⇒こんばんは☆
     ぴ様宅は大丈夫でしたか!?こちらは何事もなく過ごせました.
     運のいいことに,台風の日は仕事も何もなかったので,暴風の音を聞きながらまったりしておりました.
     ちまちまと更新は続いております.
     雑話については,実は20本くらい取るに足らない話はストックしてあったりします.
     そろそろ雑話の中にも,薄暗い話が増えてきたな~と,自分で書いておきながらしみじみと感じております.
     基本的にはシリアス,というかどことなく辛い話が書いてて楽しいもので…そういうものが着実にストックに増えつつあります.
     これからも雑話はチビチビ更新されていくかと思います.
     ユニウスセブンが地球に落とされた時には,アスランにはまだ一応沈痛な表情が現われていたと思うんですよね.
     その時点からすでに反応としては薄かったとは思うのですが,ディセンベルが崩壊したときほど酷くはなかったと思うんですよね.
     傍にそれを分かってくれる人って,確かにいなかったですね.
     キラはそもプラント出身ではないし,メイリンは悲しみを表す相手としてよりアスランが守らなければいけない相手ですし,ラクスはプラントを故郷と見なすよりも,そんなものに縛られることはないくらい神格化してしまってますし….
     アスランは第3勢力に身を寄せてもどことなく身の置き場はなかったとは思います.
     周囲が受け入れてくれなかった,ということだけでなく,アスラン自身も全てを預ける気はなかったのかもしれませんね.
     それは単に第3勢力の思想に対する疑念だけではなくて,アスラン自身の(プラントに対する?仲間や両親に対する?あるいは第3勢力に対する?)罪悪感や恐怖があったからかもしれません.
     いずれにしても,常に緊張感を強いられることには違いないので,泣くに泣けないですよね.
     泣いても誰に受け入れてもらえばいいのか分からないし,見せることもできないし,時間もないし.
     アスランのような子は,一人で悲しむことはできても,一人で泣くことはできないでしょうし,泣くことだって自分に許しそうにないですよね.
     同じくプラント出身の,アスランの損な性分やこれまでのイキサツを知っているイザークやディアッカであったなら,アスランの気持ちを聞いてくれただろうに,とは思います.
     イザークなら,ずかずかと入ってきて,づけづけと言って(「おら泣け」くらいはいきなり言ってきそう),泣いてもちゃんとそこにいてくれそうだし,ディアッカは不要に近付いたり,言葉を発することはないけど,それとない距離で聞いていてくれそう.
     アスランには,もう少し人間っぽくなってほしいです.
     それが難しくなってしまう程度には,彼の境遇は惨い有様ですし….
     イザークやディアッカがいれば,アスランは少しは人間っぽく振る舞えるんでしょうね.
     だからこそ,アスランは逃げたくもなるのでしょうが…自分への幸福恐怖症とでも言いましょうか.
     捕まえておけよ,イザーク!ということで.
     日に日に寒さが募りますが,どうかぴ様もお体にお気を付けください.
     …にしても,ここ最近の気温の急降下は酷い!
     10月にして凍死しそうですよ!!
     それでは,拍手ありがとうございました☆

    お知らせです!
    まず,つい最近更新をしたわけですが,改めてNovelのページを見ると,
    随分な量を書いたものだと今さら実感しました.
    時系列もバラバラで置いてるわけですが,
    私自身がどこの話がどこの時点で起こったんだかあんまり分からなくなってるので,
    Novelページ上部に“Time Series”の項目をこっそりと追加してみました.
    ほとんど自分用に用意しただけのような感じなので,全然ページとしては整っていないんですが,
    時間の流れに沿ってご覧になりたい方はそちらを参照してみてください.
    整合性がおかしいところがあればお教えくださるとありがたいです.
    それくらいには整っていないという,惨状;
    もう一点,急ですが,「空」を下げようかと思います.
    縦断的に特定の日を固定してしまうと,いろいろと厄介なことに今頃気付いたので….
    「空」の中で取り出しておきたい部分を雑話集に加えようかと考え中です.
    一応,今週中にはできたら,いい,な…(自信無)
    以上2点,お知らせでした!
  • 音楽談話(今回も長いよ☆)

    もー,ぐんぐん寒くなってくるもんですから,
    私の気分もぐんぐんウナギ下がりですよ.
    寒い季節が来ちまう….

    さて,題名通り,今回も音楽を紹介するわけですが!
    たぶん今回ご紹介するのは,まだまだ無名の歌手だと思います.
    Sami Tという女性歌手です(日本でも同名の男性歌手がいますが,そちらはレゲエなので全く無関係です)
    初めて聴いたときには,「あ~,ハマりはしないかな」とか思ってたんですが,
    数回聴いてたら気付けばクセになってました.
    洋楽なので,英語の歌詞は検索すれば引っかかったんですが,
    和訳の方は見つかりませんでした.
    というわけで適当に歌詞を和訳してみましたんで,載っけてみようかなと思ったわけです.
    今のところ彼女のオリジナル曲は2曲しかないんですが,曲調としては「Paradise lost」,歌詞の中身としては「Radiate」が個人的には好みです.
    和訳ミスはご愛嬌ってことで,では,まずは「Radiate」.


    Inertia dove in
    気だるげに飛び込んだ
    Like I was an open sea
    まるで私は大海原の一部であったかのように
    No room to breathe
    呼吸する余地もない
    Shadows swallowed me
    暗闇は私を呑みこんだ

    But the taste of colour on your lips
    けれど あなたの唇の色 その感触
    A sense of hallelujah
    それは祝福
    You poured the sun into the river Styx
    あなたは太陽にステュクス川の水を注ぎこんだ
    Till the dark left us alone
    闇が二人だけを取り残すまで
    And the dark left us alone
    だから闇は二人だけを残したの

    Breaking into the light
    光に踏み込むのよ
    We radiate
    私たちは光を放つの
    My eyes alive to see
    私の目は 理解するためにある
    Incite the scenery
    美しい景色を導くためにある
    Breaking into the light
    光に飛び込むのよ
    We radiate
    私たちは光を放つの
    I feel your soul kiss
    あなたからのキスを感じる
    Conceive your faith in me
    私への信念が伝わってくる

    You took me up
    あなたは私を連れて行ってくれる
    To where the stars ignite us
    星々が 私たちに火をつけてくれる場所へ
    We saw the world
    私たちには世界が見える
    As though it was smothered by the night
    まるで世界は夜に覆い隠されているかのよう

    Let the light
    Let the light burn
    光を 光を 燃やして


    もう途中からよこしまな気持ちで和訳をしているのが何かありありと見て取れるのですが….
    楽しかったです.
    いきなり最初から「ん?」と思わんでもない訳ですが!
    ハレルヤやステュクス川のくだりから,すでに宗教・神話的で,恋愛系の歌詞ではないことは明らかですが,
    無理やりそういう内容は取っ払ってしまってます.
    だって,歌詞が非常においしいので!
    “hallelujah”は文字通りハレルーヤ!ですよね.
    それからステュクス川はギリシャ神話に登場する川の名前で,日本語で言うところの三途の川のことです.
    が,我々が認識する三途の川と,ステュクス川はきっと似て非なるものなんだと思います.
    ちょっと調べてみると,ステュクス川の水には神さえも支配する特別な力があるんだとかで,
    猛毒という説もあれば,逆に不死の水という説もあるのだそうです.
    だから太陽に流れ込んだのがいったいどういう水であったのか(死をもたらす水なのか,不死をもたらす水なのか),本当は分かったもんじゃないんですよね.
    というわけで,原文ままに訳してみたわけです.
    それからもう一つ,“Soul kiss”という言葉がありますが,これは日本語で言うところのディープキスですね.
    ディープキスのことを,向こうではSoul kissと言うんですって!なんかいいな.
    なんかね,もう…私的にいい感じに萌えを刺激される歌詞でしてね.
    どういう刺激を受けているかはね,もうね,言わなくてもお察しいただけるとは思いますので,深くは言いませんがね,ええ….
    あなたは太陽の中に,死とも不死とも知れない水を流し込んだとか,
    それは暗闇が二人だけを取り残すまで続いたんだとか,
    でもあなたは私を、火を灯す場所まで連れて行ったんだとか,
    世界中が夜に覆われたようになっている中、私たちは光を放っているんだとか.
    うん,いいね.
    しかし何だか、どうも二人ともが光になって燃え尽きそうな,
    そういう,どうにも客観的には悲劇的な(あなたと私にとってはそれでもきっと最高に幸せなのだろう)終末が見える気がするんですよね.
    Break intoにしても,Radiateにしても,Let the light burnにしても,
    今ここに挙げているような生易しい意味ではなくて,もっと激しい情緒を意味する言葉だと思うので.



    んでは,次に「Paradise lost」.

    In your shadow I feel pity
    あなたの暗闇の中で、
    For your lost soul
    私はあなたの失われた魂を不憫に思ってる。
    Your lost soul
    なくしてしまった魂を。
    No reflection, no redemption
    思想もなく、救済もない。
    We've lost our control
    私たちは制御を失っている。

    Snaky eyes, suit n' ties
    本当に最悪よ、スーツとネクタイを纏って
    I am vilified
    私を馬鹿にしてる。
    Praying lies, jumping fires
    嘘を願ったり、苦難に飛び込んだり、
    Got me petrified
    私は呆然としちゃう。
    Nine circles to conspire
    地獄の9つの階層たち、
    They will never tempt me
    それは私を決して誘い込んだりしない。
    They will never tempt me
    それは私を決して誘い込んだりしない。

    I rise up quench the flames
    私は火を消そうと躍起になっている。(感情を鎮めようとしている)
    In your fire, in your fire
    あなたの炎(激情)の中で、あなたの炎(激情)の中で。
    There's no strength in these chains
    この鎖はちっとも強くないから、
    You failed to shackle me
    私を縛ることはできなかった。
    You're a fallen soul
    あなたは落ちた魂。
    You keep trying to pull me in
    あなたは私を引き込み続けようとしている。
    Won't follow in your way
    私はあなたのことを追いかけたりしない。
    I'm not lost in your paradise
    私は我を忘れてなんかいない。あなたのくれる幸福になんか。

    All I see is your darkness
    私に見えたのは、あなたの暗闇。
    And your lonely apathy
    そして、あなたの無感情の、その空しさも。
    You're faded like a pharaoh
    あなたはエジプトの王のように、褪せていく。
    I seer through the fantasy
    私は夢物語を透かして見てる。

    Consume the silk road
    シルクロードを焼き尽くして、
    Prism eye overload
    プリズム状の虹彩には負荷が強すぎて、
    Curses of purse strings
    お金のことで罵り合って、
    Gaga with the bling bling
    派手な宝石に夢中になって、
    Feel like you're so tall
    あなたはとても立派に見えて、
    Baby feel the fall
    落ちちゃいそうよ。(ねえ、まるで堕天よ。)
    Feel the fall
    散り散りになっちゃいそうよ。(まるで堕天よ。)


    はい,まず題名ですが,“Paradise lost”とは“失楽園”のことですね.
    失楽園と言えば,日本では故渡辺淳一氏の小説が有名すぎて,ともすれば官能的な印象すら与えてしまうものだと思うんですが,
    失楽園とは本来,アダムとイブが蛇に唆されて知恵の実を食べ,それによってエデンを追放された,という話のことです.
    そういう、聖書とかとの絡みもあるので、歌詞内にもそれを髣髴とさせるような言葉が結構あります.
    その代表的なものが“Nine circles”ですね.
    日本語では単純に“9つの円”になりますが,英語では“地獄の9階層”を指しているんだとか.
    ダンテの神曲にて,地獄は9層によって構成されていて,そこをダンテが冒険をしていくということが描かれています.
    その最下層,第9階層は弟殺しのカインだとか,キリストを裏切ったとされるユダ,堕天使ルシファーなどのような,
    最も罪深い罪人たちがいる場所なんだそうです.
    これを元にして"ninth circle of hell"という言葉もあるそうで,これは“最悪な状態”,“これ以上悪くなりようがない状態”を指す言葉なんだとか.
    英語って面白いですね.
    面白いと言えば,ついでにもう一つ.
    “Snaky eyes”は直訳すれば“蛇の目”ですよね.
    実はこの辺の訳は本当に悩んだんですが,これって“1のゾロ目(ピンゾロ)”を指す言葉でもあるんですよね.
    賭け事の上では1のゾロ目は振り手の敗北を意味するものであるので,
    (上述の地獄の階層の話とも関連しますが)これが転じて“もうダメだ”や“一巻の終わり”,“最悪だ”といった意味にもなるんだそうです.
    歌詞の中では,“蛇の目をして”と訳しても問題はないかとも思うのですが,
    まあこの言い回しも面白かったので,“本当に最悪よ”にしてみました.

    曲調が好みだったもので,張り切って翻訳したわけですが,ちょっと思っていたのとは違うな,というのが正直なところでした.
    隙あらば萌えに持っていこうと狙ってますからね,私は!(にこっ)
    宗教的な意味合いも強い曲だとは思うんで,恐らく歌詞の中の“You”や“I”は単に彼氏彼女を指すものではないんでしょうね.
    恐らく,これは堕天するに至ったルシファーへのメタファーなのかな,と.
    地獄の第9階層も,失楽園という曲名もルシファーに関連する事柄ですもんね.
    ルシファーの名前自体“炎を運ぶ者”って意味があるし,
    アダムとイヴに知恵の実を与えたヘビもルシファーが変身した姿だって説もあるし,
    天使の中で最も美しかったという大天使ルシファーは文字通り堕天して落下してるわけですから.
    ばーっと最初に歌詞を見たときには,横柄な彼氏に辟易して別れを切り出そうとしている彼女の歌かとも思いましたが,
    ちょっとばかし考えてみると,哲学的,神学的テーマだったわけですね.
    とにも,曲調は結構リズミカルで面白いので,ぜひ興味を持たれた方は聴いてみてくださいな☆
  • 更新&種運命談義

    連日投稿すみません.
    昨日のテンションに自分でも引きますね….

    さて,昨日の記事にも書いてますが,昨日どういうわけか種運命の44話を見ちゃいまして,アスランの反応にあまりに鬱々としたため,雑記の方にぱぱっとその辺の解釈を書いて放り込んでみました.
    他にも何本か雑記に追加してますが,一応今回追加した分の中の3本ほどが前後繋がった内容で書いてます.
    ちなみに,「たむけぼし」にも繋がる内容となっています.

    未だに本編を見ると,何だか落ち着かない気分になります.
    多分,アスランのあまりの扱いに,どうにかしたくて仕方なくなるんでしょうね.
    今日は44話から後を掻い摘んで最終話まで見たんですが,今見てみると,意外とそんなに内容,悪くないような気がしてくるだけ不思議です.
    運命はあれですね,結局戦局は混迷したまま,両者戦える余力がないからとりあえず休戦ね,という形になってたんですね.
    今さら気づきましたよ.
    じゃあ,自分用の話筋として,連合とザフトはまだ停戦協定を結んでいない,としていたのはあながち外れじゃなかったんですな.
    ふむふむ.

    最後5話ほどのかっ飛ばしぶりには本当開いた口が塞がらないんですが,あれですね,レクイエムの発射後に三隻同盟は宇宙に上がり,その直後にミーアは亡くなるんですね.
    ということは,アスランはディセンベルが落とされたのを目の当たりにした直後に,ミーアの死も見たわけですね.
    あー…それは,辛いね.
    休む間もなく,そのままギルバートが回収したレクイエムを破壊し,ネオ・ジェネシスを破壊し,メサイアを破壊し,それでようやく休戦したわけで…本当,悲しむ暇なかったのね.
    今になって見返してみたら,アスランはミーアに対して,「今度こそ、今度こそは救ってみせる!」という意気込みを凄く感じます.
    彼女が軍人ではなかったから,死というものの近くにいる必要がないからこそ,余計に.
    罠だと知りつつミーアのところに行くと言うところも,ラクスたちに残るよう言うところも,アスランはやはり軍人のアスランのままなんですね.
    彼らとは違い,アスランには人並み外れた体術があって,だから誰かの助けの有無を考えるより何より先に,自分一人だけでどうにかしようとするのですね.
    もう遺伝子レベルでそう思ってる子なんでしょうか.
    本当,死に急ぐようなこと,自分を犠牲にするようなこと,躊躇う様子まるでなし.
    それでこそ,理想のアスランですけどね.

    そんなわけで一気に見たわけですが,畳み掛けるような展開にもうカオスとしか言いようがないのはそうなんですが,意外とね,ラクスやキラももう,悪者には見えなくなっちゃってる自分に気付きました.
    もちろん,ギルバートやレイ,ラウもね.
    まあ,彼らは初めから敵だという認識はあまりなかったんですが.
    シンも,放映当時は「洗脳されてる!」くらいに思ってましたが,ある程度年を取った今見てみると,何だかシン君の気持ちが分かる気がしました.
    みんながみんな,大変だったんですね,ともう保護者のような視点になってました.
    やっぱり内心掻き回されるような,やきもきした気持ちにはなりますが,昔思っていたほど酷いありさまの作品じゃなかったんだと,そう思えたことが幸せでした.
  • 雑記&拍手レス(再)

    わあああああ,いただいたコメントにお返事を書いた記事を数日前に投稿してたのですが,この記事を更新する際に間違えて消してしまいましたああああ!!!
    わあああああ,せっかくいっぱいお返事を書かせてもらってたのにいいいいいやっふううううう!!!(錯乱)
    というわけで,もう一度.
    らんらん様,ぴ様,先にあげたお返事をすでにご覧になっていたらいいのですが….
    お返事の内容が薄っぺらになってしまってたらすみません!!

    ■9/22 らんらん様
    ⇒コメントありがとうございます!
     いつもだなんて!?
     もう駄作ばかりで恐れ多いのですが….
     次は何書いたもんかな~と思っているところで,また次の更新までお待たせしてしまうかもしれませんが,
     またお暇なときにでもいらしてくださいませ.
     お楽しみいただけるものをご提供できたらと思います.
     それでは,拍手ありがとうございました!

    ■9/23 ぴ様
    ⇒コメントありがとうございます!
     拍手の二人,プライベートではだいだいあれが通常運転かと思います.
     お互いに戦いという意識が働かなければ,こういうふうに穏やかな日を過ごすことも可能なようです.
     命を削って生きることに慣れているからこそ,日常を大事に謳歌できるんだと思うんですよね.
     きっとシン君も同じだから,「まあ、別にいいですけど…」とか,その後にブツブツ言ってくれたりするんだと思います.
     そして,4年越しに,ついに!
     よかったね,イザーク…と書いた私も思いました.
     このサイトでR指定は書くつもりはなかったんですが,この二人がここに至るまでの状況が状況でしたので,気づけば思わず書いてしまいました.
     恐るべし,イザアス!
     アスランにとっての幸せは,自分のことを知ってもらえることであり,知ってもらいたいと自ら動けることであり,そして自分自身も,相手のことを知りたいと思うことでもあると思います.
     基本的に,アスランは誰のことも嫌いにならない人だと思うんですが,その代わりに誰のことも好きにならない人でもあると思います.
     悪い言い方をすれば,無関心なんだと.
     だから,必要以上に誰かを知ろうとする必要がないのと同様に,自分のことも知ってもらう必要もなければ,そうしてほしくもないんだと思います.
     そういう性分なのに,どうしてイザークに惹かれたのかと言われれば,それはイザークが,アスランの見せるペテンを悉く引っぺがした上でも尚,アスランのことを否定しなかったから,ではないでしょうか.
     本性を晒して,それで良いと言ってくれる人なんて,アスランの傍にはいなかったし,それが本性ではないだろう,お前の本性はどこだ!とアスランのことをずっと見続けてくれる人もいなかった.
     そうさせるお前は誰だ,とアスランは怖がりつつも(今も怖がりながらも)イザークを知ろうとした.
     アスランもイザークも,そういうふうに互いを見ることができたことが,アスランにとっての幸せになった,ということでしょうか.
     互いが相手の全てを知りうる,理解し得る,なんてことはできないというのが私の持論です.
     が,それをどこまでも知りたい,理解したいとする関係の二人は,幸せだと思います.
     全てを知った,理解した,と思うことは,そこで相手に関する関心を停止させたのと同じでしょうから.
     二人はお互いに理解できていない部分があることを分かっているからこそ,その関係を進展させ続けることができるんだと思います.
     これが私のイザアス観だったりするんですが,ぴ様にも共感していただけたら,この上なく嬉しく思います!
     これからもぴ様にご満足いただける話が書けたらと思います.
     亀以上にゆっくりとした足取りですが,お付き合いいただけると幸いです.
     それから,災害についてもご心配いただきまして,ありがとうございます.
     秋も盛りに入り,朝晩冷え込みますので,ぴ様もどうかご自愛ください.
     それでは,コメントありがとうございました☆ 


    さて,27日は誕生日でした.
    (SEED関係ないんですが)ジョセフ・ジョースターとブローノ・ブチャラティと誕生日が同じ,ということが私の唯一の自慢!


    あ,んで,どういうわけか種運命の44話(レクイエムが放たれた話ですね)を見たんですけどね,私この話のイザークとディアッカがこれまでの中で一番格好いいと思うんですよね.
    主な登場人物の中で,プラントを最初から最後まで一貫した形で守ろうと動いていたのってイザークだけなんですよ.
    運命に入ってからはディアッカもそうでしたが.
    その思いが言葉だけでなく,行動も伴って描かれていたのが,この44話だと思います.
    (余談ですが,この話の中にはオレンジショルダー,つまり元ハイネの部隊のMSも映りますが,彼らはハイネの死後,ジュール隊に配属されています.胸アツ!)
    その姿が,最高に格好良かった.
    まあ,この件は二人にとって本当に痛い傷の記憶となることは確かなんですが….

    あのレクイエムの砲撃で,ヤヌアリウス・ワンからフォー,ディセンベル・セブンとエイトが壊滅します.
    (各プラントには,10基の砂時計型のコロニーがあり,それぞれが○○・ワン~○○・テンと呼ばれています.1基=“区”,10区=“市”と考えるようですので,一応総数として全12市,計92基のコロニーがあることになりますね)
    ユニウス・セブンへの核攻撃を機に(たとえパトリックの政治的立場による影響があったにせよ)ザフト入隊を決めたアスランが,どうしてレクイエムの砲撃に対してはあんなに反応が薄いのか,何だか釈然としないのですよね….
    公式設定として,ディセンベルはアスランの故郷です.
    それが果たしてワンからテンのどこであったのか,それは明かされないままでしたが,コーディネーターの,プラントに対する帰属意識から考えると,例えそれがプラントのどこであったとしても,アスランは憤怒してしかるべきだと思うのです.
    自分の出身地でないプラントへの攻撃に対して,イザークやディアッカがあんな表情を見せたのは,何も彼らだけに限った心情ではないと思うのですよ.
    我々の愛国心以上の意味があると思っているのですが….
    自身の出生地が壊滅したのに,どうしてアスランは驚きはすれど,怒り,悲しもうとしなかったのか.
    それどころか,キラやラクスを始めとする第三勢力の皆様と,呑気に主義主張について談話してらっしゃるわけです.
    釈然としない.

    さて,それを少しばかり冷静になって考えてみれば,アスランがそのように振る舞っていたのは,彼のいた場所が地球だったから,そして第三勢力の中にいたからかな,と思ったわけです.
    宇宙と地球という距離は,人が直感的に感じる感情を鈍麻させるものなんでしょうかね.
    酷い災害の様子も,近い場所にいなければさほど緊迫したこと,リアルなこととして感じられなかったりするのと同様に.
    もう一つの可能性として,アスランがその時点でザフトではなく,第三勢力の中にいたから,という可能性について.
    アスランは,実質ザフトから嫌疑をかけられ追い出される形になったわけですが,そうした裏切りに対する怒りが,プラントに対する軽薄な反応として(無意識的にしろ意識的にしろ)現れたか.
    この場合,第三勢力に非常に簡単に合意を示したのも,プラントに対する無意識的な離反,攻撃として受け取れますね.
    あれです,思春期の子どもが,親に対する反抗の一環として,親とは正反対の人(ヤクザや風俗業,あるいは親から交際を猛反対されるような人)と敢えて繋がってみるのと同じような感じですかね.
    もしくは,第三勢力という,本来的に自分の居場所でない場所にいるために,自分の感情を表すことができなかったか.
    これはあれですね,幼児が慣れない場所ではわがまま一つ言わず大人しくしているような,非常に手のかからない良い子として振る舞うのと同様です.
    これはつまり,自分の中の不安を外に向けて出しても,誰もそれを受け取ってくれないという恐れ,諦めによって起こり得る,自分の心を守るための防御手段なんですよね.
    これらが複合的に絡み合って,アスランのあの淡白な反応として現れているならば,まあ,渋々ながらも納得です.
    それくらい,あの第三勢力という場所,そして地球という場所は,アスランにとって恐れを抱かせる場所だった,ということなんでしょう.
    実際にアスランは,第三勢力というものに対して終始懐疑的であったというのが公式の見解なわけですし.

    仮にアスランにそういう,心理的な機制が働いたのだとしたら,彼はいったいいつ,プラントが攻撃されたこと,壊滅させられたこと,そして自分がそのときにその場にいられなかったことを悔やめたんでしょうか.
    うちのサイトでは「たむけぼし」という形で,故郷を失ったことを悼む描写を入れ込みましたが,そこに至るまで,アスランがディセンベルがなくなったことに対して,何の反応もしなかったとは到底思えないんですよね.
    だって多分,アスランのような性格の子は,連合を憎んだり,止められなかったことを悔やむよりまず,自分の不甲斐なさを憎んで憎んで仕方ないはずなんですよ.
    その理由は,ニコルが殺された辺りや,キラを殺してしまったと思っていた辺りを見ていれば分かるかと思いますが,アスランが誰かを憎むとき,それは本来的には自分に向けられた感情であると解釈できます.
    アスランは,それを行った相手に単純に怒りを向けることで処理することはできない人です.
    それを止められなかった自分を,彼はまず何よりも罵り,蔑み,憎むはずです.

    だから,放映当時はアスランが取り乱し,泣くことをハアハア期待して見ていた私ですが,今となっては,むしろあのようにしか振る舞えなかったアスランが,逆に不憫で,心配になりましたよね.
    あなた,今嘆かないで,いつ嘆けるのよ,とね.
    戦後,プラントにすぐ帰ることができなかったアスランは,ディセンベルが壊滅させられたことを,本当に実感し,嘆くことができたんでしょうか.
    それができなかったのだとしたら,それは本当に恐ろしいことですよ.
    悲しむべき,怒るべきときにそれができないなんてのは,いずれもっと別の,恐ろしい形で表れてくるものです.
    つらつらと考えなしに書いてきましたが,今無性に,それをどうにか昇華させたい衝動に駆られています.
    どうにかしたって,イザークさん!!
  • 拍手レス&プチ更新お知らせ

    鼻がヤヴァイ!
    毎年毎年,9月も下旬に入ると図ったように,鼻かぜを引きます.
    鼻を引っぺがして洗いたい!

    では,まずはプチ更新のお知らせをば.
    Jewel and MicrocosmとOre and Beastの内容を少し変えました.
    Ore~の方は結構変わっちゃってるかな.
    他の話との繋がりが強くなっちゃって,単品で読むのとしては,不親切な感じになっちゃってます.
    私的にもこの話はかなり思い入れのある話なので,旧バージョンということで,元のやつをNovelページの最下部に置かせてもらいました.
    前サイトをやってたときには,この話を書いてから,急激にイザアスが書けなくなったんですよね.
    多分,当時はこれで一旦イザアスは描き切ったと思ったんでしょうね.

    それでは拍手レス!
    ■9/21 2:20 「新作読みました…!!」の方
    ⇒コメントありがとうございます!
     さて,今回も長いお返事を書かせていただきますよー☆
      何だか私,あれから無性に滾ってしまって,一気に書き上げてしまいました.
     C.E.77に入ってからの激動は,構想はずっと出来上がっていたのですが,とっかかりがなくて,どう書いたもんかなと思っていたんです.
     あなた様のお言葉に背中を押されたのだと思います.
     これからの話に必要な前段階の説明をぎゅーぎゅーに詰めたものですから,読み手様はポカーンになるかと思っていたんですが…まさかコメントを頂けるとは…!?
     ディアッカは,イザークにとって,アスランとは違う意味で大事な親友だと思うのです.
     アスランもそれは知っていて,自分とは別のベクトル上にいるイザークとディアッカの仲を尊重していたのです.
     でも,ディアッカがその中から抜けなければならなくなったとき,どう見送るか,それはイザークとディアッカの関係だけの話じゃない,自分だって,ディアッカの友だ!とアスランは思い立ち,動いたのだと思います.
     だってハグでも何でもして,泣きながら離れがたい思いをして,それでも離れないといけない,そうしたかったはずなのは本当はイザークとディアッカなわけですから.
     アスランは直感的にそれを感じ取って,イザークをディアッカの元に導いたわけです.
     そういう意味では,アスランは結局二人の関係に混じり合うことはできないのかもしれませんが,二人の関係の中に入ろうとしなくても,三人としての新たな在り方の中にアスランはいる,ということになるかと思います.
     言ってて,自分でもよく分かりませんが(キリッ)
     さて,ここより先の話は,本当に全く以て私のオリジナルな展開が広がってしまいますので,ますます読者様置いてけぼりな展開が待っております(確信)
     今回の話の最後にあったような展開も,ちゃんと用意されております.
     今の構想段階では,ハッピーエンドで行く予定ではあるんですが,そこに至るまでが相当…ええ,書くのを躊躇するくらいには相当,アスランが可哀想なことになるかと.
     それを全て乗り越えた上でちゃんとハッピーエンドに辿り着けるのか…大雑把にはハッピーエンドでも,はっきりした姿はまだ思い描けていないのが実情です.
     その前に,これまでの話をちゃんと整理しないとな,と思っております.
     言うなれば,パズルの外枠だけ仕上がってる中で,内部のピース同士は掛け違いが結構ある状態で,ちょこちょこ直していかないと,後で矛盾で大変なことになってしまいますので.
     そして,その一つが「事実」と「空」の兼ね合いだったりします.
     (あ,ちなみに,前に申し上げた無関係の話は,仰る通り「流星の尾」です.あれはリハビリとして書いたものなので)
     一応,両方とも本軸の話です.
     が,お気づきの通り,大きな矛盾,というかその間にあるはずの大事な流れが抜け落ちているんです.
     「空」は古い話なので,当時は「事実」のことなど考えもせずに好きに書いているので,致し方ないのかもですが……なかなか大きな矛盾が生じたものだと自分でも思います.
     両親のもとに行かないことを決めることも,もう一度両親に会いに行くことを決めることも,アスランにとってはこれ以上ないくらい重要な決断だと思います.
     その間を描く話は,絶対に用意したいと思っていたのですが,いったい何が起こればアスランはそう決意できるかと訊かれれば,なかなかそれが思いつかずにいたのです.
     で,結構な時間それを考えていてあるときはたと気づいたのですが,それは,アスランが両親以外の誰か,本当に大事な誰かを明確に守ることができた瞬間なのでは,と思いました.
     そこで今回のプチ更新とも関連してくるのですが,それがJewel~とOre~かな,と思ったわけです.
     今回,このように二つの話を変更できたので,この少し先の話をまた書けたらと思います.
     それでは,またまた長々すみません.
     コメントありがとうございました!
  • 拍手レス

    海外ドラマはほぼサスペンスしか見ません.
    クリミナル・マインドにメンタリスト,CSIシリーズ.
    サスペンスに出てくる女性キャラクターはなぜあんなにも魅力的な人が多いのか.
    CSIのキャサリンや,CSI/NYのジョー,メンタリストのリズボンなどなど.
    クリミナル・マインドではもう女性キャラ全員がもう素敵で仕方がないです.
    プレンティスにガルシア,JJにエル,みんな素敵です!
    これからホワイト・カラーや現代版シャーロック・ホームズも見たいですね.
    サスペンスが好きなのは,物語の主人公たちが,物語の核心に深く関わることが少ないからかもしれません.
    つまり主人公とされていながらも,毎回起こる事件の中の人間関係(犯人や被害者,それを取り巻く人々)に巻き込まれず,それを外部から介入していく,その第三者的な視点が好きなんだと思います.
    とにかく,格好いい女性が好きです.
    だから,アスランが女体化したときは,通常アスランよりもずっと冷めた感じ(対イザーク限定)の,格好いい女の子として描くことでしょう.
    それでは拍手レス!

    ■9/10 13:18 「コメントに返信…」の方
    ⇒再びコメントありがとうございます!
     返信はご不要とのことでしたが,あまりに素敵なコメントでしたので,お返事させてください!
     これだけ素敵に萌えを語ってくださっているのに,読書感想文だなんて,いったいどういうご謙遜なのか!?
     けしからん!もっと威張ってください!
     あなた様のコメントによって,私がどれだけ滾ったか!!(くわっ)
     もうもう何か,私がこの話を書きながらも,はっきりとは伝えられていなかった思いを,あなた様は全て察して,汲み取っていてくださったんだと,コメントを拝見して気づきました.
     コメントが秀逸すぎて,私が赤面しましたよ.
     自分で書いておきながら,今さら恥ずかしくなってきました….
     「どうしよう」の言葉の意図も,まさか気づいてくださる方がいるとは!?
     最近はイザアスどころか,SEEDサイト様すら随分減ってしまいましたね.
     でも数こそ減りましたが,私はなぜか,イザアスが衰えたとはあまり思えないでいるんです.
     そういう点では,あなた様が誰かから聞いた,「イザアスこそが王道」という言葉は,全く以てその通りだと思います.
     放映当時や直後は,あれだけ茨,茨と言われてたのにねー,分からないものです.
     私も実は,前サイトでアス受小説を書いてた頃は,それこそ雑食で,アスランが受けでさえあればいいという感じだったんですが,今はイザアス以外受け付けなくなっています.
     アス受の二大巨頭はイザアスとキラアスであると思っていますが,幼少からの付き合いであるキラアスですら,キラ→アスすら成立しない思考回路になっていて,むしろ彼らは家族愛?隣人愛?に近いものになっています.
     そんな中,イザアスがなぜここまで私の中で強い力を持って成立しているのかと言えば,アスランがイザークによって幸せにしてもらえるのと同じくらい,イザークもアスランによって幸せにしてもらえると思っているからです.
     イザークもイザークで,アスランとは別の挫折や劣等感,罪悪感,傷つきを持った人だと思います.
     それを包んでくれるのは,痛みを痛みとして知り,イザークが感じる痛みに,それと同じくらいの痛みを感じてくれるだろうアスランであると考えています.
     そういう意味で,似た者同士なんだろうと.
     さて,時系列まで!?ひぃっ!?
     一応どの話も全部繋がっているつもりで書いていますが,なにぶん,思いついたときにいろんな時点での話を書いているもので,それを組み合わせると,まだまだ多くの矛盾点があるかと思います.
     今も時々手直しをして軌道修正していっているつもりですが,変なところは多々あるかと.
     いつか最終回(というかシリーズ)を書こうと思った際に,ちゃんと話が繋がればいいかな,という感じなので,おかしな点は目を瞑っていただければ幸いです.
     あ,でも確かに一つだけ,全く関係ない話は含まれています.
     一応ハッピーエンドを目指してはいますが,果たして本当にそうなるのかどうか,何よりそこまで辿り着けるのか.
     という弱気なことしか言えないんですが…いつかは書き上げられたらと思っていますので,どうか気長にお付き合いください.
     それでは,コメント,本当に嬉しかったです.嬉しすぎて,こちらも長々とお話をしてしましました;
     またお暇なときにでもいらしてください.
     ありがとうございました!
  • 拍手レス

    服も買いたい,本も買いたい,スマホも買いたい.
    欲は尽きませんが,金がついてきません.

    あ,アップしてすぐに何なんですが,「リョーヴィンの恋」を少し手直ししてます.
    尻切れトンボ感が半端なかったので,ちょっと長くして,尻切れ感を誤魔化しています.
    誤魔化してます!(キリッ)

    それでは拍手レス!

    ■9/8 01:10 「イザアスはプラトニック…」の方
    ⇒コメントありがとうございます!
     そうですね,大賛成です.
     コーディネーターの性欲求の事情だけでなく,イザアスに関しては本当,プラトニックでいいと思います.
     プラトニックなのにムラムラ…!?
     その表現に何だか凄くグッと来るのは私だけでしょうか!?
     もうちょっとその辺詳しく解説していただけませんか,詳しく!!(くわっ)
     余談ですが,プラトニック・ラブのプラトニックとは,“プラトン的な”という意味らしいですね.
     プラトンの言うイデアとかそういうところについては全然詳しくないので,プラトン的だから何というわけでもないんですが,はい.
     ちょっと素敵だなって思っただけです.プラトンの愛…ふっ(何)
     基本プラトニック(精神的)な愛情関係にいる二人が,時折肉体的な愛情関係を求めるのって,何だか萌えませんか?
     あくまで精神的な繋がりを肉体を通して確認しているだけなので,それは快楽とか性的欲求を満たすための行為ではないと思うのです.
     でもその行為には抗えないくらいの快楽も伴うから,二人とも肉体の快楽の方に呑まれそうになって,混乱して,内心アワアワしてたら良いと思うのです.
     精神的愛情を確認したいというタテマエ(理性)と,生物的な快感を満たしたいというホンネ(本能)が物凄く葛藤して,そのエネルギーがどことなく手酷い感じになって現れて,より獣染みたものになる,と.
     私にとって,二人の肉体関係の描写は,そういう認識で描いています.
     もう必死ですよ,彼ら.
     望んでそうしてるのに,何で苦しそうなん,って感じの.
     それから,おおっ,アカデミーからの流れを追っていただいていたそうで!?
     長らくお待たせしてしまいました.
     やっと結ばれたようであります.
     4年も…よく頑張ったね,イザーク!
     私もこのサイトでR指定を書くなんて,夢にも思っておりませんでした.
     やっと書けた,という思いと「やっちまったな!」な感じが絡み合っております.
     でも,こんな嬉しいお言葉をいただけると,書いた甲斐があったな,と心底思います.
     私の方こそ,こんなお言葉をいただけて,イザアスが好きでよかったなと思います.
     ありがとうございました!
  • プチお知らせ

    土日とボランティアに行ってまいりました.
    こんなことくらいしかできんのですがね.

    さて,お知らせです.
    先月から,拍手にてコメント送信していただいた方が何人かいらっしゃったようなのですが,どうやらこちらで上手く受信できていなかったみたいで,コメントを受信した記録だけ残ってて,肝心のコメントこちらで反映されていなかったみたいです.
    せっかくコメントを送ってくださったのに,お答えできずにすみません.
    今は多分もう大丈夫だと思うのですが….

    それから新作,挙げました.
    本サイト初のR指定であります.
    夕方頃にふと舞い降りて書き始めたんですが,R指定の物は,やる気になったときに一気に書き上げないと,日を改めたりなんぞしたら,もう恥ずかしくて見てられんですよ.
    というわけで,さして練れてもいない内容になってしまったんですが,二人のお初ものはいつか書く気ではいたので,挙げさせてもらいました.
    このサイトの二人は,無印のストライクを討った頃に世間一般とは少し違った意味での恋人になり,運命の幻の11話で,世間一般の意味での恋人になります.
    ですので,思いを確認してから,身体関係に発展するまでに4年という時間を要したということになります.
    プラトニック!
    いやはや…アスランはさておき(酷),イザーク様はその辺の欲求はノーマルな方だと思いますが,どうやって対処してたんでしょうかね?(訊くな)
    あ,コーディネーターって遺伝子が優れすぎているために,次世代を残すっていう生物的本能が低減して,性的な欲求もあんまりないんでしたっけ.
    じゃあ大丈夫なのかな……って,いったい私は何の心配をしているのか.

    あ,それからこれもさして重要ではないですが,『三球体の情景』も少しだけ修正させてもらいました.
    ラクスを完全な悪役で描くことは簡単なのですが,多分,彼女はそれだけの存在ではないですよね.
    個人単位での善やら悪やらではなく,人類単位で見た善(それ故に個人単位だと悪に見える)としての彼女を描きたいので,そう見えてるといいのですが….
  • 無題

    同じ区内なのに,私の方の生活はいつも通り始まり,いつも通りに終わっています.
    山一つ越えた向こうでは,たくさんの人が今でも土の下に埋まっているというのに.
    私の住んでいる場所は停電以外大した被害はなかったんですが,以前関わりのあった子たちの何人かが,ちょうど土砂崩れのあった土地に住んでいて,テレビで被害者の方の名前が読み上げられる度に,胸がスッと寒くなります.
    まだ成人にも達してない子たちなんです.
    やんちゃくちゃな子もいれば,おとなしい物静かな子もいました.
    無事でいてくれると良いのですが….

    広島の地質の脆さは前から知ってはいましたが,まさかこんな災害が起こるとは思いませんでした.
    台風や地震,津波も,四国地方や中国山脈に囲まれた場所でしたから,生まれてこの方,災害らしい災害を目の当たりにすることはありませんでしたが….

    もうすでに多くの方が亡くなっていますね.
    小さな兄弟や,高校球児,一度は救出されたはずの子どもさんに,それを助けたはずの消防隊員.
    彼らのご両親や残された兄弟,友人,同僚の方たちのことを思うと,言葉にできない,遣る瀬無い気持ちばかりが膨張します.
    紙一重のところで助かった方たち.
    こうして助かる方たちがいるのに,どうして助からない方がいるんだろう,と考えてしまいます.
    みんな助かればよかったのに,犠牲者は増えるばかりです.
    これからもっと増えるのだろうと,覚悟しないといけないのかもしれません.
    でも,まだまだ,できるはずもないんですよね.
    実質被害のなかった私も冷静になれないんですから,その場にいた方たちは,きっともっと,そうなんですよね.

    だから,今は,政府がどうとか,首相の休暇がどうとか,行政の対応がどうとか,そんなことを批判するために時間を割いていてほしくないのです.
    政府も首相も行政も戦っている.
    マスコミも,こんなときくらい政治批判なんか辞めて,ちゃんと自分らの仕事をして,真っ当に戦ってほしい.
    助けられた命があって,助からなかった命があって,今でも助けられるかもしれないと戦っている人,帰ってくるかもしれないと待っている人がいる.
    それが今の広島の事実なのだから,その事実を,一人でも多くの人に伝えてほしいと思うのです.
    他意なく.


    最後に,助かった方たちも,遺された方たちも,生き残った自分を責めずにいてほしいと思います.
    亡くなってしまった方たちも,今,どうか少しでも安らかでいてくれたらと思います.
    生きて帰ってきてほしかったに違いないけれど,帰ってこられなかったのならば,どうか最期の瞬間に,怖い思い,痛い思いをすることなく,誰かを憎むことなく,悲しむことなく,眠るようにゆけていたら,と.
    でも,やっぱり,これからもっと,もっと,もっと,いろんなことが,彼らの人生にはあったはずなのに.
    今もなお,土の中で怖い痛い思いをしている人がいるなら,どうか奇跡が起こってほしい.
  • 音楽の話

    さて,イザークさんの誕生日を華麗にスルーしてしまったわけですが….
    だからといって今から何かをする,ということもないのですがね!(キリッ)
    あれですね,小さい頃からそういう記念日の行事に疎いというか,興味がなくてですね,よく忘れてしまうのですよ.
    変わらぬ日常が好きなんです.
    悪意は全くないのですよ.
    ないです(分かった)
    そして今日日記を書いたのも,別段そのことについて書こうと思ったわけではなくて….
    仕事でパソコンに向かっているときに,何かBGMになる曲はないかしら,と探していたんですが,
    そこで好みの曲を見つけまして,その歌詞を見てまた滾ったので,例によってご紹介しようと参上した次第です.

    さてこの曲,ロシアの音楽プロデューサーZEDDによって制作され,FOXesという女性シンガーが歌っています.
    曲名は「Clarity」.
    アメリカの方では去年に大ヒットしていたらしく,ようつべの方でも多くのRemixやカバーが存在します.
    もともとはダンスミュージック的な要素が強い曲ですが,カバーではバラードアレンジが非常に多いです.
    これを熱烈なラブソングだと言う方もいるし,互いに依存的になって離れたいのに離れられない二人の歌だとおっしゃる方もいて,結構解釈が二分されている曲みたいです.
    私的にはどちらとも取れないので,意見も何も言えないのですが….
    んでは,下に和訳した歌詞を載せておきます.
    結構意訳をしているところがあるので,曲本来の細かいニュアンスは多少変わってしまっているかもしれません.
    サビは同じことを繰り返しているので,二番以降のは省略しています.
    単なるダンスミュージックに留まらない,力強く伸び伸びとした曲です.
    その中に漂う,如何ともしがたい悲嘆のような祈りを感じる曲です.
    ぜひ一度聴いてみてください.



    波打つ凍えた海に思いきり飛び込む  そこは過去が蘇る場所
    自分が招いた痛みへの恐怖と戦う  それはいつだって無意味じゃなかった

    二人が粉々になる直前まで正気を保っていられるのは
    二人ともどうやって終わればいいかを知っているから
    時は進み続ける  あなたの姿が見えなくなるまで
    そして私はあなたに溺れていく

    私の一部にあなたはいる  そんな必要ないと思えたらよかったのに
    無我夢中で追い求める  どうして今でも戦っているんだっけ

    もし二人の愛が悲劇なら
    なぜあなたの存在は私を救ってくれるの
    もし二人の愛が狂気なら
    なぜあなたの存在はこんなに世界を透き通らせるの


    軍隊のパレードの中を練り歩く  償うことをしようともしないで
    私たちの大地に深く亀裂が入って  当然だったことも忘れてしまう

    私がいなくなろうとしても どうか何も言わないで
    二人とも何を選べばいいか知っているから
    あなたがいなくなろうとしたら  私はしっかりと前に進み出て
    あなたのところまで落ちていこう

    私の一部にあなたはいる  そんな必要ないと思えたらよかったのに
    無我夢中で追い求める  どうして今でも戦っているんだっけ

    もし二人の愛が悲劇なら
    なぜあなたの存在は私を救ってくれるの
    もし二人の愛が狂気なら
    なぜあなたの存在はこんなに世界を透き通らせるの

  • ゲーム談話

    ガンダム無双というゲームをご存知でしょうか.
    私,無双シリーズが好きなので,ガンダムで無双シリーズが出たことは知っていたのですが,今まで見たことはありませんでした.
    どういうキッカケだったかは忘れましたが,Youtubeでガンダム無双を見ました.
    もちろん,私の大好きなイージスを.
    パイロットは変更できるのですが,その動画ではアスランでした.

    もうSEEDが出るゲーム全てでそうですが,アスランのセリフはもうすでにAA側についた後の状態のような,実にいい子いい子で面白味もクソもないので,正直イラッとしてしまうのですが….
    もっと尖っててよ,アスラン.
    もっと鬼気迫ってよ,アスラン.
    とまあ思いながら,無双ならではの,ありえない動きのイージスをウハウハと見ていたわけですが….
    変形しすぎよ,イージスさん.
    爪の動きがキモ過ぎよ,イージスさん(褒めてます)

    コンビネーション攻撃というのがありましてね.
    戦闘前にパートナーを予め決めておいて戦闘に入るのですが,コンビネーション攻撃ではそのパートナーと連続攻撃を仕掛けることができるんです.
    パイロットとパートナーが何らかの関連のある人物同士だと,攻撃時に特殊な会話が展開されるんですね.
    んで,私がアスランの言動にイライラしながらイージスに萌えていたところ,そのコンビネーション攻撃が展開されたわけです.
    まあね,ここに書いてるので,パートナーが誰かなんて分かり切っているとは思いますが,
    まあ,当たり前ながらイザークさんだったわけですけどね.
    ありましたよ,特殊会話.

    「アスラン下がれ!俺が出る!」
    「ああ。背中は任せろ、イザーク!」

    背 中 は 任 せ ろ

    やられた….
    もう,もうこれだけでお腹いっぱいですよ.
    ライバルだからこそできるやり取り.
    自信がなけりゃあ言えないし,信頼がなけりゃあ任せないですよ!
    萌えた.
    何この二人,可愛い.
    お前らさっさと結婚し……あ,もうしてましたね☆
    そういえば昔のゲームで,イザークがアスランに「お姫様みたいに守られてな」みたいな,とんでもない台詞を吐くやつがありましたね.
    けしからん,全くもってけしからん!
    何て名前のゲームか覚えてらっしゃる方いますか?
    あの衝撃を再び味わいたいです.

    話を戻しまして,他キャラクターとのやり取りも少しだけ聞けました.
    キラとアスランはまあいつも通りの,万能感たっぷりのやり取りでしたし,シンとアスランはシンがまた突っかかってましたし,イザークとディアッカのは意外にもイザークが援護側のようなやり取りでしたね.
    ラクスとアスランのもあったのですが,これまたアスランが可愛かった.

    「参りましょう。アスラン」←うろ覚え
    「ら、ラクス!あ、危ないですからっ…!(ハラハラ)」

    な感じでした.
    やっぱりラクスには基本敬語なアスラン,いいですね.
    この感じ,理想の二人で大変美味しかったです.

    他にもね,他作品でも美味しい演出はいろいろいろいろあったのですが,長くなるので今日はこの辺で.
    総括すると,イザアスは可愛い.
    あ,あの問題のゲームの名前知ってる方いらっしゃったら…(略)
  • 雑記

    私が昔見ていた漫画に,最遊記があります.
    話自体は知ってる方多数だと思いますので,あらすじ等ははしょらせていただきますが,まあ私がそれを読んでいたのも高校生くらいの年だったので,もう随分昔の話です.
    当時は菩薩様と八戒さんが好きでしたね.

    で,何がきっかけだったか,今も連載が続いているのかふと気になって,ついさっき調べてみたんですよ.
    本編は名前を変えて今も連載中.
    私が目をとめたのはそこではなく,そこからの派生作の方でした.
    最遊記異聞,とな?
    本編の主人公格である玄奘三蔵法師のお師匠さんにスポットを当てた作品ということで,どれ,と思って画像をいろいろ検索しました.
    そこでもう,もう,ね.
    見つけた直後に,「くっそーwww」って感じになりました.
    蝶庵さんというキャラクターがおられるそうでしてね.

    それがまんまイザークさん.

    峰倉先生の描かれたイザークにしか見えなくて,もう動悸がしました.
    イケメンすぎる…!
    性格はナルシストらしいので,そこはさすがに違いますが,姿がイザーク!!
    夜桜四重奏で円神さんを見たときと同じ衝撃が走りましたとも(ちなみに第一期アニメにはディアッカ似のキャラもいらっしゃいます).
    ええ,今日はそのためだけに日記を書きましたとも.
    イザーク好きの方は,一見する価値ありですよ.
    ありですよ!
    はい,それだけ!!
  • 拍手レス&プチ更新情報

    さて,7月も後半に差し掛かりました.
    ここから私,怒涛の夜勤ラッシュが参ります.
    上司ったら容赦なし☆

    あ,更新に挙げるまでもないのでこちらでプチ更新情報です.
    バックグラウンド・アンサンブルのPuppenkisteを少し書き直しました.
    どうもハイネの周辺の人間関係が分からず,両親を想像して書いてみましたが個人的にあまり面白くないな,と思いまして,その辺りの表現を彼のかつて所属していたホーキンス隊に差し替えてみました.
    それでは,拍手レス!

    ■7/10 12:44 ぴ様
    ⇒こんばんは!
     台風,こちらは全然大したことなかったです.
     あんまり気象の影響を受けない地域なんですよね.
     ぴ様の方は大丈夫でしたか?
     馬って頭いいですよね.
     アニマルセラピーでもまず名前が挙がるのが馬と犬で,人との繋がりの深さを感じさせます.
     犬は誠実さで,馬はその臆病で繊細すぎるほどの感受性で人を癒すのだと思います.
     馬がイザークをライバル視…いい!!
     たぶん立ち位置的には父親に近いのではないかと…ぱ,パトリックお父様!!
     娘はやらん!状態です.
     でもアスランのことも小さな頃から知っているから,彼が安心している顔を見れば許してあげるのではないかと.
     ジュール家の馬房に二人の馬が揃ったので,これから二人は度々乗馬デートに行くようになるのでしょうね.
     乗馬デートを重ねていくにつれて,グラーネさんも段々イザークに心を開いていって,背には乗せないものの,自分から寄っていくようにはなるのではないかと,なったらいいなと思います.
     目と目で何となく会話が成り立つようになってたら嬉しいですね.
     「なんだ、その物言いたげな顔は」
     (坊はどうした)
     「今日はやつは来てないぞ」
     (呆れたな。また喧嘩か)
     「勘違いするな。仕事だ」
     (悪いことは言わぬ。さっさと謝ってこい)
     「………貴様に嘘を言っても仕方ないことだったな。分かっている。俺も言い過ぎたんだ。今日帰ってきたらちゃんと謝る。その点についてだけは」
     (坊を泣かせたら許さんぞ)
     「そう睨むな。分かっている。いい加減信用しろ。やつは、俺が幸せにしてやる」
     …ってな具合.
     意外とツーカーな一人と一頭.
     アスランはアスランで,イザークの馬と結構仲良くなってたり.
     早い話,二人が幸せであればそれでいいのです!!
     それでは,コメントありがとうございました☆
  • 拍手レス+SS

    最近寄った雑貨屋さんが,敷地内で山羊の赤ちゃんとお馬さんを飼ってらっしゃいまして,動物好きの私はお買いものそっちのけでお馬さんに猛ダッシュ.
    好きな動物ベストスリーは犬,牛,馬でございます.
    人慣れしてたのか,私が近付くとお馬さんの方も近付いてきてくれて,撫でても全然嫌がられなかったです.
    種類的には,粕毛に入るのかな.
    いや~,素敵でした!
    それでは拍手レス!

    ■6/30 21:24 Snow wind様
    ⇒初めまして,コメントありがとうございます!
     そうなんです,放映から早10年ほどが過ぎておりますが,未だにイザアスを続けております.
     一旦は離れていたのですが,数年越しに再び戻ってきて,チビチビ拙い話を書かせていただいている次第です.
     そういう意味では,ふとしたときに戻ってきたくなるCPと仰ったあなた様と同じ心境なのかもしれません.
     私にとっては,萌え以上に知的好奇心を擽られる二人です.
     いつまでサイトを続けるのか,いつまで書けるのか,終わりを迎える気があるのか,私自身も分かりませんが,これからもまだ暫くはチビチビ続けていくんだと思います.
     次の更新がいつになるかも分かりませんが,また思い出してときにでもいらしてください.
     お楽しみいただける物をご用意できればと思います.
     それでは,拍手ありがとうございました!


    久しぶりに生のお馬さんに触れることができたテンションに任せて,ちょっと小話をば….
    そういえば,イザークさんとアスランさん,アカデミー時代に乗馬で勝負してたんですよね.
    想像しただけで滾りますよね.
    乗馬用の服装をまとって,各々の自慢の馬に跨る二人.
    さぞ絵になるのでしょうな!

    さて小話の時代は,C.E.76。
    軟禁生活を終えたばかりのアスランをつれ,イザークはユニウスナインに向かいます.



    ユニウス市は、田園広がるのどかなプラントだ。
    イザークとアスランは、その内の一基ユニウスナインを訪れていた。
    ここには、ジュール家が所有する馬房と広大な私有地があった。
    「懐かしいな。」
    アスランは感慨深げにそう呟いた。
    アカデミー時代、勝負と称して何度か訪れたことがある彼は、その目に焼き付いていた風景と違わぬ眺めに喜んでいるらしかった。
    しかし、隣にいるイザークはその横顔がどことなく寂しそうなのに気づいていた。
    だから今日彼を連れてきた。
    「フリーム。スキン。」
    馬房に入るなりアスランはその二頭の名を呼び、近付いた。
    正直、イザークは驚いた。
    フリームとスキンはイザークの馬だ。
    14歳の成人の折、祝いとして贈られた姉弟馬である。
    一度目の大戦で地球に降りるまでの間、何度となくこの二頭の馬で彼と勝負をしていたし、二頭の名前も彼に伝えてはいたが、それでもすでに数年も前の話だ。
    まさか朴念仁のアスランが名前を覚えているとは思わなかった。
    二頭も覚えているのかいないのか、歩み寄ってくるアスランにのっそりと近付いた。
    最後に会ったのはもうすでに4、5年も前だというのに、何度となく共に駆けたアスランのことは記憶に残っているのだろうか。
    アスランを見ながら、興味深げにふんふんと鼻を鳴らしている。
    「久しぶりだな。フリームの青毛も、スキンの金のたてがみも、相変わらずきれいだ。大切にされてるんだな。」
    撫でながら、アスランもふふと笑う。
    その横顔が、もう一度寂しそうに揺れた。
    「懐かしいよ…。」
    神経質で繊細なスキンは、アスランの微妙な表情の変化を早くも察したのか、ぶるんと軽く自慢のたてがみを揺らせて、隣に佇んでいるイザークの方をじっと見た。
    イザークは安心させるようにスキンの首の回りを撫でると、スキンは目を細めて尚もイザークを見つめた。
    まあ確かにそうだ。
    アスランがこの二頭を覚えていたことも十分喜ばしいことではあったが、自身の目的はもう少し違う。
    「アスラン。」
    「ん?」
    「お前に会わせたいやつが、もう一頭いる。」
    こっちだ、とすでに馬房の奥に進んでいるイザークに、アスランは軽く首を傾げた。
    「一頭?」
    視線を巡らすようにフリームを見ると、もとより物静かで大らかなフリームは、ふんと息を吐き、ゆうらりと頭を揺らして見せた。
    大丈夫と言われている気になって、アスランはイザークを追いかけた。


    二頭を見つけたときとは違い、アスランはしばらくの間声が出せなかった。
    「イザーク…どうして……。」
    「やはり、お前の馬だったか。」
    イザークは腕を組み、うんうんと頷いた。
    「まず名前を呼んでやってくれ。ここに来てからの1年間、ほとんど人間を寄せ付けなくなってしまっている。お前のことなら分かるだろう。」
    馬房の一番奥に、一頭の馬が横たわっていた。
    全身を覆う葦毛に、銀色に近いたてがみ。
    その毛は痛んでいることが窺え、その馬がすっかり老いていることを見る者に伝えていた。
    そして併せて、スキンとは違った類の神経質さを感じさせた。
    アスランはその馬を知っている。
    以前は、フリームのように落ち着いた、優しい馬だったが。
    「グラーネ。」
    アスランが呼ぶと、グラーネと呼ばれたその馬は閉じていた目をぱちりと開いた。
    そしてゆっくりと周囲を探るように頭を巡らせ、アスランを見つけた。
    じいっと彼を見ていたが、やがて彼が誰であるかを確信したのだろう、地に足をむんずと押し付け立ち上がった。
    こうして見ると、やはり大きく堂々とした見事な馬だとイザークは思う。
    この毛色の馬特有の色素の薄い青い目で、グラーネはアスランを凝視した。
    「何年振りだろう。4年、5年ぶりか…分かるか。俺が。」
    ぶるる、とグラーネは鼻を鳴らしてアスランに顔を寄せた。
    「覚えててくれたのか、グラーネ。」
    そう言って、アスランはほんのり笑ってグラーネの首に抱きついた。
    この馬がこうして立ち上がるところを見たのは久方ぶりだ、とイザークは思った。
    すでに何度となくアスランと馬術で争ったことはあったが、そのいつでも彼はこの馬を連れてきた。
    そしていつ見ても、この馬は王のような佇まいでいたのだ。
    フリームもスキンも非常に優秀な馬ではあったが、当時はまだまだ若馬で、王たる風格を備えたグラーネに勝ることはついになかった。
    現在の馬齢から考えるに、グラーネは恐らくアスランが幼い頃から飼われていたのだろう。
    もしかしたらグラーネは、アスランを守っているつもりでいたのかもしれない。
    「どうして、イザークがグラーネを…?」
    「お前が地球に降りた後、ザラ家の資産は全て政府に没収されたことは知ってるな。無論、グラーネもだ。オークションで大層な高値がついたそうだが、さっき見た通り、お前以外の人間に懐かなくてな。おまけに老齢で、処分されそうになっていたところだったらしい。」
    そこまで話したところで、イザークもアスランの隣に歩み寄り、グラーネに手を伸ばした。
    グラーネはまだいくらか警戒した様子ではあったが、アスランがいることで安心したのか、大人しく彼の手を受け入れた。
    「競り落とした以前の持ち主が母上の知り合いで、たまたまマティウスの家に帰ったときにその話を耳にしてな。特徴が一致していたし聞き覚えのある名前だったから、俺が貰い受けることにした。」
    アスランはいたく驚いた顔でイザークを見た。
    「グラーネのこと…覚えていたのか?」
    「お前だって、フリームやスキンのことを覚えていただろう。」
    「そりゃあ、イザーク。お前、勝負の度に二頭のこと自慢してたじゃないか。北欧神話に出てくる神馬の名前だとかって…。」
    「それはお前もだ、アスラン。お前だってこのグラーネのことを散々俺に話していただろうが。」
    言って、イザークは苦々しい顔をした。
    イザークはそれはもう二頭のことを勝負の度に自慢していたが、アスランがグラーネのことを言うのは、決まって勝敗が決した後だった。
    つまり、アスランが勝ったときに、だ。
    そのことがイザークの頭の中にしっかり残っているということは、それだけの数、イザークが負けたということを意味する。
    「アスラン。行くぞ。」
    突然にイザークは言い放った。
    「何しに?」
    「決まっている。勝負だ!」
    「え、え、だって俺、乗馬なんて久しく…。」
    「そんなの、乗って感覚を取り戻せばいい。幸い、ここには大変優秀な姉弟馬が揃っている。そうだ。フリームの背に乗せてもらえ。やつは穏やかな性格だ。なまった貴様の馬術にも、上手く対応してくれるだろうよ。」
    むっとしたアスランが何か言い返そうと口を開きかけたとき、それを遮ってグラーネが嘶いた。
    冗談じゃない、とでも言いたげに。
    「ほう、どうやらこの老馬はお前を自分以外の誰にも乗らせる気はないらしい。どうする、アスラン?」
    いたく楽しそうにイザークは言った。
    アスランは眉根を寄せて、彼とグラーネを交互に見やった。
    そして今にも泣きだしそうに顔で、笑みを浮かべた。
    「…………ありがとう。」
    その呟きは、誰にも届くことなくアスランの口からすとんと地に落ちた。
    アスランは今度は目をきらりと輝かせて、胸を逸らす。
    そうして、どこか強気な笑みを浮かべてイザークを見やった。
    「その勝負、受けて立つ!」


    はい,こんな感じです.
    ドラマCDでイザークさんが「馬で差が出る!」とか言ってましたが,どうにもイザークらしからぬ発言に思えて気になっていました.
    イザークが勝敗について,そういうことを理由に挙げるかしら,と.
    それを考えると,馬の能力というより,対戦経験の違いを言っていたのではと思いまして,こんな感じにしました.
    イザークの馬フリームとスキンは,それぞれ北欧神話に出てくる夜の女神ノートと昼の神ダグが乗る馬の名前です.
    正しくは名前の後にファクシという言葉がついてきますが,長くなるのでカットしました.
    ちなみに名前の意味は,フリームファクシが“光のたてがみ”,スキンファクシが“霜のたてがみ”という意味です.
    アスランの馬グラーネはワーグナーのオペラ「ニーベルングの指環」で,ブリュンヒルデの乗る馬として登場します.
    その元は,北欧神話に登場する灰色の毛並みをした馬グラニより.
    こういうの考えるの,楽しいんですよ….
  • 拍手レス&SEED考察

    久しぶりに更新させていただきました.
    ようやく,ようっやく!
    大変お待たせいたしました.
    とりあえず,片足だけ戻ってきたような感じです.
    あ,それから新作の方,すこーしだけ手直しさせてもらいました.

    それでは,拍手レス!
    ■6/24 21:02 ぴ様
    ⇒お久しぶりでございます!
     コメント,ありがとうございます.
     もう来てくれる方もいないのではと思っていたので,俄然テンションが上がりましたとも!
     SEEDに関して,結局本編では明らかになりませんでしたよね.
     後書きでも書きましたが,個人的にはそのように遺伝子を操作された者がSEEDという能力を得たのでは,と考えています.
     メンデルでヒビキ姉弟のケース成功に端を発し,その後研究所を訪れるクライエントにはその遺伝子の優越性に応じて様々な試みをしていたのでは,と思います.
     アスランの場合,短命という遺伝子上の欠陥を疾患として治療し,遺伝子から再構成する中で,SEEDを発現する可能性のある遺伝子に行きついたものと.
     ちなみに,この話の中の研究員とは某ギルバートさんだったりします.
     彼が運命計画に際してアスランの優れた戦闘能力を知っていたのは,この時点でアスランの遺伝子構造をすでに知っていたからではないか…だったら萌える.
     そもそもこの話は,ギルバートさんが本編でアスランの戦闘における能力を会う前から知っていた点に疑問を持ったことから始まっています.
     SEEDが初めて発現したときの状況から考えて,アスランは自分のその覚醒を嫌悪している.
     アスランの無力感の表れ,象徴でもあると思いますから.
     だからこの話でもあんな浸食的な表現にしました.
     というより,無意識の自分に呑まれる描写が好みなものでして…私が(じゅるり)
     あくまでアスランにとっての覚醒が,あんな感覚なんだ,と思ってもらえれば.
     覚醒による暴走はイザークにしか止められない,しかしその覚醒はイザークによってしか起こらない.
     だから少なくとも,イザークに庇われた直後のアスランは“無事”ではなかったはずなのですよね.
     それから拍手のイザアスさん.
     熱の話はね,もうスーツCDで公式としていろいろやらかされてますからね.
     どうして熱のこと知ってたんでしょうね,イザークさん(笑)
     アスランは負けたからって言い訳でイザークに打ち明けるするタイプでもないし,イザーク以外の人にもそんなこと触れ回るタイプでもない.
     だったら,イザークがアスランの様子を見てそう判断しているってことじゃないですか.
     今回の場合はさらに自分で確かめるために行動に出たってわけで.
     彼にとっては不思議なことでもなんでもなく,ただ確かめただけのつもりなんですよ.
     つ も り.
     周囲の人間はもう穏やかに眠れるわけないですよね!ね!!
     さて,話は変わって,変な天気が続いていますね.
     私は至って元気です.元気!
     ぴ様はお加減いかがですか?
     確かに暑さにも寒さにも…弱そうですよね.
     なんたってすぐ熱出しちゃうんですからね,アスラン!
     イザークのさり気ないフォロー…想像しただけで胸が高鳴りますわ.
     さり気ない,の破壊力が半端ない.いい男すぎる,イザーク.
     ビバ・イザアス!
     鬱陶しいテンションですみません.
     それでは,拍手ありがとうございました☆


    さて,今回の話を書きながらふと思ったわけですが,SEEDってそもそも何なのか.
    いつも通り長いですが,みなさん,よろしいですか?

    Wiki先生によると,「ナチュラル・コーディネーターを問わず現れる、人類が一つ上のステージに進むための可能性」とのこと.
    生みの親である福田監督は,「火事場の馬鹿力の映像的表現であり、それによって何かが変わるというものではない」「人間性の喪失」と仰ってます.
    本編で明らかにされていないので,これらの情報を繋ぎ合わせて私的に解釈するしかないですね.
    私的には,SEEDはいわば脳の過覚醒状態のことを指すのではないかと思います.
    今となっては信憑性はなくなっていますが,一昔前,人間は本来の脳の容量の10%ほどしか活用していない,という論調が囁かれていましたよね.
    今は様々な状況に応じて,必要な脳の部位を活用していることが分かっており,10%の使用量なんてナンセンス極まりない主張ということになっています.
    しかしこれらはあくまで状況によって人間が使用する脳の部位を変動させることできるということを指すものであって,同時に全ての部位をフル稼働させることができるということを示すものではありません.
    福田監督が仰るような「火事場の馬鹿力」であるSEEDは,常ならば制限的に働く各部位が危機的状況に際して同時に活性化することを指すことなのではないでしょうか.
    それはつまり,爆発的な情報把握・処理能力の発現を意味するものではないかと.
    これが言うところの“覚醒状態”です.
    本来ならば並行して使用されることのない脳の部位同士が活発化することにより,そうなった人間の様相は「人間性の喪失」と表現されるような,非人間的な,あるいは機械的,あるいは動物的なものへと変貌するのではないでしょうか.
    しかしそうであるなら,それは到底人類として「一つ上のステージ」に進歩したものとは捉えられず,むしろ狂人の蛮行として考えられるものだと思うのです.
    SEEDが純粋に人類より上位の可能性を秘める者が所有する能力を指す言葉であるならば,それを制御し得る理性の介在なくしては認められないでしょう.
    そうした制約を考慮した上で,本編でSEEDを発現した者の中でそれを探すなら,SEEDを純粋に使いこなしていたのは,結局キラだけだったのだと思います.
    カガリは能力的な面で他よりいくらも劣っているし,ラクスはそも上記の条件に当てはまってはいない(革命家としてなら,その手腕は本当に非人道的ではあるのかもしれませんが),シンはSEEDによってほとんど暴走しているし….
    それならばアスランは?
    無印終盤から運命終了まで,アスランもキラ同様に理性的にSEEDを使いこなしていますよね.
    暴走するアスランが好きな私の偏見で以て説明させてもらうなら,キラとアスランの違いは,支持する存在の有無によって変化するか否か,です.
    キラはたとえ独りぼっちになっても,その神格化した思想が鋼の精神となって,理性的にSEEDを制御する(それも人間性を失っていると言えばそうなのかもしれませんね).
    アスランの場合,自覚的にSEEDを使いこなせたのは,すでにそうなったキラやラクスの傍にいたときだけ.
    つまり自分の状態を支持し得る存在の傍でだけ,その力を理性的に使うことができる.
    実際,二コルを失ってキラと戦っていたときのアスランは,人間性を失い,獣のように戦い死のうとできたし,運命でキラたちの陣営に加わるまで彼は確かSEEDを発現していなかったはず.
    すなわち,アスランは自分のSEEDを一人では制御できないのではないでしょうか.
    以上の点から分類するなら,厳密な意味でのSEEDを持ちうるのはキラ・ヤマトただ一人で,残りはその素因は持ちつつも使いこなせない者,なのではないでしょうか.
    ですから,支持する者を失ったアスランのSEED発現は,すでに人類の次なるステージの可能性を示すものではなく,脳の覚醒に耐えられなくなった“暴走”にカテゴライズされるのだと思います.

    …さてさて,ここからは暴走するアスランが好きな私による,さらに偏執的な考察になりますが,準備はよろしいですか?
    はい,脳の覚醒を理性的に制御することのできないアスランは,“暴走”します.
    本来なら,自我を介さない暴走は無謀なだけで,戦いの心得がある者にとっては止めることにさしたる問題はないはず.
    しかし悲しいことに,彼を止められる人間はそうはいないのです.
    なぜなら,アスランの意識が崩壊しても,身体的・操縦技術的な能力はその暴走に耐えられてしまうためです.
    むしろ遺伝子上の差異だけでなく,鍛錬によって培われた能力の差異も加味して考えるならば,軍人として訓練を積んだアスランの方が,正確にはキラよりも全体的な能力は優れていて然るべきですね.
    戦闘時における咄嗟の判断力や,周囲の状況を把握する点に関しても,経験上の差はあるはずです.
    彼は膨大な情報を処理し,生存率の高い判断ができるだけの経験(場数)を彼はこれまで積んでしまったし,その中で生き残ってきてしまった.
    そのため生命維持本能だけで動く,理性の崩壊した“怪物”のように彼は勝利するまで戦い続けるしかなくなる.
    キラよりも恐らく優れた能力を持つアスランが,その能力だけを最大限に高めた状態でさらに忘我にあるのだとしたら…それは通常の“覚醒”を逸した,“過覚醒”の状態にあると言えるでしょう.
    覚醒が心身の一時的な能力向上を指すのであれば,過覚醒はそれらが一層高まった状態,心身を害するほどに過剰になった状態だと捉えてもらえればいいかと.

    ……さてさてさて,ここからはさらにイザアスの妄想が入りますよ,よろしいですか?
    はい,そうした過覚醒状態まで一気に駆け上がるためには,生物にとってもっとも原始的な防衛本能が刺激される必要があります.
    それが“攻撃性”です.
    誰かを傷つけたい,ではなく,自分が死にたくない,というところを始まりにした攻撃性です.
    アスランの攻撃性の源は,自分の存在に対する決定的な危害を意味するだろう,イザークの死です.
    そしてそれを招き得る存在に対する,明確で激しい敵意(憎悪)です.
    父母を奪われ,友を殺されてきた彼です.
    ようやく見つけた(見つけてくれた)本当に優しくしてくれる人を奪う恐れのある相手への敵意は,もう尋常じゃあないでしょう.
    だからもう執拗に攻撃を仕掛けていくのです.
    それを弄び,相手の命を嘲るような真似までして,散々に冒涜してまでも,徹底的に打ちのめす.
    アスランは,そういう形で暴走します.
    そういう形で,アスランはイザークを守ろうとする.
    でもこういう形は,きっとイザークが喜ばないと,アスランは分かっているのです.
    だってそういう形を忌み嫌ったのは,他でもないイザークだったのですから.

    だから、こんなことはやめないと。
    でもやめると、イザークに危害が及ぶ。
    だから、止められない。
    止められるのは、自分と同じくらい強い、イザークだけだから。
    でもここにイザークはいない。
    だから、止められない。
    どうしてここにいない?
    あいつらが、傷つけたからだ。
    イザークを傷つけたやつらを、逃したりするものか。
    徹底的に叩き潰してやる。
    でも、イザークはこんな俺を嫌うだろう。
    始まりは、そういう形からだったじゃないか。
    だから、こんなことはやめないと。

    ってな感じの無限ループ.
    アスランとは,そういう“怪物”.
  • 近況&拍手レス

    あけてました,おめでとうございます.
    種史上最重要の日,バレンタインも過ぎてしまってました.
    ………げへ.
    もはやただの生存報告になってますが,私は至って元気です.

    では,拍手レス!

    ■2/10 10:40「ずっとアスランの…」の方
    ⇒拍手ありがとうございます!
     コメントを頂いたのが大分久しぶりだったので,ぶったまげました.
     うううう嬉しいです!!
     こちらまで温かくなれました.
     理想のイザアス,でしたかっ…!(わなわな)
     おおおおお恐れ多いですよ!よ!!
     私は,私の脳内で膨れ上がったいろんな解釈を彼らに押し付けているだけだと思っています.
     同じイザアスでも,もっと別の解釈は当然できるでしょうし,もっと別の結末もあるのでしょう.
     私はもともとアイデンティティや親子関係に傾倒した考え方をしているため,それが前面に出た話が多いと思います.
     どんな結末になっても,自分の意思は自分で選択せよ,という考えで書いてもいるので,もしかしたら私のところの二人はさらに苦しい展開を辿るかもしれないし,悲劇的で破滅的な事態に陥るかもしれませんが……それでもよろしいですか!?よろしいですか!?
     
     「カガリではやはり…」ということは,元はもしかしてアスカガ派でしたか?
     個人的には,アスカガは恋人というより悪友といった方がしっくりきます.
     カガリは他人のドンヨリと重い部分を認めたり受け止めたりすることはしない(そもそも他人にそういう部分があるという事実に耐えられない.自分にもそういう部分があることを知りたくないから)けど,それゆえに彼女にしかできない励ましやからかいをしてアスランを元気づけてくれそうだと思います.
     私の中の彼女は,快活でちょっとお馬鹿な男勝りの,ヒマワリのような女の子です.

     さて,話を戻しますが,もしかしたら私のところのイザアスは,必ずしもハッピーエンドで終わらない可能性があります.
     それでもよろしければ,また来ていただけると嬉しいです.
     嬉しいです,私が(にっこり)
     それでは長くなりましたが,温かいコメントありがとうございました.
     だいぶん更新ができずにいますが,また気が向いた時にでもお越しくださればと思います.
     そ,それまでには何か更新を…そそそそれまでにはっ…!

  • 何ヶ月経ってるのかな.

    …ってくらいお久しぶりです,皆様.
    書く書く詐欺を働いて早数ヶ月.
    あまりにも申し訳ない,というかそれこそ白々しすぎて謝ることすらできないのですが….
    時々アクセス解析を見させてもらうと,それでも来て下さっている方がいて,本当に申し訳ない思いがしてます.
    そのお礼が言いたくて,今日は日記を書かせていただいた次第です.
    来て下さっている方,ありがとうございます.
    サイトの上部に広告記事まで上がっている,不格好なサイトに成り下がっていますが,もうしばらくお待ちいただけると嬉しいです.

    段々朝晩が寒くなってきましたが,みなさん体調など崩されてはいないですか?
    私はつい最近大々的に風邪を引いてしまって,ぐったりでした.
    39度代が出たなんて10数年ぶりですよ,情けない.
    ふむ,でも,幼い頃のアスランはよく熱を出していたとか…(あれ,これ公式設定でしたっけ?あれ,違う?)
    今でも季節の変わり目などはちょっとした微熱が出るとかだったら可愛いですね.
    アスランが妙にぼ~っとしているのを見て,イザークが「そろそろ季節の変わり目か」なんてカレンダー代わりにしてたり,熱が出る前に早めにベッドに押し込んで「また熱出して魘されるぞ」なんて,アスランの体調管理をしてあげたりなんかしてたら微笑ましい.
    秋の初めの,朝のひんやりした空気に「うー、これからは寒くなる一方なんだ」とベッドの中で眉を顰めたアスランを背後から抱き締めて「これからは、このくらいの距離が心地いい季節になるな」と囁くイザーク.
    恥ずかしくなりながらも,あんまり気持ちがいい温度なため離れられないアスラン.
    なにそれ,素敵.
    もっとやれ.

    はい,何も書けてなくても,頭はこんな感じで動いてます.
  • ぬお~,お久し(何)

    1カ月ぶりですね,みなさま.
    ネットには繋げていなかったですが,イザアス熱は健在です.
    そろそろちゃんとした話を書きたいのですが,長らく文章を書いていなかったせいか,何から書いていいのか分からず.
    さらにはイメージがぼんやりしすぎていて,というかほとんどなくて,筆が一向に進みませぬ.
    シリアス書きたい.
    シリアスで仄甘いイザアス書きたい.
    人に読んでもらえるもの書きたい.
    ネタあったらください.
    何だか枯れてます.

    併せて,仕事が何だか大変です.
    仕事の内容がとか,量が,とかではなく.
    こういうのは何ていうのだろうか,ワーキングプア?ブラック企業?ワーカホリック?
    そもそも,雇用条件なんてものは最初からなかったのです.
    基本給も,有給も,最初からそんなものはなかったのです(遠い目)
    とりあえず,何カ月か前の日記に書いてた通り,何だかここもいろいろありました.
    前のところとはまた別のいろいろ.
    まあどこでもそういうのはあるものなんでしょうが…,うん,上手く説明できませんが.
    とにも,自分にプラスになるように動きます.
    自分のために決めよ.そうしよ.

    さてさて,私の私生活はさて置いて,なになに,リマスターの付録CDドラマがイザーク主役とな?
    しかもお見合い話とな?
    え,もう出てるんですか?いつ発売?
    なんだかキラが絡んでくるとのことなんですが….
    こう言っては何ですが,イザキラが増えるなんて事態にはならないでしょうな!?
    まさかのお見合い相手がシホで,イザシホフラグなんてことはないでしょうな!?

    じゃあ誰とお見合いするの?
    アスランでしょ.

    エザリアさん出演とのことで,そこは何だか安心しました.
    生きてたんだ,よかった.
    けど,待遇としてはどうなってるんでしょうね.
    パトリックさんが1度目の大戦後存命だったとしても,おそらく彼は処刑は免れないでしょ?
    その右腕だったエザリアさんが何の咎めもないってことはないでしょうから.
    議員資格の永久剥奪と軟禁くらいなのかな.
    そういうのもCDの中で語られるのかな.
    これまで書いてきた話とえらく食い違う設定になっていないことを祈ります.
    だから,イザークさんに婚約者でもできたら困るわけですよ.
    さらにキラとうっかり和解でもされたら困るわけですよ.
    個人的な設定としては,あの二人は任務とか会議とか,やむを得ないときを除いて,絶対にお互いのこと理解しようとは思わないことになってますから.
    アカデミー時代のイザアスのように犬と猿,水と油なんて可愛いものではなくて,キラとイザークは互いの関係性を例える言葉すら持ちえないって感じ.
    憎み合ってると言えば確かにそうだけど,それが頭から離れないほど相手の存在は重要ではない.
    対照的だと言えば確かにそうだけど,キラの対極にイザーク,イザークの対極にキラ,というほど真反対でもない.
    理解しえない決定的な理由も思い入れもないからこそ,理解しようとする気持ちを喚起させないし,絶対理解してやるもんか!と決意させることもない.
    どこまでも赤い赤い他人,だけどどこまでも白々しく繋がり続ける関係.
    よってこの二人に和解はあり得ない.
    物事の認識の方向性がまるで違うしね.
    だからね,うっかりでもCDで仲良くなったりしないでね.
    仲良くならないにしても,何となく認め合う,なんてことにもならないでね.

    え,で,もうCDは出てるんですか?
    イザークのお見合い相手は誰なんですか.
    おや,アスランがドレスの準備を始めているようだ.
  • 思い浮かんだこと

    またしても久しぶりですね.
    だいぶん生活に慣れました.
    そんでもって,久しぶりに新しい小説をと思ってパソコンを開いたわけですが,あれですね.
    言葉が出てこないんですよね.
    練習ってなもんで,散文などをここに書いてみます.



    ほら 星だ
    お前にあげよう

         一切 無情の

    お前は自由だ

         言ってほしい
         そう信じてほしい

    すまないと思っている
    残念だ
    そうそう

         忠実や従順は決してないんだ
         信じてほしい

    お前は信じるはずだ
    信じていないことを
         
         私の内なる崖 壁 絵
         残念に思うよ
         そうそう

    弾けた後の沈黙に
    やるせないことは回る

         私の内なる爪 虎 目
         軌道を遠く離れて
         今も良い子でいるよ

    裏のない
    実直な円形の道だ

         受け取らない方がいい
         貰った方がいい
         際限ない

    お前にあげよう
    輝ける不可逆の星だ

         山積している

    すまないと思っている
    残念だ
    その両手が

         そうそう



    まさに散文ってなもんです.
    あー,そろそろちゃんとした話が書きたい.
    手よ動け!
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