名前:フィルロズ・ハーロット
異名等:呪具現の魔女・荒野の幻王
種族:自称幻霊
性別:自称男性
年齢:最低140歳 ※自称11歳
身長:142cm
体重:32kg
スタイル:細い・薄い・柔い三拍子の少年型ボディ
台詞等:
「僕様に何か用。今正確に1分数えるのに忙しいから後にしてくれない。」
「このボディと呪具以外に拘りはないよ。だって何着てても僕様カワイイでしょ。」
「僕様と戦う気。じゃあ君の負けは決定事項だ。お疲れ様でーす。」
「そうなんだすごいね。へー。そうなんだすごいね。へー。そうなんだすごいね。へー。」
「僕様のボディは貴重品なんだけど。それを壊そうとするなら君が先だね。覆い尽せ、《ミニチュア・ガーデン》。」
髪:エメラルドグリーンのセミロングウルフカット(カラーコード:4dffbbくらい)
体:子供特有の細身
肌:顔、両腕、両脚を日焼けしている・首~胸部~下半身にかけて、背中、肩から二の腕、足先は雪のように白い肌
頭:左耳の上辺りからゆるくカールしたアホ毛2本・細い眉
目:だるそうなジト目・ハイライトのない金の瞳
首:なし
胴:ノースリーブの黒インナー・ヘソ出し腋出し
背:着古した白衣
腕:白いバンテージ(肘辺りから手の甲辺りまで)or白の手袋
手:棒付きのキャンディ(ブドウ味)
腰:黒のハーフパンツ
足:編み上げ黒ブーツ
下着:インナースパッツ
アクセ等:左腿にナイフホルスター
その他:無の顔をしている・舌が凄い長い(よく伸びる)・霊体が擬似肉体に憑依している
性格・特徴:無・自愛・研究・観察・人形・憑依・長生き・ろくでなし
【箱庭世界】と呼ばれる世界を統べる魔女。ポワゾン、カチュアに並ぶ三魔女のうちの一人。
箱庭世界での4大種族のうちの一つ、幻霊族の男性(種族性別どちらも自称)。また、自らを幻霊のルーツと呼ぶ。
「具現」と称される「無から有を創り出す」能力を身につけており、転じて新たな何かを生み出す創造主の役割を担う。
戦闘においては自身の創り上げた強力な呪いの装備、「呪具」を使い捨て感覚で具現化させて振り回す豪勢な戦い方をする。
本人(というかボディ)の身体スペックはさほどでもないのだが、呪いのリスクを無視して異常に強化された装備を扱うので
見た目と違い化物染みた戦闘力を誇る。一方でそれを振り回し続ける持続力はない為、結局だらけがち。
具現化させるにも時間や魔力が必要なので、戦場の最先端に立つ事はあまり望まないようではあるが……?
物理的な戦闘以外では呪具を作る際に使用する呪術、日頃何かと親しむ機会の多い触手を呼ぶ召喚(転移)術などが得意。
幻霊族は本来不可視かつ接触不能だが、物体への憑依をする事が可能な種族であり、
現在は同じ魔女仲間のカチュアに頼んで創り上げた専用ボディに憑依している。
その出来をいたく気に入っており、自身の事を「カワイイ」と言って憚らない。
一応、第三者目線からでも見目麗しいといって差し支えない程度には美麗で精巧な人形の身体ではある。
ちなみに、人形は本来の(不可視の)身体をモデルにした、と言っているがいかんせん不可視なので真偽は不明。
上記の通り、性格に難がある。飄々としていて、自分大好き。他者も好き。困ってる他者も好き。
他者をからかうのを好むのは見た目同様の子供らしさか、或いは生に飽いた超越者の気紛れか。
少なくとも呪いの装備を人間に与え、どうするのか観察し続ける辺りロクデナシだと思われる。
一般常識はあるようだが、どうにもそういった物をわざと外し続けるようなきらいがあり、付き合い辛いタイプの魔女。
【箱庭世界】においてはストライ荒野を暇潰しにぼんやり散歩している事が多い。
荒野で困った少年のふりをして通りがかりの生物を誘い込み、面倒な頼みをして困るさまを見届けるとふっと消える。
或いはそのついでに所持品に呪具を忍ばせ、国へ帰ったときの混沌を楽しむなど、とことんろくでもない。
本人の言によれば「どうせ死んでも僕様が寸分違わず具現できるんだからいいじゃん」との事。
そんな事を繰り返すうち、付いた異名は荒野の幻王。自称したとの噂もあるが。
なお生活拠点は同荒野の地の底にあり、転移術で出入りしているようだ。たまに篭っては迷宮の建築やらに精を出す。
勿論こんな性格なので、上司からの指示には聞く耳を持たない。
聞かないどころか指示と反対の事をやったり、かと思えば気紛れに言う事を聞いたり。
その行動はあまり読めないが、概ね共通して事態を悪化させようとする為に全力を尽くしているように見える。
呪いを宿した道具である呪具、無から有を創り出す具現、具現に呪いを混ぜる呪具現、その3つを操る故に《呪具現の魔女》。
呪具は説明そのまま。様々な武器防具から装飾品、或いは寄生生物や触手などまで含んだ妖しい装備。効果は絶大だが、
呪いにより解呪(≒装備破壊)以外での取り外しが難しく、長時間装着していると身体や精神を蝕む危険な代物。
具現はフィルロズが知っている物を構築する力。知らない物はイメージに基づいた適当なものが具現化される。
そういった少々の制限がある代わりに、完全に1から「世界」をも作り出せる。勿論、数百年単位の時間がかかるが。
現在の【箱庭世界】もフィルロズを中心に他の魔女の協力を得て作成された世界である、と言えば規模がわかるだろうか。
呪具現は主に箱庭世界や迷宮に属する生命を具現する時に呪いを混ぜ、その場所からの離脱を許さないようにさせる業。
仮に何かしらの理由で世界から離脱しても、やがて魂は引きずられて呪縛された世界へと戻されるようになっている。
現在まででこの呪縛を解かれて箱庭世界を抜けた者はたったの一名のみである。
(箱庭から抜けた者→テイル"T"テオグリフ)
他にも呪具現の呪いは多岐に渡り利用されるが、基本は「魔女が自由に扱う所持物」の烙印のようなものだと考えれば良い。
魔女の扱う特殊結界《ミニチュア・ガーデン》では肉壁と触手と化物と呪具が全てを包む巨大迷宮へと対象を誘う。
放り込まれた者は瘴気によって意志の力を削ぎ落とされながら、迷宮に潜むフィルロズを探し出さねばならない。
永遠に続くようにも思われる肉色の迷宮で、被害者の苦しむ様をじっくりと観察し続ける空間。
いざ魔女を発見して打ち倒しても、憑依したボディを破壊しただけに過ぎず、脱出は出来るものの撃破には至らない。
美学に近い何かを感じる他2名のミニチュアガーデンと違い、フィルロズのそれは実験場や屠殺場に近いものなのだろう。
とある開拓惑星では専用ボディ……ではなく、少々グレードが下がったスペアボディでの参戦。
曰く髪が短かったり、球体関節が露出していたり、表情があまり変えられなかったりと不満は多いようだ。
が、一応憑依水準は満たしているらしく相変わらず「カワイイ」と言い続けている。
現地で知り合った数人の(人でない者も含む)開拓者との交流をした結果、
自分含む魔女の手が一つも入っていない「生」の人間に感動していたりする。
また、戦闘ではかつて開拓していた同僚のポワゾンへの対抗心か、似たような戦法を目指している様子。
具現の力で創り出す薬や触手、或いは振り回す呪具がどの程度BUGに有効か、本人も少し楽しみにしている。