各種人物紹介

  • ベア

    名前:ベア・ドラヴニル
    異名等:恐怖の騎士
    種族:鎧
    性別:男性
    年齢:享年21(実年齢300↑、精神年齢25~6程度)
    身長:200cm
    体重:600kg(鎧+触手類が十全の際)0kg(本体)
    体型:脚のない重鎧

    台詞等
    「んだよ。俺になんか用か?依頼ならギルド通してくれや、ベアって名前でな」
    「あーわかったわかった待ってろ今行くから。チッ面倒な依頼受けちまったな……」
    「うーいマスター、ウイスキーで。……あっ待った金ねえやツケ出来る?んじゃツケで」
    「よーしよしよし可愛い奴め!お前だけだよ俺を怖がらないで懐いてくれんのはよーンムムー」
    「んだよ。依頼ならギルドを……へえ。どこで聞いた?そっちの依頼は別口だ、夜に鉱山跡に来な」

    髪:なし(生前はチリチリの天パ黒髪だったらしい)
    体:なし(生前は細身の筋肉質だったらしい、今は触手が鎧胸部に詰まっている)
    肌:なし(生前は日焼けした肌だったらしい)
    頭:側頭部に羽飾りのついた兜・十字の視界用スリット
    目:なし(生前は光のない黒)
    首:錆びたロザリオ
    胴:銀製の鎧(裏の仕事時は黒いミスリル鎧)
    背:亡国の紋章(十字架に絡む2匹の百足)入り赤黒マント
    腕:変形式触手クロスボウ(左腕)鎧手首に装着された毒塗り刀(右腕)
    手:触手(時々鞭に変化)
    腰:鎧に応じた腰装甲・触手毒腺手榴弾
    足:青紫の雷(腰辺りから地面まで延びている)
    下着:なし
    アクセ等:なし
    その他:鎧内部に蒼く燃える炎(本体)
    性格・特徴:中堅・動物好き・汚い騎士・異形・触手・人殺し・不死

    いつも酒場で飲んだくれている異形の騎士。空っぽの鎧に蒼い炎、紫電と触手が関節や脚部に見え隠れする化物。
    蒼い炎を中心として鎧から無数の触手を溢れさせ、それらを自身の手のように扱い人間らしく動く。
    「恐怖の騎士」の異名そのまま、どうみても魔物の類だが普通に喋るし普通に飲み食いするしノリは軽い。
    初見の子供や動物にはビビリ散らかされる一方、なんだかんだで面倒見はいいタイプ。
    実力としてはギルドにおける在籍人数がそれなりに多い中堅に納まり、
    主にその恐ろしげな見た目から呼び出される事は少なく日々を酒場で怠惰に過ごしている。
    戦闘スタイルは魔法剣士と暗殺者を足して割ったようなスタイルで、トリッキーな戦いを好む。
    毒や麻痺の他硫酸類に媚薬、果ては酒まで触手から分泌する事で敵を雁字搦めにする。

    酒場でぐだつく程度に仕事がない一方、酒場で毎日ぐだつける程度には金がある。
    これはギルドを通した正規の依頼は少ない代わりに、「本業」である後ろ暗い仕事を適度にこなしている為である。
    拷問暗殺見せしめ誘拐と汚れ仕事は大体なんでも請け負う上、成功率はかなり高く裏の顔は信頼されている。
    魔力によって形作られた触手による狙撃→死後触手のみ死体から離脱・分解などで足がつきにくい事も利点とされる。
    一方、子供や動物などをターゲットにした依頼は一切引き受けないどころか、過去にわざと失敗するなどして
    一部の依頼者からは大きな恨みを買っていたりもする。尤も、死なないので本人は平気な顔をしている。顔はないが。

    生前はとある王国の親衛隊長として王の身辺警護及び敵の排除に務めていた。
    若くして先代隊長に魔術・剣術・暗殺術を叩き込まれ、その実力を恐れた者から「恐怖の騎士」と呼ばれるようになった。
    以後、敵勢力に恐怖を植えつける名は便利だ(しかっこいいから)、と自らそれを名乗るようになった。
    王国が滅び知人や家族などを亡くした後も同じ異名を名乗り続けるのは、過去との繋がりが唯一それだけだからかもしれない。

    禁呪により不死となった代わりに肉体を失い、現在は鎧や甲冑に憑依する事で「人間味」を保っている。
    永く生きる為には必須と語り、睡眠・食事・排泄なども習慣として行っている。
    尤も体が存在しない為睡眠はかりそめの眠りだし、食事は触手に餌をやっているに過ぎない。排泄も触手が行う。
    なお本体は兜の中、或いは鎧の胸部で燃え上がる蒼い炎の塊であり、単体ではただの人魂にしか見えない。

    禁呪をかけられる直前に化物に両脚を食われ失っている為、憑依先が全身甲冑であっても脚部は動かせないのが悩み。
    勿論というべきか触手を足の形に固める事もできず、足という概念が存在せず浮遊している。
    その代わり魔力で作られた紫電が鎧の内部を駆け回り、足の代わりをするように地面へと常に伸びている。
    尤も、別に実体はないほかベア自身が害意を持たない限りは触っても何も起きないので建物が燃えたりもしない。
    伸縮も自在の為、戦闘中に突然雷を60cm以上縮めて(=浮遊する高度を下げて)足元を狙って攻撃したりもする。

    魂が禁呪に縛られている為不死身。たとえ消滅させても10分もすれば魂だけで復活する。
    不死身という特性の一方、魔力や奪った魂、憑依先の鎧に頼って存在している為それらがない場所では何も出来なくなる。
    故に封印術の類に弱く、逆に戦場跡や今正に死体と空き鎧が増えている戦場などでは異常なほど強くなる。

    かつては同じく中堅クラスの異形冒険者とコンビを組んで依頼に当たっていたが、
    その相棒が危険な仕事から足を洗って以降は大人しく一人で仕事をしている。
    二人で仕事をしていた時の賑やかさを懐かしむ一方、相棒の無事と自分の取り分が増えた事だけは素直に喜んだ。
    今でも時折相棒の開いた店を訪ねては、増えた取り分で好きなだけ飲み食いして、時々騒いだりもしている。
    余談だが一人暮らしが長いせいで料理は割と上手かつ好きであり、別に外で何かを食べる必要はない。

    現在は依頼で相対した褐色肌の戦乙女とよく顔を合わせ、酒場でうだうだしている姿をよく目撃されている。
    戦乙女配下の幼女および少年にはすこぶるウケが悪くネチネチズバズバ言われているのが最近の悩み。
    これならヤバい依頼の方がいい、ない胃が痛む、とは本人の言。
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