Public Notes

  • ユニコード戦記

    ブログとかTwitterで,見かけて最近できた専門書がいっぱいある本屋さんで買ったきり積んでたんですが,今日やっと読み終えました.本職の作家がかかれた本では無いので少し読みづらかったのですが,なかなか歯応えがあって苦にならなかったです.
    内容ですが,ノン・フィクションかと思って読んでたんですが,Unicodeみたいな標準の中身がどのように決められるのかといったことの方が大きかった気がします.それから,小林龍生さんの視点で語られてはいるんですが,毎度登場する「ヒデキ」こと樋浦秀樹さんが真の主人公じゃないかとかっこよく言ってみたくなる内容でもありました.頑張れば,『アッーー!』な薄い本が書けそうでした.※ 冗談です.
    島国島国言われる日本ですが先人たちの努力のおかげで大国に数えても差し支えないせいか,日本では深く考えずUnicodeは使えているようです.世界には,独自の文字コードすらなくて,Unicode入りを果たしたとしても諸事情で不完全な哀しいものとなったりするなんて事件もあると知ったときは,「このbonbonめ!」と自分を罵りたくなりました.
    理想を手に入れた側がその理想論を押し付ける残酷さというか,もっとそうゆう歴史を知らないとなと思います.「強いられているんだ!」という言葉はどこまでも強烈です.
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