Public Notes

  • アンダルシア 著:真保裕一 の感想

    アンダルシアをちょっと前に読み終えたので更新稼ぎにその感想を書いときます。
    話は巧くできていたんですけど、インパクトに欠けたり、伏線回収がレベル上みたいになって進みが悪かったです。終始、ワケありな女性に振り回されていたのは、納得もいきません。あれだけの秘密を隠し通すのは少し無理があります。それと、帯はちょっと詐欺です。フランス・スペイン・アンドラの警察とそこまで渡り合ってないですし、それなりに協力してるのでそんな言い方はないと思います。「アンダルシア」は一冊つかって書くよりも短編や幕間くらいの方があんまり期待しないで楽しめたのかもしれません。それから、天使の報酬で出てきたキャラクターがほとんど登場しなかったのは、そうゆうスタイルの人なのかもしれませんけど、もったいなかったです。
    どうやら、今回は映画が原作超えを達成した気がします。チリ毛のアンドラ警官は、映画で伊藤英明になってるみたいです。本編で一番大きな事件が短期的なもので、最後に解決される伏線の方が大事だったところを踏襲していたのは原作を読んだ後に気がついたいいところでした。そして、戸田恵梨香をキャストしてのはわたしとくでGJです。
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