本公演を終えて2週間が経った。
その間に梅田と私の中で決めたことがある。
「来年は定期ライブ公演を主体に動いていこう」
といっても偏る訳ではなく、ご依頼があれば様々な所でライブをする姿勢は変えないし、気持ちや興味が高じれば色々やりたいとは思っているが…
もう少しライブ公演の宣伝に力を入れようと思っている。
もう少し計画的に、そして今ある自分達の媒体をうまく使って、もっとたくさんの人に見てもらえるように努力しようと思う。
その為に、もしかしたら今までと何か変わることがあるかもしれない。良い変化か悪い変化か…それはきっと人によって受け止め方は違うと思うけど、自分達は悪気があって変えていくのではないので(笑)どうか見守って頂けたら幸いです。
…この前置きはこれから振り返る公演内容に何も関係ないが…なんとなく書いてみた。
さぁ、振り返ろう!
⑴ 内容決め
自分のブログでは散々書いてしまったが…今回の内容は本当にギリギリに思い付き、ギリギリで作り上げた。
「もっと前に思い付いていれば…!」と思ったらキリがないけど、本当にそれしか残らなかった!
決して悪い意味だけではない。
その位の内容を作り上げたこそ、もっと早ければ質は上がったし、宣伝も出来ただろう。だから悔しい。
あの少ない日数でよく持っていけたなぁという気持ちもあるが…反省している。
でも!そういうのは今とりあえず置いておいて…中身について語りたい。
今回の『35の夜』
なぜ尾崎豊なのか、なぜこうなったのか…少なからず疑問に持った方はいると思うので説明すると…
まず!この公演の約一ヶ月前に【ソラマメキスポ】というソラマメ結成11周年記念のワンマンショーがあった。
その詳しい内容は私のブログを遡って読んで頂きたいが…
http://soramameyuge.jugem.jp
そのイベントで流した映像に、ソラマメの日常が映し出された(情熱大陸的な)映像があった。
深夜、練習の為にカラオケへ向かう様子やそのカラオケルームでの練習姿(ただカラオケを楽しんでいる姿)が撮影されていて、その最後に私が梅田にしたサプライズで、尾崎豊さんの『15の夜』を『35の夜』に替えて梅田に贈った。
その歌詞の内容は後ほど“セットリスト”の中に載せてあるので読んでほしいが…決して素敵な内容ではない(^^;;
が、私の中でよほど印象に残ったのだろう。
【ソラマメキスポ】もそれはそれで大変なイベントだったけれども、演ってる間もとても楽しくて終わった後も「楽しかったなぁ」しか残らなかったので…
終わってライブ公演まで一ヶ月しかないってのにその余韻なのか全然切り替わらず、気持ちだけが焦っていくばかりだった。
色々考えたり、映画のDVDをレンタルしてまた色々考えたりはしたけど…どれもピンと来ず。
前回の“ライブ公演”とその次の“ライブ公演”に間隔が空いてしまうと《思考の仕方》みたいなものを忘れてしまうようで…どうやっていつも作ってたんだ!?となってしまった。
そんな中、ソラマメではない仮の姿の時に(バイト中です^_^;)ピンッと来たんですよね!
『35の夜』だと!使えると!!
そうなったらあれよあれよとネタが出てきて…今回のような内容になった。
“文字縛り”のようなものは今回の定期ライブ公演で初めて使ったが、
今回までの物語に絡むような使い方はしたことがないが【ライブ公演】というスタイルをとる前は、よく“文字”に関してのネタはやっていたので、自分達の中では馴染みがあった。
それも手伝ってなのか?
これは余談だが「今回はフリップを多用するよ」と梅田に伝えてからそのフリップの出来上がりが素早く…梅田の“小道具力”を改めて見直した。頼もしかった(笑)
⑵ 台本作成
ネタは出来た。頭の中でイメージは出来ている。
…が!それを“台本”として書き上げるまでの材料が足りていなかったようだ。
◆流れ&セットリスト◆
http://notes.io/qJ5W
今回、観ていただいた方はお分かりだと思うが、
梅田と弓削のセリフの掛け合いにより物語が進行していく。
(物語…と呼ぶのは適切かわからないが妥当な気もするのでここではそう呼ぶ。)
なので上記のリンク先にはセリフの全てを載っけた!台本全てと言ってもいい!
だからいつでも皆さんは『35の夜 〜囚われた女たち〜 』を公演することができます!笑
…まぁ冗談はさておき、どう説明していいかわからず載せた方が早い気がしたので載せたのだが…
この【プロローグ】と【エピローグ】の部分。
梅田との協議でこんな流れになった。
というのも…今回のネタを実行するには、どうとでもいけたというか、要はどういう印象のライブにするかで決まるというか…。
台本として仕上げる下書きの段階で私はこの【プロローグ】と【エピローグ】を2パターン持っていってしまった。
2パターン用意するのは決して悪いことではないだろうが、今回の場合「持っていってしまった」が正しく…そこを絞れなかったので、梅田も、そして自分も混乱した。
それが今回の私を表していたのかもしれない。自信がなかったのか焦ってたのか…その両方だろうが、ここでまたつまずいてしまった。
多分梅田も感じ取ってくれていたのだろう、口論になりながらも内容についてちゃんと指摘してくれて、完成に至ることができた。
彼女とのやり取りの中で自分も整理されていき、無事に書き終えることができた。
力を貸してくれた相方に感謝だね。
⑶ 尾崎豊さん
今から書くことは⑵の内容にも繋がることだが…
全体テーマとして【尾崎豊】を扱うことになり楽曲を聴いていて、氏の魅力を再認識した。
といっても、こんなにちゃんと聴いたことはなかったかもしれない。
ソラマメを結成する以前に路上ライブで知り合ったとある男性と、とあるイベントの為に一時的にユニットを組んだのだが、その方が尾崎豊さんが好きで一緒に歌ったことがあり…細かく歌い方について指導されたことがありました(笑)
なのでその時は、氏の魅力とか歌の世界観とか全然考えたことなかったけど、
改めて今回聴くと「何故今でもこんなに人気があるのか」伝説になっている理由が自分の中で少し解ったような気がします。
それもあって今回のライブ公演のセットリストは“等身大”を意識しました。
ソラマメの曲は物語性がある楽曲が多いので、その中で等身大となると限られており…尚且つ3文字・5文字・8文字の曲たち。
なので多少強引な部分があったのです(笑)
尾崎豊さんを聴いていると「この人には歌わなきゃいけない動機がある」と強く感じます。「こういう人がやるべき人間なんだろうなぁ」と。
曲に、歌声に全て入っている。
私は違うタイプなので、こういう方に出会う度に憧れます。
⑷ 新曲『BUN BUN 狂騒曲』
このサビのメロディーは3年前位からあって、いつか作ろうと思って置いてあったものを今回取り出したのだが。
実は【ソラマメキスポ】でやれないかと思い、曲だけはその前になんとなくは出来ていた。
まぁ案の定余裕がなく…今回のライブ公演での披露を目指したのだが、
ご存知の方はご存知だろうが、私の中で一つ決めていることがあり、「ライブ公演には必ず新曲を入れる」ことにしている。
今はパッと過去の公演は思い出せないが…最近の公演はその意地を通している。
なので今回は、ライブ公演の内容が決まるのが遅くなると想定していたので、「とりあえず新曲を先に作ってしまおう!」とこの曲を完成させた。
久々に明るい曲調。
なんとなく自分の中で『紙ひこうき、飛んだ』に通じるもの、を意識した。代わりになることができる曲。
この先どう成長していくかは予想はできないが、宅配ライブでも歌っていけそうなので、もっと歌って身体の中に染み込ませていきたい。
詞は相変わらず出来上がるのに時間がかかったが…とにかく日頃の鬱憤を晴らした!笑
いつも年末に近づくと鬱々としてくるんだけど、例年よりスッキリしているのはこの曲を書き上げたからではないかと…今、本気で思っている(笑)
⑸ 最後に
嘘か真かなんて実はどうでもよくて大事なのは「自分が何を信じるか」だと。
物事は捉え方で良いようにも悪いようにも変えることができて。
意図していないところでも変わってしまうことがあるわけで。
…梅田と弓削のセリフのやり取りから、こんなことまで感じる人はいらっしゃらないと思いますが(^^;;
自分は書いててそんなことを思ったりしてました。
いただいたアンケートの中でお一人、“手錠の8”に気づいてくださる方がいらっしゃいました。
もしかしたら書かなかっただけで解った方は多数いらっしゃったのかもしれませんが…
そうです。手錠も8なんです。《8に囚われる》
縁起がいいかはわかりませんが…囚われるている姿が延々に続く…∞
あとひとつ。
今回 “お笑い芸人さんのようなテンポの良い掛け合い”を目指しました。
最近『ソソソ、ソラマメです』を歌い終えても尚、「芸人さんですか?」と聞いてくる人がいる(笑)
「芸人じゃないよ」と曲の中で否定しても…です(^-^)/
なので敢えて挑戦してみようかと。芸人さんのような掛け合いを、敢えて。
いざ挑戦してみて…難しかった!
自分達には稽古が足りませんでした。
次臨むことがあればもう少しレベルアップしたものをお見せしたいと思います。
…何になりたいんだ、私達!?笑
今、芸人というとお笑い芸人の意味合いが強いですが、
元々は“芸人”って幅広い意味を持つと思うので、真の“芸人”を目指してこれからも励んでいこうと思います。
最後まで、ここまで読んでいただいた皆様どうもありがとうございました。すごいね。
ここまで読めるなら、これからも私に付き合えるだろうしソラマメの事も応援できるよね!
ではでは。
次回は第14回。来年の2月11日&13日に行われます。
あと二ヶ月か…こう考えると早いな!急に焦ってきた!(゚д゚lll)
…ガンバリマス。
来年も何卒宜しくお願い致します!