ライブ制作メモ

  • 2016年3月27日 特別ミニライブ公演 『ソラマメのごきげんよう ~サイは投げられた~ 』




    さて、今回もパソコンで書いております。
    書き出しております。

    思えば前回の『ライブ制作メモ』以来、
    パソコンで長文を書いていなかったなぁ…。

    習慣づけるって難しいよね。
    特に、得意じゃないことだったり「別にできなくても生きていける」と思っていることは、
    なかなか自分の実生活にはまらない。
    でも習得していけば必ずや役に立つことはわかっている。


    …はい。文字を打ちながら自分に言い聞かしているだけです(-_-;)
    つべこべ言わず振り返っていきます!





    ① 今回までの経緯



    まず特筆せねばならないことは、今回のライブ公演は…


    ⑴ 20分であること
    ⑵ ピーチーズさんのライブイベント内で行われること


    【ピーチーズさんHP】
    http://www.peaches-tap.com/


    昨年8月下旬に拝見した『ピーチーズライブ2015 歌謡タップメドレー~やぶさか90's』

    いつもお世話になっているLiveGarage秋田犬のスタッフ・福島史華さんにご紹介頂き観に行かせて頂いたのだが…
    それはとても心躍るものだった!

    今回私達が出演させて頂いたイベント同様、様々なジャンルの出演者さんがいらっしゃり、
    これぞまさに“エンターテイメント”なステージング。
    タップ、音楽、芝居…
    次々に途切れることなく展開されていく構成に「秋田犬でこういうことをされている方達がいらっしゃったとは」と感動した。


    その時にも感じたが、今回出演して感じたのがピーチーズさんのライブは良い意味で脱力感がある。
    ガチガチしていない。決める時は決めるが隙がある、というか。
    だからお客様が入り込める。

    ライブ感、といえばわかりやすいだろうか。
    そのノリが自分達に近いものを感じたし、福島さんが「合う気がする」と仰ったのも頷けた。


    ピーチーズさんは今年、結成15周年を迎えられ、それを記念(?)して秋田犬で15本ライブをされる。
    その一本に出演できることが決まったのが去年の9月。
    「芝居の入ったパフォーマンス」「20分くらいで」と提示された。

    《ライブ公演形式》で参加することになるだろうと頭には入れていたが…時間が20分!いつもの半分!!
    何分でもいいと最初は言ってくださったのだが…さすがに初参加で40分も頂く度胸もなく。
    それ以上にこのイベント内で自分達がライブをするイメージがまだ出きず…

    その設定で挑戦させて頂く事にしたのだった。





    ② 内容決め


    ということで出演させて頂く事が決定したわけだが…

    すぐにはどんなものにするか考え出さないことは、これを読んでくださってる皆様にはご周知のとおり(^_^;)
    もちろん頭には常にあったが、具体的に考え出したのは前回の定期ライブ公演を終え…色々な事を終え…
    結局本腰を入れ始めたのは3月初旬である。


    20分という枠組みをどう構成すればいいか…という点に悩んだ。

    私達ソラマメを観る方が初めての方が多い中で《ドラマ仕立てのライブ》をやるということは、自分達の情報以外にもうひとつ伝達事項を組み込まなければならない。
    いつもなら40分の時間でそれをすればいいわけだが、今回は20分である。丁寧にやる時間はない。

    かといって“初めのご挨拶”“プロローグ”を欠いてしまえば、何も状況が掴めないまま時間は過ぎていき…
    お客様は取り残されて終わってしまう、それだけは避けなければならなかった。

    なので私達の自己紹介の曲『ソソソ、ソラマメです』を歌ってから始めることにしたのである。



    ◆流れ&セットリスト◆
    http://notes.io/wcK1


    今回もセリフの掛け合いで物語が進んでいったので、ほぼ全部台本を掲載した!
    これだけ見ても雰囲気は伝わらないと思うが、多分このライブ公演を観てくださっていた全ての方がわかるであろう『ごきげんよう』という番組。ティーヴィーショー!!
    (TVshow、言いたかっただけ!)
     
    今回はこれが全てです。
    この番組の決まりごとで成り立っている。

    そもそも何故『ごきげんよう』になったのかといえば、
    今回の公演を制作するにあたって、どうやって物語を始めるか。
    事を起こすのに、梅田か私が“何かを打ち明けたかった”

    『ごきげんよう』に辿り着いたのは、本当に今回はその時のひらめきのような直感のような…
    降ってきたような湧いてきたような…それはもう突然で。

    でも3月いっぱいで番組が終了してしまうこともあり世間でも話題になっていたし、
    それを知った時に私の中で“寂しいな”という感情があったので、自然だったのかもしれない。

    でも梅田さんは驚いていた。何故そうなった!?と(笑)
    それもそのはず、つい1時間前までは違う切り出し方(題材)を伝えていて…

    というのも『梅田開花宣言'16』でいこうかと思っていたのです。
    時期的にもいいかなぁと思っていて…
    (過去に定期ライブ公演で扱っている題材。詳しく知りたい方は過去の“ライブ制作メモ”を御覧ください)

    もしくは『どうした、弓削!』かなぁって。
    (これも過去扱っている題材)

    でもどちらも決め手に欠けていた。
    それぞれになんとなく考えてみたけれど、インパクトがなかったというか…。

    そんなわけで『ごきげんよう』に。
    これだ!という確信にも似た根拠のない自信。
    これが決まれば私は少し安心する。これからがまだまだ大変なことはわかっているけども!

    ということでこの題材が決まったのと同時に、
    梅田には「サイコロ頼んだよ♪」と伝えたのでありました(^o^)丿





    ③ 意識したこと


    少し細部まで書かせてもらいたいのだが、
    20分という枠組みで意識したことが“それぞれの役割をそのまま伝えること”だった。

    イメージ。
    梅田の印象、弓削の印象。

    こんなこと書くと計算高いとか…あんまりいい感じに思われないかもしれませんが、
    今回“ボケ役”を梅田にしました。その方が伝わりやすいかなと思ったからです。

    40分の通常公演では私がやることが多いですが(ボケ役、という言葉は適していない気がするが今回は敢えてわかりやすいので使ってます)
    一応私達はミュージシャンですので、歌を歌う、曲を伝えることはちゃんとしたいわけです!(^0^;)

    なのでメインボーカルの私が奇天烈なことをやってしまうと歌がおまけになる可能性があるし、
    観てる方も訳がわからなくなる可能性もあるし…

    ということで、こうなりました。



    歌を大事にしているというわりには、こういう構成で疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、
    歌も懸命に歌わせていただきました。

    選曲は正直、流れ重視です!
    セットリストをご覧いただけばわかると思いますが、あの流れなので曲のタイトルが重要でした。


    それも苦労したなぁ…(^^;)
    「この文字が必要なのに無い」とか
    逆に「このタイトルから導き出せる単語は?」とか。

    強引だった部分もあったよね…それはわかってる(笑)
    それが私のまだまだな部分なんだろうねぇ。もう一捻り欲しかったよね…。
    ごめんなさい、それは次以降の課題にします!

    流れ重視で選んだ曲だったけど、『きみに贈る愛のうた』を久しぶりに歌えたのはよかったな。
    個人的にあの歌を歌うのは好きでして。フルで歌いたかったけどね。





    あと!
    冒頭で記した【ピーチーズさんのライブイベント内で行われること】
    これはもう意識するのは当たり前のことであり、それを外れることだけはしたくなかった。

    楽しんでいただけるものを持っていきたい!
    その気持ちは強かった。

    タップはできないくせに梅田がやろうとしたりね。少しでも「今回ならでは」のことがしたかった!
    結果的にタップではないしできないので、ネタとして使わせて頂いただけなのですが…
    不快に思われた方がいらっしゃいましたら申し訳ございません(>_




    ④ 最後に



    今回出演させて頂き、本当によかったと思っている。
    こんな機会を頂けて本当に感謝いっぱいだ。

    《ライブ公演形式》で20分間ライブをする。
    自分達だけでは絶対出てこない話だろうし、この先挑戦しようとも思わなかったと思う。

    やってよかった。可能性が広がった。
    もし今後出させて頂く機会があれば、ピーチーズさんには「何でも言ってください」とお伝えした!笑
    その方が広がるし、苦しむとわかっていても絶対面白い!そう思う。


    今までミュージシャンの方達と一緒に出させて頂き、ライブ公演を行ってきたが、
    今回初めて違うジャンルの方達の中でやってみて、違う味わいがあった。

    観てくださったお客様があたたかかったのと、ピーチーズさんが場を繋いでくださったこともあったが、《ドラマ仕立てのライブ》が、そこまで違和感なく受け入れられたように思う。


    正直、自分達の出来は満足いくものではなかった。
    終わった直後、私は落ち込んでいた。

    が、皆様の反応やご感想に「また頑張っていこう」と思えた。本当です。
    このライブ形式を続けてきてよかったと心から思えたし、報われた。

    ありがとう。次があるって幸せです。




    次は5月の定期ライブ公演だ。祝15回だ!!
    初のリメイク。作品の発表は…もう少し時間をください\(^o^)/


    苦しみながら楽しみながら、愉しいものを提供したい。
    今後ともソラマメを宜しくお願い致します。


    読んでくれてありがとう。



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