このライブ公演が終わり早三ヶ月…。
こんなに空けてしまい…。
終わった後もライブやイベントが続き、立て込んでいたことも原因の一つだが…
公演終了後、色々と思い悩んでしまったことが一番の原因だ ^^;
毎度ながらではあるかもしれないが…今回は深みにハマってしまった。
が!書き始めからあーだこーだ書くのは気が引けるので、
途中途中織り交ぜながらまとめていけたらと思う。
ご興味あれば最後までお付き合いください。
では、久しぶりの“ライブ制作メモ”スタート!!
①経緯
今回のライブ公演のタイトル『重大発表 ~ソラマメより大切なお知らせ~』
この重大発表というのがユニット名の改名だったわけだが、
この決断は前回のライブ公演(第16回公演、2016年8月19日&20日)よりも前にしたものだった。
7月30日に出演させていただいたマザー牧場でのライブが自分たちにとって悔しさが残るものになってしまい、
帰りの車の中で「改名しない?」って提案したのだ。すごく唐突に思われるかもしれないけど(笑)
なんか“変えたくなった”のです。心機一転、新しい気持ちになりたかったのかもしれない。
その時の梅田の反応はといえば悪くなく、むしろ快諾してくれた。
実は以前にも「ソラマメです」にしないかと言ったことがあったのだが、その時は微妙な反応だった。
まぁその時は“ソラマメ”という名前が溢れているから…という理由だけだったのでいまいち伝わらなかったのかもしれないが、
今回は梅田も何か思うことがあったのか、すんなり受け入れてくれたのです。
…この流れからの今回のライブ公演。
どう発表するか、がキーポイントだった。
とりあえず“記者会見をしたい!”と思っていた(笑)
記者会見のシーンを最後に入れたいと。
となるとソラマメだけじゃない第三者が必要ではないかと…そんな考えに至ったのだ。
そしてある方のお顔が思い浮かんだ。
そう、今回ゲスト出演していただいた元尾裕介さん(劇団カムカムミニキーナ)だった!
元尾さんと出会ったきっかけが気になる方は、私のブログのこの記事を読み進めてちょうだいな。
http://soramameyuge.jugem.jp/?eid=246
元尾さんには「いつか出演したい」と言っていただいていたが、こんなに早く訪れようとは!
出会って間もないのに、まさかの展開だった。
なんとなく「単独ライブ公演(ワンマンライブ)でかな~」と思っていて。
そうなると少し先かなと思っていたのだが。
出演していただけたら面白くなりそうだなと直感で思っていたので、
元尾さんが引き受けてくださった時は嬉しかった。ワクワクした。
元尾さんにオファーしたのが8月下旬。公演まで約二ヶ月半。
いつもの私達にしたら早めに取り掛かってるように思えるが…
その間にも他のライブやら何やらがあり、いつもながらギリギリだった!
…もう書かなくてもファンの方は重々承知だと思うが(^_^;)
だがゲストをお迎えするということで、いつも通りではいけないことや、いかないことがあり…
いい緊張感はあったと思う。はい。
②デスノート
他のライブがひと段落し、本腰を入れなければと思い始めた10月中旬。
(わかっている。この時点で遅いことを…!)
元尾さんとの初打ち合わせを控えていることもあり、台本を書くまでの具体的な内容を考え始めた。
が、それまでにザックリとは考えていたのでその方向でいこうと思っていた。
今回は【改名することを発表する】ことが全てだったので、ライブ公演という“ドラマ仕立て”のライブ形式ではあるが、
物語というよりもドキュメンタリーのような、ソラマメの今までを振り返りながらのライブにしようかと思っていた。
その中で、回想シーンとかで元尾さんには出ていただこうかな~、なんてザックリ考えていた。
が、ノートを開きペンを持った瞬間…全く別のものが出てきたのである。
こういう瞬間は割りとある方だが今回は本当に突然だった。
その瞬間に、今までの内容はなかったことになった。
当然この出来事に一番びっくりするのは梅田である(笑)
公演チラシのデザインが遅れていたことが功を奏した。
(完全に梅田への皮肉だネ!)
私たち二人の写真も撮り『重大発表』推しでチラシの制作が進められていたのだが、
内容変更に伴い『デスノート』推しになったのだ。
◆今回の流れ&セットリスト◆
http://notes.io/ime6
今回も台本をリンクしておく。
多少カットしたが、セリフで物語が進んでいるということもあり、ほぼ全て載せている。
一体誰のために何のためにしているのかよくわからないが…いつか誰かのお宝になればいい!
ここまできたら続けたいので、時間がかかるし面倒だけどライブ制作メモはここまでやりたい!
『ですノート』
ただ平仮名になっただけだが、【ソラマメです】に改名することに繋げるには打ってつけだった!
これが違和感なく生まれたことにより自分の中で今回の公演のイメージができた。
ちょうど映画「デスノート」の新作が公開されたばかりでタイムリーだったし、
それもあって想像しやすかったのかもしれない。
今回の台本を書くにあたり、藤原竜也さん、松山ケンイチさんが出演されていた映画を見直し参考にさせてもらった。
久しぶりに見たが、面白かった。
(私は漫画の方は読んでいないので「デスノート」といえばこの二人です^^)
きっと映画でもそうだったと思うが、一番の重点は『ですノート』に説得力を持たせねばならないこと。
創作ではあっても実在しそうでないとストーリーに信憑性がない。
なのでプロローグには時間を割いた。
必要な時間だった。
そこを丁寧に描かなければお客様を置いてけぼりにする可能性があったと思う。
結果、【美意識敬吾】を演じた元尾さんのセリフが増えてしまったのだが(^_^;)
せっかく出演してくださるのだからたくさん話してほしいという気持ちがあったし、
それに書いてて楽しかったということもある。ぽんぽんと出てきた。
「こうすればよかったな」と思う所もあるのだが、その時はそれだったんだなと今なら思う。
『ですノート』の物語、なかなか上手くまとめることができたと思っているのだが…
いかがだっただろうか?
③ライブ構成
今回は、出演者が一人増えたことに加え特別な発表もあり、とにかく“シーン”が多かった。
本当はあのゲスト(ソラマメのライブにたまに登場する夫婦…サトシとケイコ)も呼びたかったのだが…
とてもじゃないが時間が足りなかった!!
そうでなくても話がわちゃわちゃしちゃいそうで、取り止めた。
今回に限ったことではないが、最近のライブ公演は40分に収めるのが本当に難しくなった。
欲を言えば歌ももう少し歌いたい。ミュージシャンなので(笑)
かと言って、初めて私達の公演を観る方々にとってはこの位の時間がちょうどいいと思っている。
とにかくバランスだ。
詰め込みすぎてもよくないが、足りないのもよくない。
その上で、物語の中で、いかに歌を伝えるか。
うーん、ムズカシイ。
話を今回の公演に戻すが、
今回の演出にあたり、一つ叶えたことがある。
“ラストシーンを冒頭に見せる”ことだ。
正確にはラストではないが、弓削が改名することを宣言するシーン。
(気になる方は◆今回の流れ&セットリスト◆を確認してね)
冒頭では言葉は音楽でかき消されるが、
ラストシーンを持ってくることにより、最後まで気にならせる展開を意識したつもりだ。
今までこれをずっとやりたかったのだが、はまる公演がなかなかなかった。
なので今回、その点に関しては満足している(^~^)
曲に関して。
今回は新曲が作れなかった…。
実は台本も清書ができず下書きのままで終わってしまったし…。
時間がない中で何を優先させるか、選択し続けながらの日々だった。
なので曲を書く時間も取れず。
仮に出来ていたとしても練習する時間が無かったので、結局は披露できなかったと思う。
悔しい。
でも二曲目に歌った「モーニン!」は初聞きの方が多かったのでは…?
それで許してくれ~!
(ジブンニアマクテスミマセン)
④最後に
このライブ制作メモを書くのに、こんなに間が空いてしまった理由。
今ここまで書き終えると、そんなに悩む必要もなかったし、そんなに大したことにも思えないけど…
その時の私は受け止め切れず崩れてしまった。
誤解されるといけないので前置きしておくが、公演自体の内容は決して悪くなかったと思う。
第17回まで公演を続けてきた中で一番の集客にも恵まれた。
しかしそれ故か…多くのご感想・ご意見を頂戴したのだが、
やり残してしまった点や普段から気にしていた箇所が浮き彫りになったというか…
自分でもわかっていることを指摘されると余計に凹んだりして…
公演後、悔しさや絶望感で自暴自棄になってしまったのです。
妥協と諦めは違う。もう少しやり抜かねばならなかった。
作・演出をしている人間がブレてはいけないのだが…貫くことが出来なかったんだと思う。
公演直前、日頃の無理がたたってか声帯結節になってしまい、それも大きかった。
声がかすれ思うように出なくなってしまい、本番三日前位に病院に行って、そう診断された。
休むなんて選択肢はあるわけがなく、しかし心構えができていなかったから公演本番もかばうように歌ってしまい…
お客様に聞きづらい歌を聴かせてしまった。
結果、色々とご報告が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
関わってくださった方々や、御来場いただいた方々にも失礼なことをしてしまったと思います。
今後は昨年流行ったドラマのタイトルをお借りして、
『逃げるは恥だが役に立つ』
この精神を参考に精進できたらと思います!
そうです。私は全てを受け入れられるほど器がデカくありませんでした!
受け流すこともそれなりにしていきます。
生きていくために!ある程度は!
自分が思うよりも貧弱だということがわかったので(^_^;)
もしも心配されている方がいらっしゃったら…
こうしてパソコンに向かい振り返られるようになったので今は大丈夫ですよ!
喉も回復していますのでご安心を!
今年は、今のところライブ公演があるのかわかりませんが、
次やる時は振り切ってやりたいですね。
元尾さんにもいつかまたオファーできるように、成長できてたらと思います。
では。ここまで付き合ってくださった皆様、ありがとうございました!
ソラマメ改め、【ソラマメです】の うめだソラ美、ゆげマメ子を今後ともよろしくお願いいたします。