今回、この【ライブ制作メモ】をまとめるのに時間がかかってしまった。
というかまとめづらかった…。
いつもの“定期”ライブ公演でなく、“特別”ライブ公演だったからだろうか。
今回のライブ公演は、いつものように【物語を創る】というよりは【催し物】という感が強かったので何をどう書き記せばいいか…うまくまとめられず読みにくいかもしれない(>_
毎度の如く、ライブを制作する上での裏が気になった方だけお読みください!
なんだかんだと長くなってしまったが…いつの日かまた振り返るであろう自分への置き手紙かもしれない、これは。
今回のライブ公演を振り返る前に…
前回のライブ公演(第7回定期ライブ公演)を終えてから今回の特別ライブ公演までの約3ヶ月間。
目まぐるしかった。
ソラマメ、目まぐるしかった!
いや、とてもありがたいことなんだけど…
レコーディングがあり、CD音源になるまでの打合せがあったり、
まめずかんの撮影があったり(それも今回の第9号の撮影はどれも時間を食うものばかり!)、宅配ライブがあったり。
それらは一応想定していたことなのだが、
なんとまぁありがたいことに、ラジオが始まった!ソラマメは冠番組を戴いたのだ!!
裏を言えばこれは本当に突然のことで。
前回のライブ公演前に、かずさエフエムの番組にゲスト出演した後すぐだった気がするが、そういう風になりそうだという流れになり…
でも実際正式に決まったのはもう少し経ってからのことだったが…なんというかありがたいけど大変だった(^^;;
本当に目まぐるしかったのだが、この特別ライブ公演までにあたり全てがギリギリな状況ではあったが、
全てを間に合わせることができた!それだけは本当によかったと思っている。
ラジオが始まった。CDは完成し無事に発売できた。まめずかんも作ることができた。
そしてライブ公演も終えることができた!
ただ…全てに於いて80点だった気がする。
その時その時は真剣に向き合っているのだが、
時間との勝負に負けてしまい、もう少し時間をかけられたらなぁと思うことばかりだった。
自分達の気持ちをコントロールすることも大変難しく…この辺も今後の課題だ。
前置きが長くなってしまったが、今回は今までにない流れでライブ公演に臨んでいた。ソラマメにとって試練だったと思う。
次へのステップ。うまく踏めているのかは微妙だが、進んでいるものと信じたい。
①さとしとけいこの結婚
実にくだらない!
そう思った方も多いだろう(笑)
前回のライブ公演が3月23日、24日。
その時のライブ公演で「彼らの結婚」と「インディーズデビュー」をアナウンスしたかったので、その流れを考えるのと同時に今回のライブ公演の流れは大体決めていた。
ソラマメも6月で10年目。
時は流れるものであり、彼らにも流れているはず。
彼らは『優柔不断だんマン』という曲をライブでやるにあたって出てきたカップルだが、多分5年は経っている気がする。
その時から付き合っているから…と考えると結婚しててもおかしくない。結婚させたら面白いなぁと思った。
結婚すれば次は子供…?
想像していくと楽しいが、収拾がつかなくなったら怖いので暫くはこの状態だと思う(笑)
ソラマメの今後の活動と共に、このカップルの行く末も温かく身守っていただけたら…と思う。
②オダタマコさんとのツーマンライブ
今回晴れてCDを発売することになり…となると、レコ発ライブがしたい訳で!
6月で結成して10年目を迎えることもありこの月にライブがしたかったのだが、
決めるのが色々遅かったせいか、6月の秋田犬さんはもうすでに週末の予定が埋まっていた。
あとはどこか入れそうな枠に入れてもらうしかなかったのだが、
6月16日の昼だけはまだはっきりしていないということで、昼公演ということに若干の迷いもあったが…ソラマメのお客様には昼の方が都合が良いという方もいらっしゃったので、そこに入れてもらうことにした。
「ワンマンにしますか?」
とも言われていたのだが、レコーディングもあり不慣れなことが続く中で、それは当然無理だという判断からツーマンの方向性になり…
秋田犬のスタッフ様がオダタマコさんに声をかけてくれたんですよね。
これには本当にテンションが上がった!嬉しかった!
でも昼公演だし、オダタマコさんも忙しいだろうし…断わられる可能性があったのだが、快く受諾して頂き今回のツーマンが実現することになった。
オダタマコさんとの出会いは…とここで書くと長くなるので私のブログや梅田のブログを覗いてほしいのだが、
兎にも角にもソラマメが「素敵だな」と思うアーティストさんのお一人。
対バンしたことはないのに、お互いのライブは観に行っていた…という不思議なご縁。
ソラマメにとって、私個人にとっても志が高い方と出会えるのは幸せで、
そういう方に出会えると嬉しくなると同時に、今まで試行錯誤しながらも続けてきたことが無駄ではなかったと思わせてくれる。
大袈裟かもしれないが、オダタマコさんとの共演はこの時期の私達にとって励みになった。
“オダタマ”との共演が決まって即座に
「くろまめ になったら面白いな。」
と思った。なんかピンと来たのだ。パッと思い付いた。
なんかオダタマってくろまめの世界に居そうだなぁ、違和感ないなぁみたいな。
決して悪い意味で言ってる訳じゃないですよ!(^^;;
くろまめが登場した【ソラマメッセ’12】を彼女も観に来てくれていたので、その存在は知っていたと思うのだが…嫌がられたらやめようと思っていた。
彼女のスタイルを邪魔してしまったらこちらも嫌だし、いくらソラマメのレコ発だからといって嫌々巻き込んで迷惑かけたくないし。
忘れもしない、前回のライブ公演を観に来てくれたオダタマにそれを告げたのだが、瞬時に快諾してくれた(笑)
それも梅田扮するくろまめの姉(クロノスズキ)を、弓削扮するくろまめ妹(クロノハヤシ)が使う呼び名 “お姉たま” に対抗し、
「オダ〜タマはどうですか?」
と提案してきたもんだからビックリ。
意表を突かれた!
梅田も私も大笑いした。
さすがオダタマコだと思った!!
そして最後に踊ったPerfumeもオダタマ発案だ。
最終的に採用したのは私だが、
私の最初のイメージの段階では、中島みゆきとかを一緒に歌ったら面白いかなぁと思っていた。
だが…
ダンス…
それもPerfume!!
これは盛り上がるし、誰も予想しないだろうから真剣に踊ったらとても面白いのではないか!
それもくろまめで!(笑)
それを目指して、ライブを構成していったのである。
③ライブ構成
前述したように、ライブのなんとなくの流れは結構前に決まっていた。
でもやはりまとめるのには苦労した。
今回の特別ライブ公演のタイトルが『さとしとけいことソラマメの新たなる出発-たびだち-』
なのにゴールはくろまめ(^_^;)
これをどう繋ぐか。
曲は否が応でもインディーズデビューCD『豆の芽』からが中心であり、曲の流れはもう出来てしまっている。
その中に、さとしとけいこの結婚、そしてくろまめの存在アピール…
特にくろまめは、知ってる人は知っているが知らない人は全く知らないであろう存在。
でもこれを強く匂わさないことには最後に繋がらない。
知らない人がポカーンとなっては終わりだ。置いてけぼりにしてはいけない。
かと言って説明し過ぎるのも不自然だし…
今回、さとしとけいこの披露宴の模様や彼らのスライドショーなどを盛り込む為、スクリーンを使用し映像などを使った。
私がライブ中でも言っていた「サブリミナル効果」ではないが、
さとしとけいこのスライドショーに少しくろまめを写したり(お気づきになられただろうか?)
ライブ後半で最後に繋がる演出を施したのだが…
これらの点が思った効果をもたらすのか本番中まで不安だった。
だが、やりながらこの不安が解消されていくのに気付いた。
最初のさとしとけいこの披露宴から、お客様が何か楽しもうとする空気が伝わってきたのだ。
私は特に、お客様に混じって客席に座っていた時間があったので、その空気を梅田よりも感じることができたと思う。
「うむ、いける。」
確証はなかったが、思い切ってやろうと思った。
そしたらきっと大丈夫だ、と思えた。
詳しいライブ構成は、梅田の「ライブ日誌」を見てもらいたいのだが、
今回のライブ公演はオダタマがいてくれたことで締まるとこが締まったし、そして何よりもお客様が見てくれたこと、見てくれようとしてくれたこと、これに尽きる。
高校の時の演劇部の顧問の言葉を思い出す。
「舞台とは役者が半分、残りの半分はお客様が創るのだ」
言い回しは少し違うが、こんな感じの事を何かの本を見ながら言っていた。受け売りだったんだろう(^^;;
今回この言葉を久しぶりに実感したような気がする。
どんなに準備してやろうとも結局は私達は半分しか完成できない。
その時のお客様のノリや会場の雰囲気を受けてライブは変わる。良くも悪くもそれがライブであり面白い所なのかと、今回はやりながら感じた。個人的にはとても楽しかった。
かと言って、その私達が創る半分の所には反省点は多々ある。この半分のレベルが上がれば、ライブは勿論良くなる。
まだまだだなぁ…と実感しながらのライブだった。改善せねば。
尽きないなぁ〜(´ω`;)
④使用楽曲
ソラマメのライブ公演を成立させるのに欠かすことができないもの。
それは、音楽だ。
当たり前だろ!と突っ込まれそうだが、
自分達の鳴らす音楽ではなく、台詞や何かの演出にリズムやテンポを与えてくれるBGM、のことだ。
「ライブ公演」というものをやり始めた時から意識していたことではあったが、最近はこれが決まらないと台本が進まない、といってもいい。
それぐらい重要なものになっている。
なので今後この場に於いて、使用楽曲も控えていこうと思う。
今回、ステージ転換中やライブの冒頭は、星野源さん率いるインストバンド『SAKEROCK』の楽曲を使わせて頂いた。
ライブ冒頭に使用するBGMを探していた私は、星野源さん経由でSAKEROCKを聴いてみたのだが…
これが見事にハマって!!!
「会社員」という曲は、弓削の歌終わりからの流れと、梅田登場の慌ただしさにピッタリはまった。
どうやらバナナマンのライブの為に書き下ろされた曲のようなのだが、その他の曲も画が浮かんでくるような曲ばかりで…とても魅力的だった!
今にもコントが始まりそうな曲とか(笑)ウキウキするものが多かった。
【その他使用楽曲】
⑴結婚行進曲/メンデルスゾーン
⑵Butterfly/木村カエラ
⑶昼下がりの飛行船/ソラマメ
⑷スーパーマリオの地下BGM
⑸Dream Fighter/Perfume
一曲一曲挙げて書きたいが…
ピックアップするのなら…
まず⑶の曲。
『ソラマメのラララ、ラジオ』のオープニング曲だ。
書き下ろしました。…と言えばかっこいいが、自分達の番組だし自分達の曲の方がいいかなぁと思い制作。
初めてインストゥルメンタルというのを作ったが…いや〜、難しかった!歌がないって大変。
なんちゃってインストです。インストもどきです。
でもまた機会があれば挑戦してみたい!
そんな曲を、今回節目のライブ公演なので使ってみましたm(_ _)m
そして⑸でしょう!
本当はもっと振りが簡単な曲がよかった!(笑)
でも歌詞が、今のソラマメとオダタマにピッタリだった。
歌詞が最高に良いです。
すごく勇気づけられました。
そしてPerfumeの凄さを知った!
よく踊れるなぁって。
なんちゃってダンスだったけど、くろまめ一同気持ちは入っていたはず!相当必死だったと思いますが(^^;;
⑤最後に
開き直りとも言えるかもしれないが…
最近、閃いた物は極力実現させようという気持ちになっている。
前回のライブ公演の時に得た自信のせいか、ちゃんと筋を通し迷いなく思いっきりやってしまえば、やり切ってしまえば、付いて来てもらえる!伝わる!
と思えるようになった。
いつも書いているかもしれないが、音楽一本で勝負する技量もなければメロディセンスもない。何か秀でている訳でもない。
かと言って芝居に長けている訳でもないし…
でもこの半端な部分を合わせれば、少しは勝負させてもらえるのではないかと思っている。
これが私だ。ソラマメなのだ。
このあっちこっち行ってしまう頭の中をうまく整理して、
この想像図をまずは梅田に伝えて、そしてスタッフ様に伝えお客様に伝え…
ありがたいことに最近、私達に手を貸してくださる方が増えた。
というか私達が頼れるようになったのかもしれない。「面白い事やってるよ〜!来て来て〜!」って呼べるようになったのかもしれない。
まめずかんもラジオもライブも…どんどん広がっていきますように!
CDのタイトル通り、正に今は “芽” が出たばかり。
この芽が育つのか否か…
ぜひ皆様にも協力して頂きながら、大事に育てていきたいものです!
長々と失礼しました。
読んで頂いた皆様、ありがとう。そしてお疲れ様でした!
今後もソラマメをどうぞよろしく。