新しい職場での勤務がはじまってヒィヒィいっております、にょるです!
新しいペンタブ来たので早く続き描きたいんですが、
ハロウィンから過ぎてしまいましたので急いで小話の続きいきます!
恐る恐る舌を伸ばす。
ペロリと舐め上げると、おなじみのコーラの味が舌の上に広がった。
ゼルはそっと視線を上げて、サイファーの様子を伺おうと試みる。
しかし、こちらを凝視するサイファーとばっちり目が合ってしまい、急いで目の前の甘いモノに目線を逸らす。
居心地の悪さと、舌の上に残る甘さが続きを催促する。
ゼルはサイファーの視線を振り切るように必死に続きを再開しだした。
「はぁ~」
ゼルがシーツに包まったまま深いため息をもらした。
あの後、ローションに含まれていた催淫物質によるものか、次第に恥ずかしいという箍をはずしてしまい、モノを何度も舐め上げ、味が無くなっていく度にサイファーに口さびしいとねだるという失態を犯してしまった。
これではどちらがいたずらされたのかも怪しい始末だ。
「はぁ~…」
ゼルは再びため息をもらす。
隣で眉間に皺を寄せながら眠っているこの男が恨めしいことこの上ない。
どうせしばらくして起きたサイファーの、何もなかったかのような朝一のキスを大した抵抗もなく頂いてしまうのだ。惚れた弱みという奴である。
更にため息をつこうとしたその時、ゼルの視界にとあるものが映った。
しばらくはボーっと眺めていたが、突然何かを思いついたかのようにそれを手に取る。
「……よーし!」
サイファーはなにやらゴソゴソとベッドで動く気配に、ゆっくりと意識を浮上させた。
隣には自分に背中を見せてなにやら隠れてやっているゼルの姿があった。
昨日はハロウィンにかこつけて散々遊んでやったせいでおそらくまだ拗ねているのであろう。
ちょっとは機嫌も取っておかねばこのチョコボ頭はなんだかんだと自分を責め立てるというものだ。
サイファーはゼルの腕を取ると、一気に振り向かせてその唇を重ねる。
「…っ!!甘ぇ!」
サイファーは自分の味覚には過ぎる甘さに驚き、すぐにキスを中断した。
ゼルはそのサイファーの驚いた様子を見て、楽しそうに声をあげる。
「へへっ、これだぜ、これ!」
ゼルはそう言うと、昨日散々味わったローションの小瓶をサイファーへと見せつけた。
そして自分の唇を指差して笑った。
「いたずら完了!」
拍手押してくださった方ありがとうございます!
とっても嬉しいです!がんばります!
ハロウィーン小話~のコメントくださった方ありがとうございます!
さっそく続けてみました笑!やっぱりやられっぱなしは可哀想なので、
サイファーだけでなく、ゼルにもいい思いさせてみました笑!
コメントありがとうございましたー!