ご無沙汰しております。
ハロウィン~!にも関わらず、ずっと調子の悪かったペンタブレットが先日ついに壊れてしまって、お絵かきができない状態で悶々としておりますので泣、ハロウィンに描こうと思っていたお話を小話にしてみました!
タブレットは明日届く予定なので、とっても楽しみですー!かなり長い間同じの使っていたので、最新のタブレットがどれだけ描きやすいかワクワクしてます!早く慣れたいです!
以下エロ注意です。
バラム学園中が騒がしい雰囲気を見せている。
今日は10月31日、そうハロウィーンなのだ。
すっかりバラムガーデンの名物となったセルフィのイベント委員会(学園祭以外にも手を出し始め、今ではイベント関係は一通り企画して回る会となっている)は当然のようにハロウィーンを催すと言い出し、学園中でその準備を進めていたのだ。
最初は渋っていたゼルも、用意されていた衣装を着てみるととたんに気乗りしたのか、いつもの生き生きとした目を取り戻し、隣にいたアーヴァインにハロウィンってのはな、とおなじみのの薀蓄を語りだした。
「トリックオアトリーート!」
そんなゼルが勢い良く部屋へと飛び込んできた。
ベッドの上で本を読んでいたサイファーは、入り口で両手を挙げながらお化けの真似をするゼルにじろりと一瞥をくれる。
「ああ、ハロウィンか」
数秒の無言の時間の後、サイファーがそう零す。
「お菓子かいたずらかどっちにすんだ--?」
そういいながらサイファーに近づいてくるゼルは、サイファーがお菓子なんて用意しているわけがないと言わんばかりで、いたずらしたくてたまらない様子だ。
その様子を見て、サイファーはニヤリと口の端をあげる。
「てめぇはどっちがいいんだ?」
予想外の回答に、ゼルの足がサイファーの前で止まる。
「え?ど、どっちって…えーっと…」
まさかサイファーが聞き返してくるとは思わず、ゼルは口篭ってしまう。
ゼルの予定では、お菓子など当然用意していないサイファーに、ハロウィンの当然の権利として、普段の仕返しに少しばかり体をくすぐってやる予定だったのだ。
「い、いたずら…かな?」
とりあえず当初の予定を口に出してみる。
「じゃあ甘いモンはいらねぇってことだな?」
サイファーの言っていることは最もだが、そう言われてしまうと欲しくなってしまうというものだ。
「あー、じゃあ、やっぱ菓子…にしようかな…」
ゼルはすっかりベットの縁へと腰をかけて、ううんと音がするように悩みこんでしまう。それをみて、サイファーの目がニヤリと笑う。
「どっちもくれてやる方法があるが、どうだ?」
そんな美味しい話があっていいのだろうか、だがゼルは当然のように食いついてしまう。
「マジ!いいのか?菓子もくれんのにいたずらしていいのか!?」
「ああ、いいぜ。じゃあちょっと待ってろ」
そう言うと、サイファーは自分の方に乗り出してくるゼルを手で軽く制し、ベットの横に備え付けのサイドチェストから小瓶を取り出した。
ピンクの液体が入っているその綺麗な小瓶には白いラベルが付いていたようだが、サイファーがすぐに液体を取り出し始めてしまったため、ゼルにはラベルをよく見る事ができなかった。
「おら、舐めろ」
そう言うと、サイファーはピンク色の液体を取った指先をゼルの顔の前に差し出した。
フワッと甘いにおいがゼルの鼻腔をくすぐる。
その甘いにおいに釣られて、恐る恐る舌を出して指の先を小さく舐め取った。
「あ、甘ぇ~!!なんだこれ!?」
ゼルが驚きに目を見開くと、サイファーへと視線をよこした。
「何遠慮してやがる、気になるんだろ?もっと舐めろよ」
サイファーの言葉に乗るように、ゼルは今度は大胆にサイファーの指を口に含んだ。
甘い。そして、ほのかにすっぱい。舌に痺れる快感が走る。美味い。
「イチゴシェイクだ!これイチゴシェイクの味がするぜ!」
そう言ってサイファーに再び目をやると、そうだろうと満足そうなサイファーと目が合った。
「いい味だろ?こういうジャンク味はてめぇ向きだと思ったぜ」
こう言うのもあるんだぜ、と今度はコーラ味の小瓶まで取り出して見せたのだ。
「すげーー!」
感嘆の声を挙げるゼルに、サイファーはすっかり獲物は餌に掛かったと口元を緩ませた。
「舐めてみてぇだろ?」
「みたいみたい!」
「いいぜ、舐めろよ」
そう言うと、サイファーは小瓶の中身を自分の下半身に零したのだ。
「おっと、零しちまったぜ」
白々しくそう言うと、サイファーは濡れちまったからなぁと言いながら服の下半身を寛げる。
「なっ…」
「ああ、しまった。ここまで濡れちまってる。」
そう言いながら、サイファーは自身のモノを持ち上げる。
「舐めるんだろ?」
サイファーがゼルへと視線を移し、断ることは許さないとばかりにまっすぐに見つめてくる。
「そ、そんな…できねぇよ!」
「いたずらしてぇんだろ?今がチャンスだぜ?」
「いたずらって…!」
「自由にして良いって言ってんだぜ?存分にやれよ」
そう言うと、サイファーは緩く立ち上りかけている自身に、コーラ味の液体を再び零した。
「ああ、言い忘れてたがこいつは味つきローションだからな。潤滑能力も十分だと思うぜ」
サイファーはそう言い放つと、頭の後ろで腕を組んでベッドへと倒れこんだ。
「っ…!」
コーラの甘い香りがゼルを誘う。いたずらも確かにしたかったのだ。
ゼルは激しい葛藤の後、そっとサイファーの下腹部へと口を寄せた。
たぶんつづきます汗