──暖かな粘膜がソコにぬるりと押し付けられる。
サイファーの舌が、反り立つ芯を幾度も舐め上げるのだ。
自分の下肢に顔を埋めた彼の頭が、不規則に上下するのを見下ろしながら、与えられる快感に身を震わせる。
「サイっ…ぁっ…んなこと…だめだ…」
敏感な部分をねぶられて思わず腰が浮き上がってしまう。
「気持ち良いんだろ?余計な事考えてんじゃねぇよ」
音を立てて口を離したサイファーは、性器に鼻先を擦り付けながらそう答え、続きを再開しようと性器の先を口に含んだ。
「ぁあ…」
初めてサイファーの体温とぬめりを最も敏感な肌で感じて、思わず先から粘つくものを零してしまう。
「そうやって感じてりゃ良いんだ、俺は俺のやりたいようにやる」
そう言って口で扱きたてながら、体液で濡れる後孔を揉み解しだした。
きつく進入を拒むソコを辛抱強く慣らしながら、前を可愛がる。
「おら、見てみろ、いい具合だぜ?」
努力の甲斐あってしっとりとサイファーの指に吸い付く頃になると、ゼルはすっかり溶けてしまってサイファーのなされるがままだ。
後ろへの刺激に夢中になる自分を見つめて、
「ゼル…」
そう、甘く呼ばれたのだ。
ゼルは真っ赤になって無理やり回想を振り切った。
あんな、だって舐めるなんて思わなかったのだ。いや、実はちょっと思ったことはあったが、想像の相手は女の子であって、まさかサイファーがあんなに奉仕をしてくれるなんてこれっぽっちも…。
ん…?
あれ?してる…ぞ?
ゼンギ…だよな、これ?違うのか?
「あたしなんてキスもまだだったのに~」
「え?うそ、私も!」
「何っ回せがんでもしてくれなかったのよね~」
彼女達といえば、まだまだ言いたいことがあるようで、再びうんうんと同意し合いながら、もしかして好きな人としかってやつなのかな~、え~サイファーだよぉ?などと失礼極まりない考察をしているようだ。
「だからあたし、悔しくて下にキスしてやろうと思って!」
「ふんふん」
「なのに!口付けるんじゃねぇとか言われてさ~」
「分かる~サイファーフェラ嫌いだよね~」
「あー…!そういえばそうかも~!」
ゼルは嘘だろ…と彼女達の言葉を反芻していた。
キス、したことある。
ああ見えてサイファーはキス魔で油断をするとあっちこっちまさぐられて、キスを頂いてしまうのだ。何が困るって、所構わずなせいで人が見ている前でやられそうになったことも何度もある。
それに、肌を合わせるときなどはもっと深く合わさるようなキスをする。
あいつのキスは…気持ちがいいのだ。
思わずゼルの指が唇に運ばれ、サイファーの感触を思い起こさせた。
──ちゅ、ちゅと湿った音が暗い部屋に響き渡る。
キスの合間の熱い息がお互いの唇を掠める。
唇を吸うだけの優しい子供のキスから、次第に欲をもった大人のキスへと変わるのをゼルは知っている。
薄目を開けて目の前の男を見ると、いつこの獲物に牙を剥こうかとキスをしながら様子を伺う一匹の雄が見えた。
それならば俺のほうからと口を開いた途端、待っていたかのようにサイファーの舌が俺の舌に絡んできた。
表に裏にと粘膜をすり合わせる度に唾液が混ざり合う。まだうまく息継ぎが出来ないせいで、口を振り払って呼吸をするが、またすぐにサイファーに捕まってぐずぐずに溶かされてしまうのだ。
続きます
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kbcy様コメントありがとうございます!
お久しぶりです!!お待ちしておりました~!
ゼルのために甲斐甲斐しくゴムを買うサイファーはなんか萌え笑えます!この後結局店員さんに「野郎でも痛くならねぇやつはねぇのか?」とか聞いて店員さんを白黒させてしまうサイファーだと面白いと思います!笑
また、サイファーにペロペロされるゼル羨ましいですよね~!低い声であまーく囁いて欲しいですよね!
文章の方もまだまだ稚拙ですが、少しでも楽しみにして頂けているようで嬉しいです!ゼル、女の子達に思考を振り回されてます笑 ゼルがいかに愛されるかをお楽しみください!
また是非是非遊びに来てくださいね!コメントありがとうございましたー!
全部大好き~の方コメントありがとうございます!
応援してくださる方がいるととっても励みになります!
こちらこそいつまでも楽しんでいただけるよう頑張りますね!
コメントありがとうございましたー!