チキン調教師の朝は早い。

  • 全FF大投票面白かったです!

    こんにちは!
    早速ですが昨日放送していたNHKのFF投票凄かったですね~!
    8は作品は7位で結構健闘してるぞ!と見てました。賛否両論のある作品ですが、なかなか頑張ったんじゃないでしょうか!

    スコールが14位は意外でした。もう少し上かと思ってましたが残念!でもFF全キャラとなると凄い数なんで(ナンバリングの主人公だけでも15人もいますしね)15位以内はなかなか良かったと思います!
    にしても70位アーヴァインも意外でした。セルフィの方が上かと思ってました。意外と男気あっていいですよねアーヴァイン!

    サイファー82位とゼル79位は事前にHPで順位が公表されてましたので知っていましたが、ランクの近さ凄いですよね!!!
    あんだけ人数いるなかでこの近さは凄い!
    で、間がノエル(81位)か…。
    ノエルってクリスマスって意味ですよね…?
    クリスマスで結ばれるサイゼル…?
    多分12月22日になんかあって、数日ごちゃごちゃあって、結果クリスマスに結ばれたんですね。なるほどそういうことか。
    なら仕方ない。ノエルありがとう!(唐突な感謝)

    さて、以下小話続きです。





    サイファーが、まだ着たままだった俺の上着を取り払った。
    自分の衣服ももどかしそうに取り払って、そうして俺をベッドへと押し倒した。
    熱を持った指が俺の肌を辿る。
    ぞくぞくして、ついその先を期待してしまう。
    サイファーの指は何度も俺の敏感なところを弾いて、様子を伺っているようだ。
    そこに触れられる度に、体に淡い快感を感じて息がこぼれる。
    それに気を良くしたサイファーは、俺の乳首をベろりと舐め上げた。
    震えのくるような快感が体に走る。
    舌を尖らせて執拗に責められると、思わず吐息に声が混じってしまう。
    そうして、下半身にもぐっと血液が集まってくる。
    サイファーは俺の張り詰める下肢を一瞥するが、それでも舌の責めを辞めはしなかった。
    何度も強弱をつけて舐められ、そうして強く吸い上げられる。

    「…っ…くぅっ…!」

    どんどん体が高まって、息が荒くなる。
    俺は正直もう下に刺激が欲しくて仕方がなくなっていて、我慢できなくなった右手が竿をにぎろうとしてしまう。

    サイファーも分かっているのか、時々ちらちらと俺の下肢を眺めている。
    だが、触れてこない。
    そのもどかしさに、俺はついに自分で自身を扱きだした。
    サイファーの舌に合わせて、右手をスライドさせる。
    触れてる部分があまりに気持ちよくて、手が止められない。

    「あぁ…あっ…ぁっ…!」

    夢中になって刺激を与えて、自身を慰める。
    ギュウと目を瞑って、下肢に集まる快感に耐える。
    近くにサイファーの呼気を感じるから、俺が感じてんのを見ているんだろうか。
    そう思っていたら、急に先端に熱くて固いものが押し当てられて、ぬるりと撫でられた。
    そのあまりの気持ちよさに、俺の下肢は限界を迎えて、早々に吐き出してしまった。

    「…っ!」

    馴染んだ快感が、何度も下腹に響いて、そうしてしぼんでいく。
    俺は荒くなった息を整えながら、激しく動かしていた右手を自身からゆっくり離した。
    瞑っていた目を開けると、サイファーは俺の下半身に身を寄せ、右手を俺の下肢へと延ばしてていた。
    先ほど感じた快感の原因はこれかと納得する。
    敏感になっていた先端をサイファーの掌で擦られたのだ。
    だが、そこをよく見るとサイファーの右手にべったりと俺の出したものが付いていて俺は焦った。

    「わ、わりぃ!出ちまって」

    そう言って急いで体を起こそうとするが、サイファーの左手がそれを遮った。

    「ああ、出たな」

    そう言って、俺の出したものをしげしげと眺めている。(マジかよ!)

    「そ、そんなもん見んなよ!」

    俺は恥ずかしくなって、そう言って辞めさせようとするが、サイファーが「野郎の出したモン触って興奮するってのは驚いた。俺は相当お前にやられてるみたいだな」なんて言うから余計に恥ずかしくなってしまった。
    その時、何かが足に当たることに気付いてそちらを見ると、サイファーのそれがばっちり立ち上がっているのを目にしてしまう。(本当に興奮してるのかよ!)
    そこに釘付けになったまま動けないでいると、サイファーにぐいと両足を引っ張られた。
    そのまま俺の両足を担ぎ上げるあいつを見て、ごくりとつばを飲み込んだ。
    いつもより瞳の色が濃くなっていて、呼吸も速い。俺に興奮してるのかと思ったら、俺もまたじわりと下肢に熱が集まってきてしまった。
    サイファーは俺の出したものを付けたまま、自身を握って扱きだした。
    粘着音を出すそこがいやらしくて、今度は直視できない。思わず目を伏せた。
    俺を見ていたサイファーが「エロい顔だな」と呟いた。
    どの辺がエロいのか自分だとよく分かんねえけど、最中に言われんのはすげえ恥ずかしい。
    そう言ったら、サイファーは喉の奥で小さく嗤うと、先ほどまであいつを含んでいた俺のそこに自身をあてがった。
    ぐっと力を入れられて、それが入ってくる。
    先ほどまでの行為で馴染んでいたそこは、さして抵抗もなくそれを受け入れた。
    サイファーの体が、熱い。
    そうして体をぐっと近づけてくる。

    「動いて良いか」

    俺の真上でサイファーの声が小さく響いた

    まさか確認を取られるとは思わなかった。
    最近の横暴なサイファーとは違う行為に、俺の心にジンとしたものがこみ上げる。
    俺は小さく頷いて、次にくる衝撃と快感に備えてそっとシーツを握った。
    だがそれを見ていたサイファーが、俺の腕を掴む。
    そうして強引に自分の背中にまわさせると、「この方がいいだろ」と体を寄せたせいで近くなった俺の耳に吹き込んだ。
    ああ、畜生。広くて厚い、俺もこんな背中欲しかったぜ。
    心の中でひとりごちると、サイファーの律動が始まった。
    サイファーが動く度に、下腹にじんじんと快感が広がる。
    俺の様子を見ては、何度も角度を変えて責めてくる。
    心も体も満たされるって、こういう事をいうんだろうな。
    気持ちが良くて、自然と口から声が漏れた。

    「あぁ…あ…!あ!…ぁん!」

    サイファーのリズムに翻弄される。
    絶頂に向かう快感が襲ってきて、俺はサイファーにしがみつきながらぎゅっと目を閉じた。
    打ち込まれる度に、階段を駆け上がっていく。
    その時、俺の口に暖かいものが押し当てられた。
    そうして、ぬるりとしたものが進入してくる。
    何をされたのかと目を開けると、目を閉じたサイファーが俺の目の前にいた。
    ああ、キスされたのか、と溶けそうになる意識の中でそう思った。
    初めてだったけど、俺も夢中でそれに応えた。
    好きな奴とキスするのってこんなに気持ちがいいのかと朧気に思った。
    何度も角度を変えて口を合わせて、俺はそれにすげえ感じちまって、その度に腰がびくびくと痙攣した。
    そうしてサイファーの絶頂を迎える強い律動で、俺たちは絡み合いながら果てを迎えた。


    ■■■

    ざわめく食堂に、凛とした声がひびく。

    「今日は逃げないでもらうぞ」

    そう言って、スコールは俺の前の席に再び腰を下ろした。
    にぎやかな学生達が、今日も食堂を盛り上げている。
    だが、以前のようなイラつきはもうない。
    そのせいか、あんなにうるさく感じたざわめきがすこし静かに聞こえるから不思議だ。
    目の前に座った好敵手の対しても、余裕を持って対応できるというものだ。

    「あん?何のことだ?」

    「ゼルのことだ。あの後アーヴァインから聞いたぞ」

    そう言って顔をしかめた。

    「ゼルは友人だ。余計な手出しはやめてもらおう」

    そう言ってこちらをじろりと見つめてくる。
    ははぁ、なるほど。釘を差しにきたってわけか。

    「あいつとは『仲良く』やってる。そっちこそ余計な手出しはやめて貰おうか」

    「馬鹿馬鹿しい。あんたがそう思ってるだけじゃないのか?」

    「最近気付いたんだが、俺達は意外とウマが合うんだ。色んな意味でな」

    「信じられないな。誤魔化しはよせ」

    スコールは俺がまた煙に巻いて逃げると思ってやがる。
    肩をすくめてそれを受け流すと、俺は後ろを向いて、いきなり食堂の奥へ向かって叫んだ。
    スコールが何事かと驚いたのだろう、椅子がガタンと音を立てるのが聞こえた。

    「おい!ゼル!!」

    そう言って、向こうの方の席で友人達とじゃれている男に呼びかけた。
    声をかけられたゼルが、まわりの友人達と共にこちらに顔を向けた。
    急に大声をあげたせいで、食堂が一瞬しん…と静まった。だが、声の主が俺だと分かったためだろう、またサイファーかという呟きと共に、しだいにいつもの喧騒に戻っていった。
    ゼルは友人達にちょっと行ってくるとでも言っているのか、片手を挙げながら椅子を立つと、小走りでこちらへ駆け寄ってくる。

    「どういうつもりだ」

    スコールに小さく睨まれる。
    こいつも感情豊かになったな、と感心する。

    「こういうのは本人に聞くのが一番だ。陰口はよくねえしな?」

    そう言ったとき、丁度ゼルが俺の後ろへとやってきた。

    「何だよ、急に呼びやがって」

    ゼルが少し恥ずかしそうに俺の肩を拳でタップした。
    そうしてスコールによう!と挨拶すると、こいつを見て何かを思い出したのか俺に向かって口を開いた。

    「あ、明日アーヴァインのSeeD合格祝いがあんだけどあんたも来るか?セルフィに聞けって言われててよ」

    「は?行く訳ねえだろ。そもそも俺も合格者だからな」

    「そういやそうじゃん。じゃあ合格者の方で参加するか?」

    「しねーよ!そう言う意味じゃねえっての」


    「分かった。仲良くやってるならいい」

    俺達のやりとりを見ていたスコールはそう言って、席を立ち上がる。

    ゼルはその背中に「あ、スコール!明日2000だから忘れんなよ!」と叫んだ。
    スコールは振り返らず片手を上げてそれに応えると、そのまま食堂を出て行ってしまった。

    「よかったのか?行っちまったぞ。何の話してたんだあんた達」

    話の前後を知らないゼルが食堂の出口を見ながらそう言った。

    「あ?いいんだよ。お前と俺は熱~い仲だって言ってやったんだよ」

    「げ!そんな事言ったのかよお前!」

    「クク…だから『お前に手を出したら許さねえ』って言ってやったんだよ」

    「あんたってそういうこと言うんだな。意外だぜ」

    そうして、少し塗れた目で俺を見る。
    そうだ、こいつがは友人達でも、図書委員の女でも、新しい風紀委員でも、アーヴァインでもそしてスコールでもない。ゼルが見ているのは『俺』なのだ。

    バラムの外れの演習場。あそこでからかい半分にゼルと関係を持ったつもりだったが、いつの間にかそれが優越感に変わり、そして独占欲へと変化してしまった。

    「おい、ゼル」

    俺はそう言ってすっと目を細めた。
    ゼルはそれだけで意味を悟ったようで、俺が席を立つと後に続いてきた。

    「明日は合格祝いだからな。差し障りがない程度で頼むぜ」

    部屋に入るとそう言って、俺の首に腕を回した。


    終わり




    長々とおつき合いありがとうございました!
    少しでも原作の2人の感じが出せてればいいんですが、クールなゼルを書くのは面白かったです。



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    拍手押してくださった方ありがとうございます!
    励みになっております!とても嬉しいですー!




    2/27にコメント下さった方ありがとうございます!
    見つけて下さりありがとうございます!
    新しくサイゼル好きな方が増えて下さって、更に萌えに少しでも貢献できているようでとても嬉しいです~!
    MIAは、サイファーはゼルに対してはっきり気持ちを自覚しているのに対して、ゼルは劇中のような『鈍感君』なので、カップルのシーンで尻を叩いて、気持ちが前に進むといいよなあと思って入れたんですが、入れて良かったです!
    作品ごとの感じの違いにも気付いていただけるなんてこちらこそ感動です…。
    私もゼルのクールな面大好きなんです!
    一見、熱血キャラに見えるんですけど、ちょいちょい冷静な時ありますよね!サイファーも、嫌な奴かと思いきや、実は結構良い奴だったりして2人とも二面性のあるのが凄く面白いと思います。
    そういうのを表現したいと思って今回頑張っていたので、伝わっていてとても嬉しいです!!
    また、こちらこそ素敵な感想をありがとうございました!
    サイゼル(FFⅧ)は長いジャンルですが、いろんな所で好きな方を見かけたり、サイトの方でも拍手やコメント下さる方がいるので、私もここまで長く続けてこれております。
    オペオムも、イデア実装やサイファーもゼルも記憶戻ってない為まだストーリーがあるはずなので(凄いの来る予感がします)、サイゼルの絡み楽しみましょう~!!
    まだまだ更新したい話たくさんありますので、また遊びに来てやって下さいませ~!
    ありがとうございました~!

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