耳元の台詞にゼルは硬直した。やはり彼女達は間違っていなかったのだ。
一瞬にしてゼルの体が張ったのを感じたサイファーは耳元から顔を上げると、少し笑って、今度はゼルの口へと唇を寄せた。
力の入ってしまっている唇をなだめるようにキスを落とし始める。
「何してんだよ、き、嫌いなんだろ?」
キスの合間を縫ってゼルが弱弱しく反論をする。
「ああ、興味ねぇな。どうでもいい女にするキスなんてよ」
そう言いながら枕元のオイルを取ると、ゼルの後ろへと手を伸ばして、まだ固く閉じるソコを慣らしに掛かる。
「んっとにテメェのココはよく締まるぜ」
挿入する指を追い出しに掛かるソコを押し広げながら、幾度もキスを繰り返す。
グンと敏感な部分を押し上げる指に、ゼルはたまらず熱い吐息を零す。
そうして、恐る恐る口を開いてサイファーのキスに応えだした。
「ああいいな、そういう顔が見たいんだ。」
たっぷり後ろにオイルを馴染ませたサイファーは、腰に巻いていたタオルをくつろげて取り去ると、ゼルの足を割り開いた。
「あの女共の言った事は事実だ」
抜き去られた指と代わりにあてがわれた熱いものに、ゼルが次にくる衝撃を覚悟する。
「何で惚れてもいねぇ女を喜ばせなきゃなんねぇんだよ」
そう言うと同時に、サイファーの先がゼルの中に押し入ってきた。
「――っ!!」
サイファーの声が体の奥まで響いて、ゼルを熱くさせる。
いつになってもこの質量を受け入れるのは慣れないが、それでも必死に力を抜いてサイファーの挿入を助ける。
ゼルの助けを借りて最後までゆっくり押し進むと、ひとつ息を吐いて、腰を寄せてしならせるように動き出す。
「テメェにはしてぇんだよ、わかってんのか」
動きに合わせて小さく声を漏らすゼルを少し上から見下ろしながら、ゼルの出方を伺う。
「わかんねぇ、よっ」
視線に晒されたゼルが、目のあったサイファーの視線を振り切って口を開く。
それを聞いたサイファーは腰を揺らしながら、ったくてめぇは…とため息をつく。
「んなもんテメェに惚れてるからに決まってんだろ」
同時に大きく深いグラインドに切り替えてゼルの意識を揺さぶりに掛かる。
「惚れてる奴のイイ顔見てぇと思うのは普通だろうが」
サイファーの動きに、ゼルが長く甘い声をあげだす。
「あァ、その声だ。興奮する」
すみません時間がないのでとりあえずこのあたりにします。
もう少し続きます!
10日くらいまでちょっと忙しいです汗
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コメントのお返しも今度させて頂きます!本当にありがとうございます!すみません!