鶏肋日記

  • 「勉強する時間がない」に対して「TVを見る時間を削れば時間が作れる」という馬鹿馬鹿しいアドバイス

    A君「勉強する時間がない。」
    B君「A君のTVを見る時間を削れば、時間なんて作れるだろう。」
    A君「ありがとう、B君のアドバイスのおかげで自分の時間を有効活用
       することができたよ。」

    こういった会話はまずありえないだろう。

    考えられる会話としては、B君のアドバイスに対して
    A君「うるさいな。人の時間の使い方に口を出すなよ。」
    という感じの会話が帰ってくる事が予想される。

    A君の「時間がない」という言葉に対して、B君は「時間の作り方」を論理的に話しているので、B君は間違っていないように見える。
    しかし、A君は言われた事に対して素直に聞く事はない。
    AとBの食い違いが発生してしまうのはなぜだろうか。


    結論から言うと、A君の「勉強する時間がない」という言葉は、A君の実情を正しく表している言葉ではないからである。
    正しくA君の心の中を解説すると、「"時間と手間"に対する"報酬"が釣り合っていない。」という事である。
    A君は「自由に使える時間が増えると、時間と手間に対する報酬が釣り合う」と考えている。
    それに対してB君は、現在の時間のやりくりの方法を話しているだけで、時間と手間と報酬の関係に対する改善案を出している訳ではない。A君の言葉の上辺だけを見ているので、正論を言っているつもりでもA君の求めている答えではないので、会話が食い違ってしまうのだろう。

    この場合でのB君の正しいアドバイスは、A君の報酬を増やしてやる事であると思う。
    「勉強すると、将来一流大学に進学で来て、一流会社に入社できる」とか「勉強したらお金をあげる」とか「勉強したらキスしてあげる」
    などなどいろいろ方法はあるだろう。


    まぁ、何が言いたいかというと、僕のブログの記事に対して報酬がないと記事を書く「時間がなくなる」ってこと。
  • 曹操「鶏肋、鶏肋・・・」 楊修「おk、把握した。」

    「鶏肋」とは、食べるには身がないがダシが取れるのでそのまま捨てるには惜しいことから「大して役に立たないが、捨てるには惜しいもの」のこと。(wikipediaより)

    今回は、せっかくだしブログのタイトルに使った言葉のエピソードを紹介&個人的な解説をしていこうと思う。

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    『三国志演義』より
    曹操と劉備が戦争をしていたが、曹操軍側の旗色が悪い状態であった。
    曹操は内心、兵を収めて撤退しようと思ったが、劉備の兵たちに笑われる事を恐れてどうにも決断できずにいた。

    ある日、曹操は鶏湯を食べていると、碗の鶏がらを見て現在の戦況について思うところがあった。
    そこに夏侯惇が夜の伝達事項を聞きに来たが、曹操は考えたまま「鶏肋、鶏肋」とつぶやいた。

    その言葉を聞いた夏侯惇は、全軍に「鶏肋」と伝令を発した。
    だれもがその伝令の意図が分からなかったが、楊修は軍を撤退させる準備を始めた。
    夏侯惇が楊修に撤退の理由を聞くと「鶏肋を食べても味はないが、捨てるにはもったいないものである。現在の戦況も、進んでも勝ちはないが退いたら敵に笑われる。ここにいても利益がないので、撤退するしかない。」と楊修は鶏肋の解釈を話した。
    夏侯惇は話を聞き、楊修が曹操の心の奥底を理解している事に感銘を受け、自身も撤退の準備を始めた。

    曹操は、全軍が指示もなく撤退の準備をしている事に驚き、楊修に対して「お前は流言を広めて軍心を乱したのか」と激怒し、楊修を処刑させた。
    その後、撤退せずに再び劉備とぶつかり合うが、敗北してしまう。
    劉備に敗れた曹操は楊修の言葉を思い起こし、撤退を決断すると、
    楊修の遺体を丁重に葬った。(wikipedia参照)

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    ありがちな曹操様の傍若無人エピソードのひとつである。
    このエピソードで語られる事はひとつ「楊修がなぜ殺されたか」である。
    よくに言われるのは、「楊修の理解の早さを危険視した」とか「勝手に軍を動かしたから」とかいろいろ言われるけど、どちらも間違いな気がする。
    曹操の性格を考えると、ただ単純に「気に入らなかったから」と解釈するとすんなりいく。
    ライバルの劉備にボコられ、前にも後ろにも動けない状況に苦しんでいるところにつぶやいた独り言だけで、考えている事を全て読み取られ、そして正しい選択をする。
    そんな光景を見せられ、武力でも知力でも負けず嫌いな曹操がすんなり納得するはずがない。自分の理屈でかなわない状況に対して出来る事は、ただただ理不尽にブチギレるだけですわ。

    そんな小物要素もある曹操であるが、負けた後にしっかり反省するところも曹操らしいところである。感情に任せた理不尽な行動をして失敗もするが、もちまえの不屈の行動力を生かして最終的に成功をつかむところが典型的なカリスマ系リーダーであるのかもしれない。
    最近でいうところのスティーブ・ジョブズみたいな。


    というわけで、キミも明日から平成の曹操になろう!!!
  • うぇぶろぐ始めました。

    ツイッターの144文字に収まらない文字数の文章を書きたくなることがときたまあって、ちょっと不満に思っていた。
    手軽なブログっぽいのが欲しいと思っていたところ、このサイトを見つけたので、早速登録してみた。

    タイトルは小一時間考えて「鶏肋日記」に決定。鶏肋というのは三国志のエピソードなんだけど、この話はまたの機会にでも。

    長文なんて書いたことがないので、どうすればいいのやらで探り探りやるしかない。
    朝飯を何食べたとか、昼飯を何食べたとか、晩飯を何食べたとかそういった事が書いてある非生産的なブログにしても誰が見るんだって話だから、読んで少しは何か生まれるようなコラムっぽいのを書いていけたらなと思う所存であります。


    どすこい。
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