チキン調教師の朝は早い。

  • ゼルのレベル解放きた~!

    こんにちは~!オペオムではついにゼルレベル解放きましたね!楽しみです~!!
    セルフィもスコールも武器取れたので、3人でパーティ組んで遊びたいなぁ~。

    また小話でも書きたいと思いまして、いっちょやっていきますのでまたお楽しみください!

    以下Rー18です!ご注意ください。
    サイファーが女性と交わる描写がはいります。もちろんゼルラブですが、大丈夫だよという方のみ
    ご覧ください。


    何も感じない。
    ただ乞われるままにそこへ熱塊をねじ込む。
    それが任務だからだ。
    耳元でかすれたような声がもっとと強請る。
    俺ではない者の名前を呼ぶ。
    ただただ規則的な抜き差しを続け、中を掻き回す。
    以前遊んだ女たちにしたそれと同じだ。
    暖かくぬめるそこに出し入れするのは気持ちがいい。
    生理的な反応で確かに局部は固くなるが、それだけだ。
    あの締め付けられるような気持ちになることは無い。
    切なさと焦燥で追い詰められて、最後に叩きつけるあの情熱は、ない。
    さっさと終わらせて、家に帰りたい。
    俺が考えているのは、ただそれだけだった。



    SeeDは何故と問うなかれ。
    タヌキ親父の口車に乗ってSeeDになったはいいものの、俺にはそんなことは関係ない。

    その話は、タヌキ親父が直々に持ってきた。
    ガルバディア近郊のモンスター退治が終わって夜中ガーデンに帰ってきて直ぐに、
    ゲートで待っていたシュウに学園長が呼んでいると密やかに声を掛けられた。
    無視することもできたが、彼女の声は思いの外真剣で、顔も緊張からか強ばっていた。
    その様子から、何かおかしな事がおこっていると直感した。
    彼女の後を静かについて行く。消灯され、シンと静まりかえるガーデンを、シュウはガーデンで学んだ消音術を使い音を立てずに静かに歩く。普段は我が物顔で歩く俺も、それに習い気配を消して学園長室まで足を運んだ。

    学園長室へはいると、あの狸おやじが向こうを向いて直立していた。
    背中から、普段の好々爺とは違う傭兵施設の管理者としてのオーラがハッキリと感じられた。
    俺が着いたことを学園長に報告すると、シュウはそれ以外何も言わずに部屋を出ていった。俺の顔も見なかった。

    背中を向けていた学園長がゆっくりと振り返る。
    彼女とは違い、まっすぐに俺の顔を見つめる。
    「サイファー、任務明けで疲れているところを悪かったですね。さぁこちらへ掛けてください」
    そう言って、俺を客用のソファへと座らせようとした。
    不審だった。言いしれぬ気味の悪さを感じた。
    俺は一介の兵士で客じゃない。
    「立ったままで良い。何の用件だ」
    俺はその場から動かず、厳しい視線で先を要求した。

    「そう睨まないで下さい。この任務を君にお願いしたいんです」
    そう言って、ファイルにとじられた資料を俺へと渡してきた。
    中を見ると、ブルネットの、緩く巻かれた長い髪の女の写真と共に、そいつに関するであろう資料が綴じられていた。

    何も言わず、顔を上げて話の続きを促した。
    わかっていますとばかりに、学園長が口を開いた。
    「彼女の持つコードが欲しいのです」
    そこでいったん話を区切ると、任務の内容を話し始めた。
    「彼女はガルバディアの防衛庁の長官の秘書と連絡係を勤めている人物です。」そう言うと、少し声を潜めて続きを話し出す。
    「先刻、ガルバディアの防衛庁に潜入させている者から連絡がありました。彼らがエスタに攻撃の意志を持っているということでした。」
    確かに封鎖が解禁されてからと言うもの、最近のエスタの発展は目覚ましく、ガルバディアの経済は低調だ。面白くないだろう。
    「下手をすればガルバディアはエスタに戦争を仕掛けかねません」
    「エスタだって黙っちゃいねぇだろ」
    「その通りです。エスタの科学は未だに世界のトップです。ですが、彼らでもガルバディアの防衛システムは簡単には破れない。でも戦争をふせぐための情報は欲しい。そこで、君に頼みたいのです」
    「エスタからの依頼か」
    「君が知る必要はありません」
    「…ふん。それで?俺に何させたいんだ」
    「ガルバディアのシステムはアクセスするための暗号が毎日変わります。
    それを決めるのが長官であり、漏洩を防ぐため直接システムの管理者へと手渡しされます。
    彼女の手によってです。」
    嫌な、予感がした。
    「長官は決まって22時に暗号を決めます。それを預かった彼女が肌身離さずコードを持ち、7時に管理者へと渡されます。」
    「あなたには、そのコードをコピーしてきて欲しいのです。」
    「秘書といえ当然彼女は軍部エリート出身です。馬鹿じゃない。力で行けば、警戒させます。それでは両国に緊張が走るだけです。これは秘密裏に行われねばならないのです。彼女にも気付かれずに。」
    嫌な予感が、確信に変わる。
    「身辺調査により、彼女が毎夜違う男性と関係を持っているという事が分かっています。君は彼女に近づき、気付かれぬようにデータを持ってくることが任務です。分かりますね」
    体が芯から冷えていく。
    「…俺にその女と寝ろっていいてぇのか」
    「必要ならば」
    「断る」
    その決断は一瞬だった。頭に浮かんだのは、家で待つアイツの悲しむ顔だ。
    だが、このジジイは引かなかった。
    「ゼルのことはわかっています。操を立てているのですね」
    俺たちの関係は周りに隠してるわけじゃない。だが、知った風に言われるのが無性に腹が立った。俺たちの何を知ってるっつーんだ?
    「アンタには関係ない。アイツも関係ない。女にガキでもできたら面倒だ。他の奴に回しな」
    そう言って、回れ右をしようとした俺に追い打ちがかかる。
    「ラグナ大統領の依頼でもですか」
    「…なんだと」
    その名前に、思わず足が止まった。俺には関係ないと言いながら、最後にその名前を出すこの狸の小狡さが憎い。
    「大統領はガルバディアとの交戦は望まれていません」
    あこがれでもあり、反逆罪から救われた恩もある。逆らえないと知っているのだ。

    応えるしかなかった。
    SeeDは何故と問うなかれ。与えられた任務を全うするだけの兵士なのだ。

    「アイツには絶対に漏らすな。それが条件だ」

    そう応えるので一杯だった。





    続きます






    拍手してくださった方ありがとうございます!
    また遊びにきてください~!
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