2013/07/02 07:47 日記
そういえば森博嗣氏は、かつて毎日web日記を書いておられましたね。それを業界ほぼ初の試みとして、書籍化して。いまでいうブログ書籍の先駆けともうしますか。
毎日日記を書き続けることは容易ではなく。
一日二日だったらどうにでもなるのですよ、かなりのポテンシャルの名文でもって、なかなかの切れ味のテキストが生まれでて、「おお、俺もこれでアルファブロガーになるんじゃね」みたいに思ったりして。
……が、
三日坊主とはよくいったものでして。
更新が、週に一回になり、二週に一回、一ヶ月に一回、やがてtwitterに移行していって……そうですよ、わたしのこれまでのブログ生活そのものですよ。
キモは一ヶ月あたりですね。
ひょっとしたらそれまでにある程度耳目をひけば、ブログに対するモチベがあがるのかもしれませんが。
ですが一ヶ月のうちに、ほぼ無視に近い扱いを受けていたら、「ネットに自分の文章がある!」的なナルシシズムだけで酔えるのも、覚めるってもんです。
……なにを書きたいかというと、
そういった「大志」的な野望がかなえられなかった場合、おのおのブログに対して、扱い方がかわってくる、ということです。つくづく常連さんのありがたさというのが身にしみます。
……ぼっちを嫌うからこそ、みなネットにブログを立ち上げるのですよ。これが真理です。
さてさて。自分はいまのところ、その手の「私をみて!」な感興が、なんだか消え失せてしまって、いまあるのは、淡々とライフログを自分のために記しておこう、みたいな心もちで、一応ブログを更新しています。
完全なひとりあそびの誰得。
己のためになればそれでいい的な備忘録。
まあ、それをかつての自分は、なにか「退行」「進歩性がない」と、否定していましたが、
そもそも自分の人生からして、たいしたもんじゃないので、こういったブログ生活を通じて、自分のQOLを少しでも高めていくことのほうが、明らかに有用だという。
というわけで、これからは気が赴くままに、思ったこと、やるべきことを、なんかに書きまくってみようと思います。
あ、いや、どのサービス使うか、というのは、まだ揺れています。はてブに一本化するか、タンブラーか、もしくはtexxtのシンプリティにすべてをゆだねるか(今回はこれ)。
……とにかく、書いて書いて書きまくってみます。どうせ自分は文屋なのですから。文をかくことによってはじめて「手作り・身体的な思考」がなる人間なのですから。
机上の空論、というのがあります。別名妄想。
夢想の中では、自分はとんでもなくフェアで深謀で見識が広い、と思えます。
が、実際文にしてみたら、思い知るのは、己のしょうもない有限性……「こんなことしか考えられないか」という、みっともなさです。
それでも、そのみっともなさから「はじめる」ことができます。おそらくは、悟りだの英知だのに至るには、自分のバアイそれしかないのだろう、と。精進。