Public Notes

  • 本とかドラマ

    「家政婦のミタ」の最終回を観ました。最後までご都合主義がなかったのはとてもよかったと思います。あのドラマの脚本を書いている人は「女王の教室」を書いた人だそうです。どうりでというか、有能なのに人間性に欠陥があるっていう設定は、そのままなんですけど、女王の教室とこうも違うのは驚嘆に値します。
    ただ、うららさんの御見合相手が実は、主人公家族の父親が勤めていた(途中で失業)会社の取締役の娘と付き合っていて政略結婚のために別れさせられていた、という裏設定は、単なる思いつきにも見えますし、最初から考えられていた伏線にも見えて、とても大胆だと思いました。「私が恋愛できない理由」の照明会社に勤める医者の娘と付き合っていた不幸男の別の答えと「プロポーズ大作戦」をサイドストーリーでやっちゃうのはなんていうか、すごいです。スパってやっちゃってくれた方がすっきりします。

    地元出身で本屋さんでかなり持ちあげられている作者さんの本を読んでいるんですけど、まあ、面白いです。もう、亡くなっている方なのは残念ですけど。
    北林一光っていう人なんですけど、ちゃんと小説してます。ライトノベル作家だったらちょっと (´・д・`)ヤダです。阿智村出身のライトノベル作家は実在するそうで、村名がペンネームに入っています。
    この人の本は二冊出版されているんですが、新しく出た方を読んでいます。その前にでた羆の話は、もう読了済みです。
    まだ、主人公の家系について半分位語られたところなんですが、なんかあんまり進んでません。他にやることがあるとか、言い訳はいくつかあるんですが、他に面白い本があるから、というのが大きいです。専門書がたまっているのでそっちも消化したかったり、気分によって欲しい面白さが変わります。一気に読んじゃえばいいんですけど。
    文章についてなんですが、ライトノベルとかよりも会話は読みづらいかな?って思います。その分、風景の描写は使ったこともましてや聞いたこともない言葉をいっぱい使って、非常にレベルが高いです。それと、性的な表現はいまいちでした。あんまり詳しくないんですけど、「おんなのよろこび」とかもっとエロい言葉な気がします。
    関係ない話なんですが、登場人物のあだ名が兄のあだ名と同じで複雑な気分になります。キラキラーン☆ネームじゃないんですが、自分の名前じゃないので余計複雑です。しかも、その登場人物は兄と全く違う言動をします。(色々と)安全な名前の付け方がないものかと思いますね。
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