Public Notes

  • プログラミングF#

    友人に借りてたのを読み終えました.
    - http://booklog.jp/item/1/4873114667
    F#のことを一通り網羅していて,とてもよかったと思います.ただ,Windows環境を持っていないせいかあんまり読むモチベーションがうまくコントロールできなかったのはあんまり関係ない話です.
    F#は関数型プログラミング言語と聞いていたんですが,あんまりそんな感じがしなかったというか,Haskellの記号ばかりでよくわからない(´・ω・`)っていう印象が強かったせいか,関数型プログラミングもそんなに難しくないなーと思えたのは一歩前進かなと思っています.F#自体,mutableなデータ構造とか,冗長だけど確実な書き方とか,そうゆうのがけっこう許容されているらしいので,優雅ではないけどそれなりに書けそうな感触をつかめたのはとてもいいです.
    余談ですが,純粋関数型言語というのは副作用がないという記述をしばしばみかけることが多いですけど,実態は「副作用がよく管理されている」という風に映ったのは間違ってはいないと思っているのに自信がない実感です.でも,こういったことはプログラミングそのものとあんまり関係ない気がするので,追い追い確認した方が確実かもしれないので,ここはひとつ純粋関数型言語を使い始めてみるしかないのかもしれません.
    文法で少し思ったのは,ずっとカッコ(括弧)つける言語を触ってきたせいか,スペースだけで区切って関数を呼ぶのがとても綱渡りのように感じます.使いだせば「括弧とか邪魔」なんて言い出しそうなんですけど,どうも経験の差で気持ち悪いです.それから,関数型言語は色んな見慣れない記号がいっぱいでホントに別言語だなと思います.「君の知らない概念」というのがいっぱいなのでしょう.
    F#は.NET系の言語なので,共通言語基盤(以下,CLI)を使っているわけですが,それについての記述は主人公がF#なので当然抑え目で,ちょっと欲求不満というか,もっとやって!と思いました.ただ,これはC#をちゃんとやった方が理解は速い気がします.こっちの方が,.NETでは主役なわけですから.
    以上,読了後の感想でした.たぶん,開発環境を立てるのが大変なので友人が遊びだしたとか以外では,Haskellの方が使うのが楽なのでHaskellをメインに勉強を続けます.F#について読書できたのは,一つの言語だけの狭い視野にとらわれないいい経験になると思います.
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