ライブ制作メモ

  • 2016年8月19日&20日 第16回定期ライブ公演『歌謡サスペンス劇場 ~落日にごきげんよう~』




    ライブ公演を終えて約1ヶ月が経過した。

    準備から本番、そして終わった後も…なんというかフワッとしていた。



    台本に関して、最近のライブでは突っ込まれても揺らぐことはなかった。
    だが今回は“吟味”が足りなかったんだろう…揺らいでしまった。

    毎度ながらギリギリの準備時間ではあったが、
    それなりの内容を用意したつもりだった。

    だけれど、全員が納得できる内容ではなかったかもしれない。
    いや…いつでも“全員”なんてできないけどね。


    でも今回は悔しさが先に立つ。
    しかし、免れられなかったかもしれない。

    ④項目めに詳細を書き記すが…
    続けていくにあたり体制を見直す時がきたようだ。

    結果的にファンの皆様やお客様、そして『ソラマメ』にとって良い方向に行けば…と思っている。



    話は戻るが、今回のライブ公演もいつもと同じように真剣に作ったのは確かだ。
    そして「面白かった」と言ってくださった方たちには素直に応えたい。
    ありがとう!


    さて、今回も内容を振り返っていくことにしよう。
    興味がある方はどうぞお付き合いを。






    ① 内容決め




    いつ頃発想したのか正直覚えてないのだが…、

    毎度“夏”に行う公演は、その季節がら怪奇的なものやサスペンス的なものを取り扱っている。
    今回もその流れで考えていった。

    前回が過去の作品のリメイク公演だったこともあり、今回は第5回時の作品名『歌謡サスペンス劇場』を使ったらどうだろうと考えた。
    かと言ってリメイクということではなく、本家『火曜サスペンス劇場』(今の若い人たちは知らないだろうなぁ…)のように、
    シリーズ化してもいいのではないかと思った。

    そういう流れで『歌謡サスペンス劇場2』というタイトルになった。


    このタイトルが決まってからは、わりと早く大雑把な内容が決まった気がする。


    ◆今回の流れ&セットリスト◆
    http://notes.io/egw3
     


    上記のリンク先を御覧いただければお分かりの通り、
    今回は【曲のタイトル】で話が進んでいった。


    …いや、今回“も”かもしれないが(^_^;)
    結構使ってる手法です!笑


    なので歌う曲によって言葉の選択・出てくる単語が変わるわけである。

    必ず歌う曲『ソソソ、ソラマメです』『紙ひこうき、飛んだ』や、今回の公演のサブタイトルにもなった『落日にごきげんよう』以外は全て未定であったが、
    何でもいいというわけではない。
    自分たちが今歌っておきたい曲と物語の方向性を考えながら…
    その辺については、うまく収まったかなぁと思う。

    選んだ曲について記述しておきたいので、それは次の項目に預けるとしよう。







    ② 落日にごきげんよう



    そもそもこの曲は、7月11日の“下北沢BREATH”でのライブの為に用意していった新曲であった。

    だから今回の公演で歌う予定はなかったのだが、
    ①の項目に関することでもあるが今回の公演タイトルを決めたのと同時に、この曲のタイトルを公演のサブタイトルに決めたと思う。
    すんなりと違和感なく思い浮かんだのだ。

    『落日にごきげんよう』
    この昭和な響きが“歌謡サスペンス劇場”にぴったりな気がした。

    そしてこのフレーズとこの意味合いが、今回の作品に於いてとても重要だった。
    あくまでイメージに過ぎないが…
    そこからライブ冒頭で私が歌った『遠き山に日は落ちて』に繋がるのだ。

    この曲を明るく捉える人は少ないだろうが、私は夕暮れ時の寂しさと同時に“死”をイメージしてしまう。
    死にゆく人、死んだ人…

    それであの歌を歌ったのです。
    あくまで私のイメージでしかないが…あ、でも梅田もその解釈については同意してくれたなぁ。




    サブタイトルというだけでなく、今回この曲を歌えてよかったと思う。
    今回のセットリストで一番歌ってて楽しかった。

    この曲を作った時は、70%物語で、30%は自分の状況や思いを封入した曲だと思っていたが、
    公演で歌っていた時は逆転しているような感覚になった。

    そのくらい公演までの日々は色々あった(笑)




    …いや、笑えないんだ。
    でももう良い思い出です!経験です!




    …いや、嘘です。そう思いたいだけです…。




    まぁそんなことがあり、自分(達)が歌に近づいたのか、はたまた歌が近づいてきてくれたのかはわからないが…
    貴重な経験だったことは事実です。




    他の曲に関しては、

    1曲目の『ドレミファソラマメのマーチ』は【オタメシ♪ウタマメ】という企画の結果を受けて選び、
    http://soramameyuge.jugem.jp/?eid=223

    3曲目の『さよなら、街の灯』は…実は当初の予定では更なる新曲を入れるつもりだったが…
    全然間に合いそうになかったので8月だったこともありこの曲にした。
    (“死”のイメージも合ったので…)
    結果、この曲でよかったと思う。


    そして4曲目の『あのね』
    この曲は7月31日のマザー牧場でのライブで披露した新曲だった。
    なので今回の公演で初めて聴いた方が大半だったと思う。

    この曲は梅田と一緒に詞を書いたのだが、実はタイトル先行だった!

    マザー牧場前には今回の公演の内容は決まっていて、オチを【ゆげのメガネ】にしたかった為、
    【の】と【ね】があるタイトルにしたかった。
    (この時点で“さよなら、街の灯”は歌う予定にはなかったので…)

    そんなこんなで『あのね』と決まり、ソラマメにとっては珍しいシンプルなバラードになったのです。








    ③ 動画撮影




    今回のライブ公演は、久しぶりに“映像”が要の内容だった。

    予想はつくと思うが撮影もギリギリで行われ、
    編集作業も本当にギリギリだった(^_^;)

    不幸中の幸いというには大袈裟かもしれないが…
    先ほど話にも出てきた【オタメシ♪ウタマメ】のおかげで、私も動画編集を手伝えるようになった!

    今の時代は本当にすごいね。こんな素人でも動画が作れてしまう。
    なので梅田一人に押し付けなくて済むようになったのは、彼女にとっても私にとっても時間的にも精神的にも良かったと思う!笑



    映像の内容は、大体のことは①の項目に上げたリンク先に書いてあるが、
    実際に会場のLiveGarage秋田犬に伺い、夜中から翌朝まで秋田犬の周辺をうろついていたのだった^_^;

    エンディングの時間の関係でカットしているが、実際にはもっと色んな所で撮影した。
    不審者だったと思う。夜中だったから余計に…!



    撮影がギリギリだったので仕方なかったが、本当は、朝日を拝みたかった。
    落日からの朝日…。

    雨が降らなくてよかったが、『神田川から朝日を拝んでいる二人を、背後から知らない男性が見ている…』
    これが理想だった。

    “丸くて欠かせないもの”は【ゆげのメガネ】だったのかもしれないが、もしかしたら他の可能性も…!?
    と見せたかった。


    今思えばそれが撮影できなかったのも、今回の公演が曖昧な感じで終わった原因の一つだったかもしれない。
    うん、力不足を認めるしかない。もったいなかったなあ!



    あ、一つ書き記さねば。
    最後に映った男性の影は…何を隠そう、LiveGarage秋田犬オーナー・馬場さんです\(^o^)/
    馬場さん、ご協力ありがとうございました!!






    ④ 最後に



    ということで…終わってからまもなく一ヶ月が経つ。
    次回ライブ公演の背中が見えてきた。


    そして、次回は初のゲストをお迎えする。
    今までソラマメ二人のみで作り上げてきたが、役者さんをお迎えするのだ。
    サポートミュージシャンではない、というのが自分達らしい(笑)


    なので最近のようなギリギリの作り方は通用しないぞ!
    しっかり準備したい。


    想像するに今までとは違う、新たなライブ公演になると思う。


    そして様々な意味で区切りをつける公演になると思う。分岐点になるような。
    今ははっきりとは言えないが…。


    ソラマメのことに限らず、永遠ってないんだよな。
    進んだり戻ったり、出会ったり別れたり。
    年も取るしね。

    至極当たり前の事なのだけど。



    だから、これを読んでくださった方には感謝しかないのよ。
    相方でさえ読まないからね!笑
    その時その時を皆様生きていらっしゃると思うのですが、その一瞬にソラマメが入っているのならこんなありがたいことはないですよね。
    ありがとう。


    ではでは。また次回!


Copyright © Textt / GreenSpace