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  • Book☆Walke/角川グループの電子書籍を中心としたコンテンツ配信プラットフォームの記者発表会

    Book☆Walker
    角川グループの電子書籍を中心としたコンテンツ配信プラットフォームの記者発表会
    @  株式会社  角川書店
    http://instagr.am/p/E5KA/

    reported  by  津田大介
    http://twitter.com/#!/tsuda

    今日の出席者は角川歴彦氏(角川グループホールディングス取締役会長)、佐藤辰男氏(角川グループホールディングス代表取締役社長)、浜村弘一氏(角川コンテンツゲート代表取締役社長)、安本洋一氏(角川コンテンツゲート常務取締役)の4人。

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    佐藤「本日は角川の強みを活かしたユニークでオンリーワンのプラットフォームをご紹介したい。電子書籍は国内や海外の端末メーカーが競っていろいろな発表をしている。その中国内は個別コンテンツの配信や値段の問題に終始している状況」

    佐藤「その中で角川が目指すのはユニークでオンリーワンなプラットフォーム構築。角川グループには10社ユニークな出版社がある。ライトノベルやコミックなどのジャンルで存在感を示している」

    佐藤「角川は単なる出版社ではなく単なる映画会社ではなく、それらが渾然一体となった会社。グランドオープンは来年。11月にも新しい発表を行う。このプラットフォームに熱い視線を注いで欲しい」

    安本「角川グループは早期から電子書籍配信に取り組み、実績を積み上げてきた。2005年にiモードとEZwebで電子書籍を始めた。ラノベを中心としたラインナップで2006年度と比較して2010年は約18倍の規模まで成長している」

    安本「新プラットフォームの名称はBook☆Walker。角川グループ出版社10社が集結し、コンテンツを配信する。また、映像やグッズなど販売商品の横展開を行う。電子書籍をトリガーに、グッズやソーシャルゲームなどグループの全アセットを投入する」

    安本「ソーシャルゲームは、角川コンテンツのスピンオフ的なものを考えてる。外部ソーシャルメディアとの積極的な連携も考えている。Twitterなどのオープンプラットフォームをはじめ、内容をTwitterではき出せるソーシャルリーディング機能なども想定している」

    安本「外部コンテンツプロバイダも受け入れる。角川グループ以外の出版社やコンテンツプロバイダの参加を募り、出版、グッズ、映画映像、ゲーム会社などに幅広く呼びかけていく」

    安本「書店との連携も行う。紙の本との共存を実現するため、書店への誘導施策も考えている。しかるべき実証実験ののちに、書店との連携も強化していく」

    安本「角川グループ直営のBook☆Walkerだからできること。それはコンテンツ一つ一つの価値を高める、新しいコンテンツへの挑戦、新しいマーケット、新しい顧客の創造という3つ」

    安本「Book☆Walkerが目指すもの。それはユーザーにとってオンリーワンの専門店の集合体。今後の具体的展開だが、まず12月からiPhone/iPadのアプリ展開。来年4月からAndroidを含む各種タブレット端末やPCへの配信などに対応する」

    安本「12月に始めるBook☆Walkerの機能限定版は、ライトノベル、コミック、文芸、新書の4ジャンルで開始。来年4月のフル機能版はラノベ、コミック、文芸、新書、雑誌、実用書、写真などに対応。マルチデバイス対応や電子アイテム販売やソーシャル連携を予定」  

    安本「作品のラインナップや詳細機能は11月12日の電子書籍・コミックサミットin秋葉原にて発表します」

    角川「私は2010年にKindleとiPadというまったく異質な電子書籍リーダーが2つ出てきてこれをどう考えればいいのか悩んだ。出版社としてこれにどう対応するか考えてきた」

    角川「米国や台湾なども視察してきた中で見えたのは、電子書籍は孤立していた電子書籍がネットにつながったことの意味。電子書籍はクラウド(雲)の上に存在する星のような存在だと思う。知の宇宙。2010年は話題作りで電子書籍をすればいいが来年はそうはいかない」

    角川「電子書籍にまつわる発表はいろいろあるが、プラットフォームはなかなかできていない。いくら一点一点が輝いていてもユーザーには結びつかない。我々の仕事で一番大事なのはプッシュ型の仕事であるということを意識すること。ユーザーにプッシュしなければならない」  

    角川「コンテンツホルダーが単にコンテンツの提供事業者にとどまってはいけないと思った。電子書籍という星の塊を作る、それが結果的にプラットフォームを意識することになった。プラットフォーム事業を行うのは資金もかかるし企業として大きな体力がいるが、決断をした」

    角川「まずは角川グループ10社からスタートして、オープンなプラットフォームにすることで他社にも参加してもらいたいと思っている。角川が強いのはサブカルチャーだが、昔ながらの文芸なども拾っていきたい。しかし、これも知の宇宙の中の1つの星雲に過ぎない」  

    角川「我々は大きなプラットフォームになりたいが、独占的なプラットフォームにはしたくない。知の大きな宇宙でコンテンツの大事さを理解して参加してくれる企業を募集して大きな星雲を作っていきたい。その流れでネット事業者や家電メーカーも巻き込んで発展させていきたい」

    角川「まずはiPhoneとiPadでベータ版を出して、その中でいろいろな勉強をしながら来年度以降の本格展開につなげていきたい。電子書籍プラットフォームのあるべき姿について、皆さんも一緒になって考えてもらいたい」

    Book☆Walker  の特徴イメージ。  
    http://twitpic.com/30wdmd

    質問「よそにも呼びかけるということだが、どういう形で開いていくのか。個人でも使えるのか、企業を集めるのか」
    安本「楽天のようなモデルは考えてない。コンテンツプラットフォームとして、弊社のプラットフォームにコンテンツを出してもらうイメージを考えている」

    質問(時事通信)「書店との連携施策は具体的になに?」
    安本「1つの方法論は電子書籍に電子付録を付け、書籍にシリアルナンバーをふって、ID認証が行われたときに電子付録を購入できる的なことを考えている。しかしこれはまだアイデアベースの段階。コンテンツに映像を加えるといった実例もある。そのあたりも考えていきたい」

    質問(日経新聞)「自社コンテンツはこのプラットフォームだけで売っていくのか、それともほかのプラットフォームにも出すのか?」
    安本「新刊なども含めて、ほかのプラットフォームに出していく方向で考えている。ただ、プライオリティーが高いものは自社プラットフォームを優先するといったこともあるかもしれない」

    質問(日経新聞)「角川はサブカルやアニメなど、特徴がある。特徴を強調するのか総合的な方向でいくのか」
    安本「基本はユニークなカラーを持った出版社を集める方向になると思う。とはいえラインナップは今後検討することになると思う」  

    質問(日経新聞)「規模感は?」
    安本「2014年の時点でこのプラットフォームで30億を目指す」

    質問(朝日新聞)「電子書籍以外のコンテンツの特徴は?」
    質問「ソーシャルメディアの連携、Twitter以外は?」
    安本「ソーシャルリーディングという機能を考えている。我々のコンテンツを見て感動した人が共有して、それを広めていける展開を考えている。我々のグループには魔法の愛らんどもある。そことの連携(投稿機能など)も考えている」

    質問(  @yukatan  )「ソーシャルアプリとの連携の話。電子書籍をユーザーに届けるのが難しいという話があった。100万人に届けるためには認知拡大が必要だが、どうやっていくか」
    安本「進行開発中のソーシャルアプリが10本ほどある。そのアプリをこちらのプラットフォームに移植して展開することをまず考えている」
    浜村「うちのグループの出版でプロモーションしつつ、様々なSNSと連携する中で人を増やしていきたいと考えている」

    質問(インプレス)「電子書籍のフォーマット。マルチプラットフォームに対応するというが、クラウドにデータを置いて端末からアクセスするようなことはできるか」
    安本「12月の時点は.bookベース。4月以降はttxをベースにした中間フォーマットを予定し、応用しやすい形にしていきたいと思っている」

    以上で、Book☆Walkerの記者発表会は終了
    書店との連携ってのが本当にうまくいくなら、肯定的な意味でのガラパゴス電子書籍プラットフォームとして期待できそうね。どうやるのかという部分でかなり難しい気もするけど、うまくいくならむしろインディーズ音楽なんかとの連携に可能性がありそうな気配も。  
     by  津田大介

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