Public Notes

  • Another(上)

    Anotherのアニメの話をちょくちょく聞いていたんですが,アニメを今から見るのはしんどいので少しためらっていました.しかし,その後原作の方は,けっこうしっかりとした話だと聞いたので文庫をちょうど見つけて買って昨日読み終えました.
    最初の方は,「へー.ホラーなんだ」みたいな気分で読んでいたんですけど,人が死んでくるとどんどん止まらなくなって,すぐに上巻の終わりにぶち当たってしまいました.「Anotherなら死んでいた」という言葉の意味がやっとわかってきました.ただ,人数としてはまだまだみたいなのでこれからその言葉の意味をより理解してくと思うととても楽しみです.
    アニメでは赤沢さんが大活躍だそうですけど,原作だとてきとーに描写されて死んじゃうそうなのでちょっと残念です.幸い上巻ではまだあかざーさんは死んでいないので,まだ楽しみは残っています.
  • mruby

    ARGSS(RGSSのオープンソース実装)をmrubyに移植しているんですが,これがまたちょっとめんどくさいです.例えば,rubyだと要らなかった第一引数に必ず必要になるVMインスタンス.これを全部直していくのはとてもめんどうな作業になります.sedさんに大活躍してもらったりしているんですけど,それでも,うまく置換できないのがあったりと,まあ,大幅な書き直しが必要なようです.
    mrubyのAPIを触ってて思うんですけど,rubyよりもAPIが綺麗です.ちょっと驚きました.
    それから,ちょっと困ったら
    - http://mattn.kaoriya.net/
    あたりを検索するといいみたいです.公開された時にけっこうな活躍をされた方のブログなので,それっぽいコード片を探すならここです.
  • フロート系のアイス

    フロートというのは,ジュース(炭酸とか)にアイスを浮かべたものなんですが,最近,これの名を冠したアイスの良さに気が付きました.わたしは,口の中が油とかでべったりするのがそれほど好きじゃないのでシャーベットの方が好きなんですけど,シャーベットを食べているとどうしても口の中が冷えやすいわけで,フロート系のアイスにはそれの緩和剤として,シャーベットよりも少ない量のアイスクリームが入っていて,口の中が快適なまま食べ終えることができるのはとてもいいです.
  • 昨日の補足.

    Chrome Secure Shellの上級者向けのTipsとしてちゃんと出てくるんですが,ログインした後,ブックマークすればセッションを保存できるとか書いてあるんですが,現状,ホストとユーザ名くらいが限界みたいです.まあ,そうゆう時のためにscreenとかtmuxとかを使うわけですけどね.
    それから,term_.prefs_で行う設定は,localStorageに保存されるので消える心配はないようです.いざとなかったら,localStorageをクリアすれば設定も綺麗になるというのもありがたいかもしれません.
    それから,フォントの設定もChrome自身の最小フォントとかをいじりながら試した結果,わたしには6ポイントはどうしても使えないことがわかりました.一応,文字がそれっぽくわかりはするんですけど,ちょっと苦痛です.なので,今は7ポイントで使っています.画面に入る文字の量を考えるともっと小さくしたいのですが,こればっかりは視力の限界ですね.行間をもうちょっと詰められたらいいのかもしれませんね.
  • Chrome Secure Shell

    ちょっと前に,Chromeではsshが使えると伝え聞いていたんですが,iTerm 2をわざわざ起動するのが最近めんどくさくなってきたので,思い切ってターミナルエミュレータもChromeで済ましてみることにしました.とりあえず,
    - https://chrome.google.com/webstore/detail/pnhechapfaindjhompbnflcldabbghjo
    の通常版を使ってみたんですが,公開鍵が使えなったので,入れたままにして開発版の方を試しました.
    - https://groups.google.com/a/chromium.org/forum/?fromgroups#!topic/chromium-hterm/4P21C89X6w4
    - https://chrome.google.com/webstore/detail/okddffdblfhhnmhodogpojmfkjmhinfp
    にいけば手に入るんですけど,その前にchromium-htermグループに登録しないといけません.そのせいで,入手できなくてそれっぽい記述を見つけてやっと気づきました.Google GroupでChrome拡張へのアクセス権を操作できるんですね.
    で,肝心の公開鍵なんですけど
    - http://git.chromium.org/gitweb/?p=chromiumos/platform/assets.git;a=blob;f=chromeapps/hterm/doc/faq.txt
    に書いてあるように
    - term_.command.showFileImporter();
    とjsコンソールで打ち込み,ボタンを表示させそれをクリックして鍵ファイルを開きます.Promptというアプリでも経験したんですけど,こうゆう場合は秘密鍵を渡すようです.
    で,さっき上のテキストファイルを見て気がついたんですけど,けっこう色んな設定ができました.拡大率を制御することで小さくしてたフォントは,
    - term_.prefs_.set('font-size', size)
    で背景色と文字の色は
    - term_.prefs_.set('background-color', 'white')
    - term_.prefs_.set('foreground-color', 'black')
    で変更できます.わたしは,黒背景だとよく見えないので,これができるのは助かります.それとカーソルの設定も色々できるらしいので,興味のある人は目的の設定方法を探すといいです.バックスペースの設定は,けっこう大事かもしれません.わたしは,Emacs側の設定をしているのでそんなに気になりませんけどね.
    何でこんなにjsコンソールを使わないといけないのかというと,「β版だから我慢して> 余談なんですが,このアプリはhtermにsshをちゃんと使えるようにしたものらしく労力はそれほどかかなっていないと思うんですけど,「NaClでここまでできるよー」を示すにはとてもいいのかもしれませんね.htermというのはhtml-terminalの略でjsで実装されたxtermクローンらしいです.ただ,hterm単体では,sshが使えないのでこのアプリではそこんところをNaClで克服していました.
    以上,iTerm 2は犠牲になったのだ,という話でした.
  • 銀河へキックオフ!!

    NHKで一挙放送をしていたので観ました.すごいよかったです. わたしはもっと暗い話の方がずっと好きなんですけど,それを差し置いても素晴らしかったです.
    最初は,タイトルとかからイナズマイレブンを想像していたんですが,そんなことなくて,「イナズマってなんですか?それおいしいんですか?」と次第に思うようになっていました.それっぽいダサいネーミングがところどころあるのは事実ですが,それでも子どもっぽいで済まされる程度でした.なんというか,ダサいなんて言った方がダサい空気というのがあるんですね.
    主人公は,立場上の補正がいくつかあるんですが,違和感があまりないので,うまく設定したなーと思いました.人望,視力,声量,平均的なフットボール力は劣るが主な特徴なんですが,バランスがいいです.順当に育てば,コーチから得点力を引いて,チームの要になれる感じなんでしょうね.声が大きいらしいんですが,役者さんが普段から既にけっこうな声を出している気がするので,あんまり声に威圧にされませんでした.
    それから,ここまで主人公とヒロインが高めあってるのは久しぶりに見ました.最近のトレンドというか,わたしの嗜好というか,どちらかが圧倒している作品のほうが多い気がします.それか,ヤンデレという性能が高いのに精神的な脆さを露呈させる関係もあります.ともかく,主人公とヒロインがここまで対等だとなんだかとても眩しいのです.
    ヒロインの娘の声も,とてもよかったです.関西弁(正確には大阪弁?)についてあんまりわからないんですが,他のアニメよりもアクセントが自然で,声もとても元気なのはとても気持ちよく感じられます.
    で,まあ,今回は1〜8話だけだったんですが,思ったよりも引きこまれてしまったので,9話からの視聴を開始しようかと思います.
  • rss_twi2urlをHerokuに移した.

    わたしのTwitterアカウントのTL,リスト,保存した検索から抽出したURLをrssに変換してる
    - https://github.com/take-cheeze/rss_twi2url

    - http://floating-dusk-8988.herokuapp.com/
    に,移しました.前,失敗したんですが,いくつか解決方法を思いついてなんとか移行にこじつけることができました.とりあえず,自分の環境のCPU利用率を圧迫しないで済むようになって快適です.
    因みに,OAuth認証していない場合,上のリンクへアクセスるとOAuth画面へリダイレクトするようにしたので,コンソールからURLをコピーする手間が減りました.Express(フレームワーク)だと302を送るのがすごい楽なんですけど,そうゆうのを使っていないとめんどくさいですね.
    そういえば,どのバージョンのnode.jsとnpmがHerokuで使えるのか調べたんですが,クリティカルなページがあって助かりました.
    - http://d.hatena.ne.jp/sasaplus1/20120503/1335980529
    以下のマニフェストに書いてあるバージョンをpackage.jsonのenginesで指定すれば,ちゃんと動きます.
    - http://heroku-buildpack-nodejs.s3.amazonaws.com/manifest.npm
    - http://heroku-buildpack-nodejs.s3.amazonaws.com/manifest.nodejs
    node.jsそのものでのzlibサポートやchild_process.forkが新しい機能らしく,デフォルトのバージョンだと古くて使えないのは困ります.
    それから,Herokuでの標準エラーとか標準出力を監視したい場合は,
    - heroku logs -t
    と打てばwatchしなくてもいいようです.
  • 囲碁

    昔,ヒカルの碁ブームで囲碁を覚えたクチなんですけど,気の長いおじいちゃんがするようなゲームなので,たまーにしては飽きての繰り返しをよくしています.で,最近,たまーにする周期が巡ってきてiOSアプリのSmart Goというのを買ってやっています.
    250円の一番安いのを買ったんですが,19路盤が付いてなかったのは少し残念です.13路盤で基礎を固めるのも悪くないですけど.
    とりあえず,Undoありでなんとか,白番を勝てるようになって来ました.最初は凡ミスとかで,置き石があっても負けることが多かったんですが,少しは考えるようになってくると,それなりに勝てるようになってきて楽しいです.特に,圧倒的な中押し勝ちで終わることができると,とても気分がいいです.
    っと,まあ,空き時間を見つけながらどんどん打てたらいいと思います.目標は,賭け事よりも楽しいと思えるくらいです.
  • ネットワーク通信技術入門

    - http://booklog.jp/item/1/4798111619
    図書館で見つけて,まあよさそうだったので借りてみました.まあ,よかったです.星にすると,★★★☆☆といったところでしょうか.
    内容は広く浅くといった感じで,あんまり深く掘り下げないので,資格取るのにはよさそうだなーと思いました.ポアソン分布が出てきたりするんですけど,精々そこまででエラーの確率とか「そうゆうこまけーことはいんだよ」感じはあります.そうゆう細かいことを解説しだすと,本が一冊くらい出来上がるんでしょうけど.
  • プログラミングF#

    友人に借りてたのを読み終えました.
    - http://booklog.jp/item/1/4873114667
    F#のことを一通り網羅していて,とてもよかったと思います.ただ,Windows環境を持っていないせいかあんまり読むモチベーションがうまくコントロールできなかったのはあんまり関係ない話です.
    F#は関数型プログラミング言語と聞いていたんですが,あんまりそんな感じがしなかったというか,Haskellの記号ばかりでよくわからない(´・ω・`)っていう印象が強かったせいか,関数型プログラミングもそんなに難しくないなーと思えたのは一歩前進かなと思っています.F#自体,mutableなデータ構造とか,冗長だけど確実な書き方とか,そうゆうのがけっこう許容されているらしいので,優雅ではないけどそれなりに書けそうな感触をつかめたのはとてもいいです.
    余談ですが,純粋関数型言語というのは副作用がないという記述をしばしばみかけることが多いですけど,実態は「副作用がよく管理されている」という風に映ったのは間違ってはいないと思っているのに自信がない実感です.でも,こういったことはプログラミングそのものとあんまり関係ない気がするので,追い追い確認した方が確実かもしれないので,ここはひとつ純粋関数型言語を使い始めてみるしかないのかもしれません.
    文法で少し思ったのは,ずっとカッコ(括弧)つける言語を触ってきたせいか,スペースだけで区切って関数を呼ぶのがとても綱渡りのように感じます.使いだせば「括弧とか邪魔」なんて言い出しそうなんですけど,どうも経験の差で気持ち悪いです.それから,関数型言語は色んな見慣れない記号がいっぱいでホントに別言語だなと思います.「君の知らない概念」というのがいっぱいなのでしょう.
    F#は.NET系の言語なので,共通言語基盤(以下,CLI)を使っているわけですが,それについての記述は主人公がF#なので当然抑え目で,ちょっと欲求不満というか,もっとやって!と思いました.ただ,これはC#をちゃんとやった方が理解は速い気がします.こっちの方が,.NETでは主役なわけですから.
    以上,読了後の感想でした.たぶん,開発環境を立てるのが大変なので友人が遊びだしたとか以外では,Haskellの方が使うのが楽なのでHaskellをメインに勉強を続けます.F#について読書できたのは,一つの言語だけの狭い視野にとらわれないいい経験になると思います.
  • OAuthと時計

    OAuthがうまくいかないと思ったら,
    - https://dev.twitter.com/discussions/1043
    に書かれている問題に遭遇したみたいです.自分の環境の時計が狂っていた場合,OAuthが使えなくなる症状が報告されています.OAuthでは,UNIX時間を使っているのでそれが原因かもしれませんね.
  • ヒィィィィィィィィィ

    - http://iwadon.tumblr.com/post/23163062534/github-growler-public-notes-textt
    なんか見覚えのある文字列だなー,と思ったらわたしが書いた記事でした.びっくりです.
    ちょっとした補足なんですけど,Github Growlerを日単位で(例えば,3日動かしっぱなしとか)起動したままにすると,重くなってきてしまいには,CPU利用率を圧迫し始めます.アクセスビリティモニタで,perlが重たいなーと思っていたら,それはGithub Growlerのもので,そういえばずっと起動したままなのを思い出し,再起動したら元の善良なプロセスに戻りました.たぶん,何かのリソースリークが起きているのだと推測されますが,例のごとくPerlはよく知りませんので,再起動して対策しています.
    っと,まあ,たまにはGithub Growlerを再起動してあげてくださいというお話でした.
  • GUNSLINGER GIRL

    GUNSLINGER GIRLの最新刊までやっと追いつきました.全く安全地帯とは素晴らしいなと感激した次第です.身体を改造され武器を手に闘う方が幸せと思えない環境で育てたのは,幸いだと思います.
    ペトルーシュカが登場してから,主人公が交代してしまって,なんだかインなんとかさんを思い出しました.そして,主人公が元に戻ったと思ったら大事な人を撃ってしまい,その人と自決です.( ^ω^ )どうしてこうなった!?
    新しい主人公,ペトルーシュカですがなかなか魅力的なので,すんなり交代してしまったのも無理がなかったです.担当官の人もとてもかっこいいし有能なのはポイント高いかと.社会福祉公社が解散しても,公安とか別の諜報機関にでもすぐに転職できそうでした.
    アンジェリカは,(`・ω・´)ゞしかできません.お疲れ様です.元担当官の人もこのまま生き延びてくれればと祈っています.脳の限界が先に来るというのは,なんというかアンチエイジングとか言ってる人たちの死に方を見ているようです.醜さというのはこうゆうところに宿るのかと感心します.
    クラエスの眼鏡の話は,原作のほうが葛藤があったのだと思いました.アニメだと眼鏡外せばOKみたいな感じだったんですけど,原作ではその発想がないのか,血の通った約束は条件付けよりも強いのか,といった感じです.わたしは,後者だと踏んでいます.
    ジャコモ=ダンテは,久しぶりに( ・∀・)イイ!!悪役に出会えたなと思います.スカイ・クロラのティーチャとか,ガンダム00のサーシェスとか,それくらいいいです.零戦に載っているくらい太い口径の銃弾とか,核兵器,ミサイル.使い物も( ・∀・)イイ!!ので最高だと思います.ジャンさんと道連れに死んだかと思われたんですが,エンリカの親友に捕まって結局復讐が果たされなかったのは,きっと公社が救われるための生贄にされるのだろうなと思うと,作者は優しいなと勘違いしてしまいます.
  • 量子化学

    「ものが壊れるわけ」という本を読み終えました.
    - http://booklog.jp/item/1/4309251846
    この本をタイトルのとおりに読んでも,どうして壊れるのか?,というのは全くわからないんですけど,量子化学の本として読んだ場合けっこう面白いなと思います.タイトル詐欺かもしれないですけど,十分面白いのは評価できますね.
    はじめの方にある歴史についての部分はとてもよく調べてあって,日本人なのに日本刀についてよく知らないなと痛感させられたり,人類の進歩について,よくわかりました.それから,繰り返し出てくるタイタニック号沈没の原因についても,本来ならしつこいと思ってしまうようなところを,視点を何度も変えてくれるおかげで,繰り返し見返すことができるのは,著者のセンスを感じます.
    「衝撃的,ただただ衝撃的」では,著者がポンプ会社の弁護士に協力して,ポンプ会社の無罪を勝ち取る話なんですけど,潔白の証明というのがどれほど,めんどうなことか想像するのを放棄するくらいにはわかりました.幸いこの時は,相手側が完全に間違っていただけで,証明ができたんですが,とりあえず金がないので訴えてみたっていうのを相手する場合ってこうも疲れるんだなと,やったことも無いのにパスが発動するのはまったくこわいことです.
    8章で,プルトニウムを使った原子力電池について,けっこう詳しく解説していたのは,とてもよかったです.宇宙関係でよくでてくる電池なんですけど,宇宙で使うのは当然らしくて詳しい解説はあんまりないので,これを機に多少マシな理解を得られました.要は,プルトニウムの核崩壊で生じるエネルギーを電力に変えて,この場合小型で長持ちな電池を実現できるということでしょう.で,本文では「そんな安全対策で大丈夫か?」と装備を聞いてきそうなノリで検証するわけですが,うまく咀嚼しきれていない部分なので結論は著者が見る限り,とある菌の嫌気呼吸によって生じる毒が原因の食中毒を気をつけた方がいいそうです.危険だと認識していると,危険だと認識されていないものよりも安全にできるいい例なのではないしょうか?
    それから,最後の方は著者自身の研究についてで,量子化学に憧れている者としてはとても参考になりました.たぶん,きょーみない人が読んでもあんまり面白くないかもです.ただ,計算◯◯学に携わる人を二分する方法とか,ちょろちょろ面白い話はいくつかあります.
  • NEC無双

    - http://booklog.jp/item/1/4501324805
    「指紋認証技術」を読み終えました.第一印象は,NEC TUEEEEEEE!でしょうかね? たぶん,NECの方も執筆に参加しているのできっと自画自賛なんですけど,実績があるので自他共に認めるといった感じですね.USAが冷戦の影響で指紋にお金をかけられなかった事情とか,その他諸々あるんですけど,自力で世界中で使われて信頼性も高く国際標準化までできたのは,NECの実力だと思いました.
    少し細かい話になると,指紋認識のためにハードウェアをわざわざ設計するのは,時代が違うな,と世代ギャップを感じます.今なら,よっぽど特殊な計算でも無い限り,ちょっとした並列計算のライブラリとかを使えば,事足りるのでしょうけど,処理能力が足りなかった時代は,ハードウェアを設計するコスト < 計算能力だったのでしょうね.
    アルゴリズムとか,画像認識とかの話はちょっと触れる程度で,正直あんまりわからなかったです.実用化の歴史とかを読むだけなら十分なんですけど,数式の解説とかを入れると,数倍の厚さになると思うので導入としてはいいのかと思いました.機会があったら参考文献にあった論文を漁ってみようかとは思っています.それから,指紋認証開発キット(SDK)もあるらしいので,こっちもまた機会があったらと.
  • bufferstream

    Node.jsのBufferは便利なんですが,ストリームとして使えないのが玉に瑕だと思っていたんですが,わたくしごときがそう思っているなら,大体そうゆう問題は解決されているわけで,
    - https://github.com/dodo/node-bufferstream
    というのがありました.Read/Writeできるストリームらしくて,pipeもちゃんと使えるようです.
    ただ,使う時にNode.jsのストリームもまだちゃんと扱いきれていないせいか,pipeを設定した後にデータをend()で流さないといけないこと気がつくのに遅れて困りました.
    で,まあ,ずっとBufferはpipeできると勘違いして書いていたコードがこれで解決しまいした.めでたしめでたし
  • DeflateRaw

    - http://nodejs.org/api/all.html#all_zlib
    で,DeflateとInflateにRawが付きのものがあるということがここ最近ずっと疑問だったんですけど,最近やっと使い道がわかりました.端的に言ってしまうとHTTPとかでデータをやりとりするときはRaw無しよりもこっちを使った方がいいみたいです.
    きっかけは,
    - http://validator.w3.org/feed/
    というRSSフィードの妥当性を検査するサービスでした.Rawなしで送っていたらデータが壊れていると言われて,Chromeではちゃんと動いていたのにおかしいなーと,ドキュメントを見ていたらRaw付きならいいかもしれないと思って試したら見事うまくいきました.ドキュメントには,通常のdeflateではzlibヘッダを付加すると書いてあったのでたぶんそのデータが要らなかったのだと思います.
    っとまあ,node.jsでサーバから圧縮したデータをdeflateして送るときは,DeflateRawの方がいいかもしれないといったお話でした.ドキュメントのサンプルだとRawは付いていないんですが,feed validatorはwebの標準をまとめているところのものなので,たぶん,こっちの方が正しいと思います.たぶん.
  • ギルティクラウンのノベライズ(前編)

    レクイエム・スコアの前半部分(2冊)を読み終わったので感想を書いておきます。二冊で1クール分の物語をカバーしているようです。
    まず、小さなズレが多層に渡って重なった場合に生じるのがあのアニメかと苦笑いしました。ノベライズでそれなりに一貫性があるのを見ると、脚本家同士の認識の違いとか抑えるべきところを間違ったとか色々と想像してしまいます。例えるなら、食材に関して全く知らないベテランに高級食材を任せて、料理の出来が微妙だったといったところでしょうか。それぞれのコンビネーションが絶妙にマイッチングするというのは怖いですね。
    アニメで語られなかった部分は主に
    - ルーカサイト攻略の具体的な方法
    - キャラの性格とか立ち位置
    - その他の細かい設定
    だと思います。
    一つ目は、物語としての山場なのに、すっごい力ですごい台無しになっていたシーンとして個人的に印象的です。ネタバレ上等で結論を言うと、ダリルのヴォイドを使いました。ただし、「ヴォイドの融合」を使っていのりのヴォイドソードと融合、力の底上げでルーカサイトと張り合っています。たぶん、「ヴォイドの融合」は2クール目の中盤でガイがミサイルを撃ち落とすのに使ったアレです。誰かちゃんと解説して欲しかったシーンでした。
    二つ目は、キャラクターがほとんど、人間として理解できないところに関するものです。アニメでは確かにクズだった登場人物がノベライズでは説明不足なところが少ないので、ある程度客観的にみてクズな人がちゃんと浮き彫りになりました。
    三つ目は、匂わせるだけでもして欲しかったところです。また、重要な設定なのでより強調して欲しかったところもあったのでそれについても触れます。
    - セガイさんがガッツ男に対してカウントしていたポイント
    - スカイツリーが爆破された理由
    - 四分儀の「流石です」(城戸研二がそれについてボヤく描写が個人的に思いついた)
    - 葬儀社が腐ってもテロリストなところ
    - いのりの歌とゲノム共鳴
  • node.jsで圧縮

    node.jsでサーバ書いているんですけど,圧縮しないと性能的に満たされてなくなってきたので,どうにかできないかと調べたら,なんとかなりました.まず,zlibがnpmを使わずともnode.js組込みで使えるようになっていたらしいです.で,そのドキュメントが
    - http://nodejs.org/api/zlib.html
    です.一通り使い方が書いてあるので,これに書いてある通りにやればだいたいうまくいきます.httpのクライアント・サーバ双方の使い方があるのはとても助かりました.
    で,一つ成功すると次もしたくなるのが人間の欲というもので,node.jsでけっこう有名なモジュールrequestでも圧縮したデータを扱いたくなります.
    - https://github.com/mikeal/request
    いくつか調べてみたところ,これそのものをforkする必要はなかったです.(した後に気が付きましたorz)やることは,
    - リクエストヘッダのAccept-Encodingに'gzip,deflate'をセットする.
    - encodingを指定しない.(Bufferをコールバックに渡すようにする)
    - 受け取った時にちゃんと展開する.
    の3つです.ちょっとめんどくさいですが,ネットワークのオーバーヘッドが減ると思うと,大したものではないかと思います.
    それから,child_process.forkの通信でも圧縮したデータを転送したい場合があるんですけど,Bufferではやり取りができないみたいなので,base64でエンコードしてやりとりしてみました.base64でいいのか微妙なんですけど,他のencodingを見る限りこれが無難かと思って,容量が増えるかもしれないけど,base64にしています.よくわからないです....
  • ストライク

    好きな絵師さんが挿し絵とカバーを書いているライトノベルを買ったら,そこそこよかったです.タイトルは「桜色の春をこえて」なんですが,たまたま行きつけの文房具屋さんで見つけて,絵師衝動買いでした.
    内容は,女の子二人が同居してキャッキャウフフする話です.繰り返します.女の子がキャッキャウフフする話です.本筋は,それなんですが一応物語なので,わけありで,二人とも家庭環境でそれなりに問題を抱えていて,他人との関係に悩んでいる設定があります.
    一人は優等生,もう一人は問題児だそうで,二人ともわけあって,両親と暮らしていません.物語は,優等生の娘が管理人さんたちのミスで家を出ないといけなくなって,たまたま隣に住んでいた「不良」の娘のところに居候することから始まります.
    断っておくんですが,「不良」とよく形容される彼女ですが,損な役割でそうゆう役に当てはめられているだけで,けっこう普通です.ちょっとケバいとかそんなだけなようで,もう少し言葉を選んでもらった方が読む方としても安心できたかもしれません.「不良」という言葉けっこうな烙印なので.
    悪い人が出てこないのは,不幸ぶっている彼女たちにはとてもいいのかなーと,ほっこりします.彼女たちの両親は見方によっては,善悪別れてしまうので数えないとすると,二人くらいしか悪人らしい悪人は出て来ませんでした.本当の意味で「不良」と転勤してしまった教師なんですが,両方とも出番は少ないんですが,波紋だけはとても大きかったです.そうゆう「影響」の描写はとても丁寧な気がします.
    それから,いい大人がいっぱい出てくるのは,名作の証だと思います.実力の伴った口煩い教師,主人公達の母親とは対照的なご近所のママ,指導者として優秀であろう弓道部の顧問.みんなみんなかっこいいです.中でも「ガンジー」と呼ばれている柏崎先生は,作中で一番かっこいいので,最後までちゃんと見てあげるといいかと思います.
    ただ,不良っ娘の趣味は作者の趣味っぽいので,もっと相応しい趣味を与えられなかったのか,悔やまれます.
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