ライブ制作メモ

  • 2012年1月8日 『東京タワー ~さとしとけいこと、時々、スカイツリー~』


    「時代は競争じゃない、共存の時代ですよ」


    今回のライブで何が言いたかったのか。

    そんな大げさなメッセージを毎回立ててる訳ではないが、敢えて言うなら梅田に言わせたこの台詞に尽きると思う。



    今回、何故『東京タワー』になったのか…


    実は自分でもよく覚えていない(^^;)


    前回たまたま『ドラえもん』というテーマが見つかり、それがたまたま“旬”なテーマになり良いタイミングでライブをすることができた。
    (ライブの少し前に‘藤子・F・不二雄ミュージアム’ができ、ライブの少し後に某CMでドラえもんの実写化が放送された)


    だから今回もできれば旬なテーマを扱いたかった!


    スカイツリーというのは前から何かに使えそうだと思っていたことと、


    私か梅田かどちらかが“話せない”という発想は前々からあったことが、


    今回の『東京タワー』への流れに繋がった…んだと思う。


    以前やったネタで、“話せない”ことにより、もう一度使えるかもしれないと思ったネタがあったのだが、それは結局やらない方向になったので、色々一から考え直した。


    “話せない”ことはどうにも不便なことかもしれないが、何かが制限されることにより出てくるネタもあるもので、それは今後の参考にもなった。


    そして今回、1月8日という日程もあり、
    「あの二人」を出すならこの日しかない!というのも手伝った。

    新年だし、めでたい!ってことで♪

    でも前々から見てくれているお客様は『優柔不断だんマン』はもう飽きただろうという思いもあり、前から頭の中にあった『勝ち気な娘』をやってみることに!

    見事に私(東京タワー)をどん底に落としてくれたと思う!(笑)

    私の中の想像図を梅田がよく表現してくれた。

    あの装置はこれからのソラマメに欠かせないものになるだろう!


    話は戻り『東京タワー』は旬だったのかわからないが、
    只今「ALWAYS 三丁目の夕日 '64」が公開中!ご存知の方は多いと思うが、この映画シリーズは東京タワーを象徴として使っている!
    一作目は東京タワーが出来た年が舞台だし、それもあって今回ライブが始まる前にこの映画のサントラを流させて頂いたm(__)m



    今回ネタが盛り沢山だった為、曲の方は馴染みのある曲を選択することにした。

    だが『とべないロボット』はアレンジしたり、『空を駆ける』はキーを上げた。

    そして…この2曲は、“東京タワー”の気持ちを代弁できるのではないか、という思惑もあった。



    今回のライブの反省点を挙げるならば、リハーサルが足りなかったな、という点だ。客観的な見方ができなかった。


    次回それは改めるとして…


    次回はもうちょっと単純な物をやろうと思う!(^_^;)


    自分で言うのも何だが…今回の内容、深かった。

    梅田の冒頭の場面を練習している時により感じた。

    ライブ終了後、梅田に「しばらく長ゼリフはいい」と言われたのを思い出す。

    大変だったよねぇ…
    まぁまたそのうち読んでもらうと思うので、覚悟しておいてください!


  • 2011年11月3日 『のび太とドラえもん』

    ソラマメ復活、初ライブ。


    今回のライブは、
    「のび太とドラえもんの関係性が羨ましい」
    という私の語りからスタート。


    のび太とドラえもんの関係性がソラマメにも通じればいいなという思いも込めて、最後にああいう展開で締めたのだが…


    見て頂いたお客様にはどう映ったのだろう?




    この「のび太とドラえもんの関係性」に焦点を当てたのには、ある方から頂いたメールがきっかけだった。


    それは今回から発刊し始めた「まめずかん」に掲載した、ドラえもんの道具で何が欲しいかというアンケートに『どらやき』と答えた方からの物だった。


    なんて欲のない回答なんだ!と私は感動し、その旨をその方に伝えたら、色々と付け加えて返信してくださりその文面の最後に、


    『ドラえもんだと、あんな素敵な友達に囲まれてる、のび太くんを微笑ましく感じます。』

    って添えられていた。


    はぁぁ!そんな視点で「ドラえもん」を見たことがない!!
    目から鱗というか、すごいなって思った。深いなぁって。


    「ドラえもん」って奥深い。
    子供の頃は単純に見ていたものでも、大人になると感じ方が変わる。それはドラえもんに限らずだろうが。




    そんな「ドラえもん」の世界も大人が描いている訳で…


    子供の時の目線って、忘れたくないけど忘れていくもので…


    でも私は忘れたくないなぁって思う。


    いや実際は忘れているんだ、思い出すのは風景だったり感触だったりすごく断面的で…


    だから変な話、それを頼りに想像するしかない。


    今回歌った新曲「キラキラ光る」は、まさにそういう思いで作った曲です。




    最後に、

    ライブの前にドラえもんの音楽を流したのだが…


    約25年間、ドラえもんの音楽を担当された菊池俊輔さんの音楽なしには、私達の中に染み付いている「ドラえもん」は語れない。


    ワクワクする音楽。世界観。


    私もそういうものづくりを目指したい。



    (2011,11,7〜15 『おやつ日記』一部抜粋、2012,1,20 追記)


Copyright © Textt / GreenSpace